Jetstar Japanで名古屋(中部)からマニラへ。GK095便の搭乗にまつわる報告。

今回は、ジェットスター・ジャパン(GK/JJP)の飛行機で名古屋(中部国際空港、セントレア)からマニラへ移動したさいのことを記します。

私が乗った日のGK095便のフライトスケジュールは、名古屋発が20時15分、マニラ着が23時25M分でした。
(なお、今月・’18年11月より時刻は変更になっています。)

  • 空港でのチェックイン開始って、4時間以上も前からなの?

ジェットスター・ジャパンの国際線に乗るときは、webチェックインを済ませいてもいなくても、あらためて係員のカウンタに並ぶ必要があります。
搭乗者の名義が(パスポートの記載と)一致しているかの確認を、キャリア(航空会社)の職員が目視で行うためなんじゃないか、と推測します。

さて同社の公式サイトには、チェックインは3時間前からとあります。

チェックイン | ジェットスター
https://www.jetstar.com/jp/ja/help/articles/checking-in

オンラインチェックインで発行されたPDF形式の搭乗券にも、カウンタのオープンは3時間前とあります。

他方、公式サイトのほかのページには、
※ 名古屋(中部)ではチェックイン開始は2時間前からとなります。
という記述があります。
(ジェットスター・ジャパンは、Airbus A320型機のみです。)

国際線 | チェックイン | ジェットスター
https://origin2.jetstar.com/jp/ja/planning-and-booking/checking-in/international
どっちが正解なんだ、と利用者としてはただただ困惑するばかりです。

出発階・3階の中央(名鉄の駅の改札からは百メートルほどの、スロープをのぼっていった正面。案内所を前面に見て左側。)にあるインフォメーションボード(国際線出発カウンター ご案内)の液晶画面には、
Open 17:15
と(出発の3時間前の時刻が)表示されています。

ところがですよ。

Fカウンタの前には17時3分に着いたのですが、もうチェックインがはじまっているではありませんか。オープンしてまもない感じでもなく、すでに10組弱が列をなしています。

ジェットスターの制服を着たスタッフの女性によれば、チェックインカウンタが開くのは16時からだといいます。
出発時刻が20時15分ならば3時間前の17時15分からではないのか、と訊きなおしましたが、16時からだということです。
3時間前でも、ましてや2時間前でもなく、4時間以上も前からです。

足もとの広い非常口座席を指定できます、と案内されました。無料です。さらに窓側を希望すれば聞いてくれるのだろうか、とも思いましたがそこまでのリクエストはしませんでした。

ちなみに、ウェブチェックインを済ませたひとの並ぶ列は、そうでない乗客のものと別個になっています。空港での待ち時間を短くするためにも、インターネットであらかじめチェックインしておいてしまうことをおすすめします。
私が利用した日は、F11番のカウンタがオンラインチェックインを行なった乗客のためのもの(WEB CHECK IN COUNTR?)になっていました。F8、F9、F10の3か所は行なっていない利用者用です。

オンラインのチェックインのさいにアサインされた座席がチェンジされたからでしょう、新たな航空券が発行されます。
webでチェックインを終えたら送信されてきた、EメールにくっついているPDF形式の搭乗券を印刷して持ってきましたが、
「こちらは厳重に破棄します」。
プリントして携行する意味はあるのですか、持参しなくても大丈夫ですか、と質問したところ、印刷したかどうかを確認する、という返答です。うーん。趣旨がちょっとわかりません。

余談ですがこの搭乗券、半券は一般的な小さいほうではなく、なぜか大きいほうがゲートの通過後に私の手もとに残りました。

  • 機内持込み手荷物の重量計測はチェックイン時の一度だけ?

