エアプサン(BX、ABL)はLCCの要素とFSCの要素と、両方を兼ね備えている航空会社。

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エアプサン(IATAの航空会社コード(2レターコード);BX、ICAOの航空会社コード(3レターコード);ABL)という、格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)の航空券を購入し、搭乗することになったので、気づいたことや調べてわかったことの備忘録です。

この航空会社、隣国・韓国のアシアナ航空(OZ、AAR)という大手航空会社の子会社です。
このたび乗ることになって調べてみるまで、私は完全子会社だとばかり思っていました。
しかし、アシアナ航空の出資は過半に満たないようです。ですから、連結決算の対象にすらなっていない、はずです。
この点、日本のLCCの数社のうちのひとつであるバニラエア(JW、VNL)が全日本空輸(NH、ANA)の完全子会社になっているのと事情が異なります。

特記しておきたいのは、この航空会社がLCC的な要素と、対照的な概念であるFSC(フルサービスキャリア)の要素と、両方を兼ね備えている点です。
私はこれまで、エアプサンはFSCに近い会社だという認識でいましたので、まず後者から説明します。

  • 成田空港では、多くのLCCが発着する第3ターミナルではなく第1ターミナルを利用する
  • 受託手荷物も20kgまでは無料
  • (九州と韓国とのごく短い国際線を除き)無料で機内食が出る

一方で、購入の前後で調べて判明したのですが、LCC的な要素も(残念ながら)あります。

  • 搭乗によって付与されるマイルは、アシアナ航空のプログラムに加算することもできない
    (アシアナ航空とコードシェアしているので、アシアナ航空の便として購入した場合はこの限りではない。)
  • 釜山(PUS)では自動チェックイン機によるチェックインができるが、成田(NRT)ではできない
    (釜山ではできるけど釜山以外ではできない、という表現のほうが正確な模様。)
    などです。

また、私は今回、H.I.S.(エイチ・アイ・エス)で購入したのですが、Tripple(トリップル)というシステムで事前に座席を指定しようとしても、窓側の席か、通路側の席か、というざっくりとしたリクエストしか受けつけてくれません。
ウェブ上を巡回していて、こんなサイトを見つけました。

http://www.infini-trvl.co.jp/product/tool/tripple/pdf/tripple.pdf

――これによると、Trippleのシステムは、シートマップで座席の指定ができるものだったり、そうでなかったりが航空会社によって異なるようです。

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