現場の裁量で可能になる振替輸送がある?~成田-成田空港間~

振替輸送という制度があります。
簡単に説明すると、A駅とB駅とのあいだを走るある路線が不通になったときに、両駅間を移動するのに有効な乗車券(きっぷ)を持っていれば、並行して走るほかの鉄道会社の路線に乗車できる、というものです。
たいてい、なんらかの事故とかトラブルが発生したときに適用されます。

鉄道会社内の意思決定のしくみをよく知っているわけではないので推測でしかありませんが、振替輸送を実施するかどうかの判断は、現場で動いている駅員さんではなく、それらを統括する部署のひとたちである、はずです。
なにせ、鉄道会社どうしの貸したり借りたりが発生するシステムですから。

ところが以前、どう考えても現場の裁量で振替輸送の対象となったのではないか、と思われるケースに遭遇しました。

それは、私がJR線の成田駅(千葉県成田市)から空港第2ビル駅(同)までを移動するさいのことでした。
その日の私の行程は、我孫子駅(千葉県我孫子市)から成田駅へ向かい、成田駅で乗りかえて成田空港へ行く、というものでした。
しかし当日は、季節外の降雪がありました。
その影響で、成田駅へ向かう電車が徐行運転を実施し、遅れて成田駅に到着したのが30分ほど遅れてしまいました。
そのせいで、成田駅から先の成田空港へ行く電車に接続しなかったのです。

成田駅から成田空港方面への電車は、1時間に1本か、多くても2本しかありません。
遅れて着いたのが30分ほどだったために、つぎの電車まであと30分ほど待たなければなりませんでした。

一方、成田駅の近くには京成電鉄の京成成田駅という駅もあります。
この駅からもほぼ並行して、成田空港駅まで電車が走っています。
この路線は、成田空港へ行く電車が1時間に3本もあります。

私が乗っていた電車が遅れて到着しただけであって、成田駅から先のJR線が不通になっているわけではありません。
なので、振替輸送の対象にはならないだろうな、と私は思いました。
それでも、ダメでもともとで、成田駅の改札口の駅員さんに訊きました。
振替輸送で、(JR線と並行して成田空港駅まで走っている)京成線に乗ることはできませんか?、と。

返答は意外にも、いいですよ、というものだったのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です