カウンタでチェックインするときにカウンタで機内に持込む手荷物の計量があったり、計量を終えたあとに写真のようなタグがつけられたり、といったイベントはジェットスター・ジャパンの(国内線、国際線に関係なく)他のフライトと同様、GK095便でもあります。

もっとも、私の乗った日だけなのかいつもそうなのかは不明ですが、逆区間であるマニラ発の便(GK094便)ではカウンタでの機内持込み手荷物の重さの測定はありませんでした。
それに、搭乗口であらためて荷物の計測を強いられることは、往復ともありませんでした。
(ただし、マニラの搭乗口では、ほかの検査がありました。前々回のリリースを参考にしてください。(→参照))

  • バス搭乗口の20x番ゲートを利用

セントレアの開港当初はなかった搭乗口・201番から206番までのいずれかのゲートを利用します。
もっと離れた搭乗口(写真の右奥)があるなかで、LCC(ローコストキャリア、格安航空会社)であるがゆえにとりわけ遠いゲートまで歩かなければならない、ということはありません。
出国を終えてから普通に歩いて5分もあればたどり着ける位置です。

国際線搭乗ゲートマップ | 中部国際空港 セントレア
https://www.centrair.jp/map/gate_i.html

ボーディング・ブリッジではなく、バスで移動しタラップから乗ります。

  • 在庫不足を理由に入国書類が機内で配られない事態

フィリピン国の在庫不足で配給がないので、入国書類は空港で(各自がゲットして)書いてほしい、というアナウンスが機内でありました。
何十回と国際線のフライトを利用してきましたが、こんなことははじめてです。
ジェットスター・ジャパンが用意していなかった方便という可能性もゼロではありませんが、フィリピンというお国柄を考えれば、キャリアを疑うのは野暮というものでしょう。

  • マニラ名物の渋滞は、地上だけでなく空の上でも。

定刻の到着時刻の14分前・23時1分のことです。
空港が混雑しているので着陸できるまで上空で待機する、という機内アナウンスがありました。
利用者も航空会社も得をしない、化石燃料と乗客乗員の貴重な時間とがただただ消えていきます。

23時36分に着陸し、5分後にいったん停まります。
駐機スポットが埋まっている、と機長。とりあえず着陸はさせてくれた、ということです。
動き出したり、ふたたび停止したり。それらをくり返して結局、マニラ着(機体が停止した時刻)は日付が変わった直後の、0時2分でした。着陸から30分近くが経過していました。定刻よりの47分のディレイです。
私が機外に出られたのは0時7分でした。
(ちなみに折返しのGK094便の、この日の搭乗時刻のディスプレイを見てみたところ、0時25分の搭乗開始、となっていました。この渋滞のせいでGK094便も名古屋への帰還が遅延する傾向にあるんじゃないか、と思われます。)

この”待機プレイ”は、この時間帯だからこそのものなのでしょうか。またフルサービスキャリアはこういう仕打ちを受けにくい時間を選んでフライトスケジュールを組んでいるのでしょうか、気になるところです。
時間帯により混雑の程度に差はあると思いますが、マニラへ向かう場合は上空で待たされることも覚悟すべきです。定刻に着くことを前提にしないほうがいいかもしれません。

  • 降機してからは意外にスムース

日付が変わった0時7分に降機し、書類を途中まで書いて入国審査の列には0時11分に並びました。
列といっても各列、片手でカウントできる程度の人数しか並んではいません。
どの列がどこの窓口に対応しているか、明確になっておらず粗雑です。

審査官は私が書いた書類を、スキャナに通すことはおろか見てもいない様子。
指紋の採取は右人差し指のみでした。
入国できたのは、0時14分でした。
――とここまで、書類を機内で前もって書けないことによるタイムロスを覚悟したわりには早い印象です。

0時19分の時点で受託手荷物を引取るベルトコンベアはもう回転をはじめていました。
セキュリティ・エリアの外に出たのは0時20分です。到着から20分弱でした。

マニラ発のフライト・GK094便についても前回、エントリ(記事)をリリースしています。よろしければ参考にしてください。



Jetstar Japanでマニラから名古屋(中部)へ。GK094便の搭乗にまつわる報告。

JAL(日本航空)やANAといった、既存の航空会社(フルサービスキャリア)を利用するにあたってはいまさら、どうやって搭乗すればいいかをわざわざ知ってもらう必要性はあまりありません。
しかし格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)は、会社によってルールや是非・可否・要否・有無(できること、できないこと等)に個性があります。

