釜山の西面にあるトンカツ店・シロイ トンカス。リーズナブルで味の質もなかなか。

韓国の飲食店の流行り廃りには激しいものがあります。
機会があれば食べに行こうと思っていたレストランがつぎに来てみたときに、跡形もなく消えちゃってるじゃないの!ということがよくあります。
ここで報告しようと思ってカメラで撮りためたのに、あっけなく閉店していたがゆえに没にせざるを得なくなっているネタが、メモリ内に累々としています。

そういうわけでこれから紹介するとんかつ店”シロイ トンカス”も、韓国の釜山でとりわけ栄えている繁華街――南浦(ナンポ)、海雲台(ヘウンデ)、広安(クァンアン)、など――のひとつである西面(ソミョン)の、飲食店がひしめくエリアの一角にあって、熾烈な生存競争にさらされていることだと思います。
お店の前のストリートビューは、Googleのものは8年も前のものしか見ることができませんが、韓国のポータルサイトが提供するNAVER(ネイバー)やDaum(ダウム)のもので確認すると、昨年・2017年の1月にはまだ開店はしておらず、4月には開店しています。
ですから、丸1年と数か月は営業しているお店です。

시로이 돈까스 부산본점(シロイ トンカス 釜山本店)です。
支店があるかどうかは定かではありません。もともと韓国には、最初に食堂を開業させたときに本店と命名してしまう習慣があるようで、支店が存在しない本店はそれこそ数多くあります。
メインのメニュー(後述)が3,800ウォンとか4,500ウォンとか、生ビールが2,000ウォンとか、店の外へ向けて掲示されているのでなにを食べるかおおよそ決めてから入店することができるという安心感はあります。

시로이돈까스 : 네이버 플레이스
https://store.naver.com/restaurants/detail?id=16443305

NAVERによると営業時間は昼の11時から夜の10時までです。
ただ、韓国の飲食店は往々にして閉店の時刻を早めたりすること(や、逆に遅くまでやっていたりすることも、たまにですが)ありますので、この時間の記載は参考程度に思ってください。

日本で豚カツが食べられる専門店はたいていインテリアが和風のテイストですが、このお店は韓国でよくあるようなタイプの内装です。
オープンから(撮影した当時は)1年も経っていないこともあって、きれいでした。

メニューです。(現在は値上げされている可能性があります。)
小数点の数字は韓国でよく見られる、千ウォン単位の価格表記です。アメリカドルやユーロのオーダ(桁数)に近く、欧米からのツーリストには親和性があると思います。

・セントゥンシムトンカス(ローストンカツ)、3,800ウォン
・チジュトンカス(チーズトンカツ)、5,500ウォン
・チキンカス(チキンカツ)、4,500ウォン
・オムッカス(スジェ)(手作りのすり身カツ?)、4,500ウォン
追加注文では、上からそれぞれ、2,800ウォン、(2切れで)2,300ウォン、3,500ウォン、3,500ウォン
包装(テイクアウト)は500ウォン追加です。

サイドメニューは、
・セウティギム(エビの揚げもの(韓国風です。))、3,000ウォン
・オムッコロッケ(すり身コロッケ(韓国風です。))、3,000ウォン

ドリンクは、
・飲料水(ソフトドリンクのことです。)、1,500ウォン
・麦酒(ビール)、3,000ウォン
・ラムネ グスル サイダ(ビン入りのラムネ)、2,500ウォン

補足ですが、韓国のティギムと韓国のコロッケは、それぞれ日本の天ぷらやコロッケとはべつの食べものだと考えてください。
それらと比較すれば、韓国のトンカスは日本のトンカツにかなり近いといえます。

生ビール。ジョッキではなくグラスですが、2,000ウォンで飲めました。
Maxの銘柄がプリントされていますが、グラスがそれなだけで中身はマックスビールではなくちがう銘柄である可能性はあります。

4種類のカツのなかで最安の3,800ウォンでいただいた、セントゥンシムトンカス(ローストンカツ)。期待を超えて、衣がサクサクとした仕上がりです。いいんでしょうか、3,800ウォンで。
小さく盛られたライスと、キャベツがメインのサラダもとんカツとおなじ大皿に同居。ソースは小皿に添えられて提供されます。
ちょっとした注目したいポイントは、箸です。日本にいるとあまり違和感がないかもしれませんが、金属製でないものが韓国で供される機会が、あまりないからです。

パンチャン(おつまみ的なおかず)は右から、キムチと角切りのたくあんとキャベツ。
左奥に見える冷蔵ケースに缶ジュースのサイダー、ビン入りのラムネ、ファンタ、下段の右にCass(缶ビール)が見えます。
グラスの生ビールは2,000ウォンでしたが、この缶ビールだと3,000ウォンになる、ということでしょう。

パンチャンとソース、湯呑みの左に給茶機と給水機があると思いますが、それらはすべてセルフサービスです。

若干の疑問をいだくのは、客席数と比較してキッチンが小さく、これでどうやって本格的な豚かつが提供できるんだという点です。
ランチタイムなど、混雑しているときはなおさらです。
ちなみに、大型のエアコンの奥に見えるビールサーバに貼られたビールの銘柄は、グラスと同一のMaxです。

支払いには、クレジットカード(VISA)が使えました。

場所ですが、西面駅(서면역、地下鉄1号線と2号線ののりかえ駅)および直上の交差点からは、南西の位置にあります。
地下鉄2号線で西側から(広安や海雲台方面から)アクセスする場合は、ひとつ手前の田浦駅(전포역)で降りても、7番出口からだとほぼ等距離です。

韓国の地図情報はたいていは地元のNAVERやDaumのほうが詳しく、Google先生には古いならまだしも、存在しないことを教えられることも韓国にいるとままあります。
ですから、ここではDaumのマップも載せておきます。
(もちろん、NAVERやDaumの情報に全幅の信頼を置いてはいけません。そのことについては機をあらためてリリースできれば、と考えています。)




なお、トンカツの表記に揺れがあります(様々な表記をしています)が、無頓着なのではなく意識的にそのようにしています。

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