駅のプラットホームで優れているのは対向式ではなくて島式

上下1本ずつ、計2本の線路が敷いてある鉄道の路線の、駅の形態は大半のものがふたつの種類にわかれます。
ひとつは、対向式と呼ばれているものです。上下の線路の外側に1面ずつ、計2面のプラットホームが”対になって向かいあわさって”いるスタイルのものです。
もうひとつは、島式とよばれるもの。2本の線路のあいだに1面のプラットホームが、(線路を海に見立てたときに)”まるで島のように存在して”いるところからこのような呼びかたがされています。

対向式、島式、それぞれにデメリットとメリットがあります。
よって、総合的に評価したときに、どちらのほうが優れているんだろう、という疑問を昔からいだいていながら、なかなか結論を出すことができずにいました。

しかしいまでは、私のなかで完全に答えは出ています。
より優れているのは、島式のほうです。

島式であれば、上下線のどちらか一方向だけが混雑しているとき(たとえば朝の通勤時間帯など)、比較的すいているもう一方向の面積的な余裕を利用することができます。
理由はもうひとつあります。それは、乗客にとって使い勝手が良い点です。

ふだん利用する駅であれば、迷うことはありません。しかし土地勘のない、遠出先や、遠出先でなくとも初めて来た駅などでは、自分がこれから乗りたい方向へ行くためには、どっちに着く電車であるかを見極める必要があります。
島式であれば、どちらかわからずとも、とりあえず1面しかないプラットホームまでやって来て、それから判断すれば済みます。
しかし対向式だと、どちらのホームに降りる(ないし昇る)べきなのか、ホームへ着く手前の段階で決めなければなりません。

寝過ごしたり乗りまちがえたりして、逆方向の列車で引きかさなければならないとき、島式であればほぼバリアフリーです。
一方の対向式ならば、反対側のホームへ行くのに階段の昇降を必要とします。場合によってはそれにかかる時間のせいで列車を1本、待たなければならないことにもなります。

その路線が建設、敷設されたときの経緯や土地の制限上の理由から、島式ではなく対向式のホームになった、という事情もあることは考えなければなりませんが、鉄道を利用するさいは、駅ごとに、そんな優劣を考えながら乗ってみてください。

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