今回は、ジェットスター・ジャパン(GK/JJP)でフィリピンのマニラから名古屋(中部国際空港、セントレア)へ飛んだケースの記録です。

  • マニラ発のフライトではwebチェックインは、できない。

マニラを出発するジェットスター・ジャパンの便では、webチェックイン(オンラインでのチェックイン)ができません。

チェックイン | ジェットスター
https://www.jetstar.com/jp/ja/help/articles/checking-in

逆のセントレア発(をはじめとした、日本発マニラ着)の便では可能です。
ただし国際線のフライトの乗客は、オンラインのチェックインを済ませているか、いないかに関係なく全員がカウンタに並ぶ必要はあります。

  • フィリピンの空港の出発フロアは、出発する客のみしか入れない。

フィリピンの空港は飛行機に搭乗するひと以外の客がターミナルの館内に立入ることができません。
飛行機でフィリピンを一度でも訪問したことのあるひとにとってはとりわけ新鮮な情報ではありませんが、フィリピンがはじめてのかたには面食らう運用だと思います。

マニラのニノイ・アキノ国際空港の第1ターミナルについていえば、到着階と出発階とは分離されています。
ゆえに構造上、到着客であっても出発フロアへは入れません。
はじめて降りる空港では時間の余裕がない場合をのぞき私は、復路便でチェックインしに来ることになるカウンタを下見するために、往路便で到着したタイミングで出発階へ立寄っておくのですが、かような事情によりそれができません。

もっとも入館のおりに呈示するのは、スマートフォンやタブレットの画面上での旅程(購入したときに受取った、フライトスケジュールが記されたEメール)のディスプレイで問題はありません。
紙に印刷したeチケットどころか、画面表示のeチケットはPDF形式である必要すらありません。
(万が一の電池切れの危険性を念頭に入れるならば、紙にプリントしたものを所持しておいてもよいでしょう。)

日付(が当日か、22時台や23時台ならば翌日の日付かどうか)と、MNLという文字が記されているかどうか、ぐらいしか目視していないような印象です。

そのターミナルからの出発ではない航空会社の旅程の開帳でも通してくれるんじゃないか、という感じがします。
(どのターミナルからどのキャリアの便が出るか、フィリピンの職員が網羅的に把握しているとは思えないからです。)

こうした搭乗券(旅程)のチェックのほか、ちょっとした荷物の検査もあります。

ただ、荷物の中は(機械に通すだけで)精査して見ることはありません。
他方で、ポケットはやたら服の外から中身を知りたがるようです。フィリピン国内の他の場所ではあまりチェックしない部位のボディチェックで正直、不気味な思いでした。

行列ができていないこともあり、このような入館のための関門の所要時間は正味、1分程度でした。

  • 有人のチェックインカウンタは2時間前には既にオープン

GK094便の出発時刻は、私の搭乗した日は0時25分でした。
(今月・’18年11月に入ってからは若干ですが早まっています。)
その約2時間前の22時半の時点で、ジェットスター・ジャパンのカウンタにはもう係員がおり、チェックインの受付けもはじめていました。
ただちに列に並びます。この時点ですでに20組弱が私の前に。開始時刻の掲示がなく、実際のところいつはじまったのかはわかりません。

推測でしかありませんが、出発の3時間前(つまり、21時25分ごろ)からだったんじゃないかと思われます。
もしそうならばカウンタには、21時過ぎに来るべきでした。
(しかしながら、早く来たところで待ちぼうけの可能性もあったわけです。いくら体験記を打つためとはいえ無駄な時間は過ごしたくはありませんので、このあたりのさじ加減は個人的になんとも悩ましいところです。)

私には手預け荷物がないのですが、有無に関係なくひとつの列に並ばされます。列はなかなか前進しません。

チェックインが終わったのは22時1分です。
Seq No(シークエンス番号。チェックインした順に附番される連続した整数。)は、33。希望どおり、F席を確保することができました。窓側か通路側かリクエストを訊かれますので、右側の窓側を指定したところアサインされたものです。
持込み手荷物の計量もありませんでした。

  • 出国審査が先。そのあとにセキュリティ・チェックがある。

ジェットスター・ジャパンが発着する第1ターミナルも保安検査は、出国審査を終えたあとにあります。一般的な、出国前ではありません。
(これはANAやセブパシフィック航空が発着する、マニラの第3ターミナルも同様です。)

チェックインを終えてさっそく出国の方向へ前進します。
(上の写真の左奥です。)
長い行列ができていることもなく制限エリア(セキュリティ・エリア)に入って1分後、出国審査を受けます。
指紋の採取をなぜか出国時にも求められます。右手の親指のほか、入国時に採った右人差し指も再度。採取そのものもふくめ、意義が不明です。

そして、出国審査のあとの手荷物検査です。
コインポケットに入れていた60mlの化粧ボトル(写真)を取出し忘れるも指摘はなかった一方で、毎度ながらマンゴーは必ず見つけ出します。
私の行先を確認し、日本だとわかると、ご丁寧にも案内してくださいます。
「日本へはマンゴーは持っていけない」。
全国民的にいい加減なフィリピンにあってマンゴーだけは発見するところはいつも”感心”します。

ただ、日本への持込みを禁じるのは日本のしかるべき機関がすべきことです。
フィリピンからの持出しを彼らが阻止する同国内の根拠はあるのか、という疑問は当然ならが浮かびます。
(帯出を禁じるのでしたら、目的地を訊かなくてもいいはずです。)

賄賂の種に利用してやろう、という魂胆があってのことでもないようです。
(私はこれまで、賄賂を要求されたことはありません。)

この隘路ですが、いや俺はこれをフライトの前に食べるんだよ、と主張すると、オーケー、と意外にもするりと通してくれます。性悪説と性善説と。厳しさと優しさと。なんともデュアルな手荷物検査です。

  • 搭乗口では、謎の荷物の検査がある。

本件については、前回のエントリ(→参照)で報告したとおりです。
この検査の伏在と、それについての私の考察とをあわせるとそれなりのボリュームになりましたので、今回のリリースとは別個に仕立てました。
今回のマニラからのジェットスター・ジャパンのフライトの搭乗で、最も強調して私がお知らせしたい目玉は、この3回めの関門がある件かもしれません。

  • 空港での出国の支払いは、ない。

航空券を購入したときにEメールで送られてくるご請求明細に、
Passenger Service Charge (PSC) (International)
としてマニラからの出発時の出国税が記されています。
私が利用した日の航空券では、1,200円でした。
(550ペソを日本円に換算した金額です。為替レートによって変動します。)

フィリピンの出国税のTAXコードはLIであるはずなのですが、ジェットスター・ジャパンのeチケットにはETR(Electronic Ticket Record)の情報が載っていません。LIと記載があれば確実にそうだとわかるのですが、現に空港での徴収はありませんので結果的にチケット購入時の同時請求だとわかります。

この出国税についてですが、JALのwebサイトには実際に出国するタイミングで空港にて支払う旨の記述があります。

マニラ ニノイ・アキノ国際空港/出入国手続き(空港情報) – JAL国際線
https://www.jal.co.jp/inter/airport/mnl/info/

当日の現地払いではなくなったのはずなのですが、記載を存置している理由がわかりません。
そのせいで550ペソを現金で残しておくべきなのか、残しておかなくてもいいのか、現場に着くまで不安に思うJALの利用客もいるはずです。

  • 直近の飛行時間のチェックは、FlightAwareが便利。

GK094便が名古屋に着く時間帯は早朝です。
早朝ですから、ちょっとでも遅延すると困るひとが多数、という切迫さはないと思います。
(これが到着が22時台とか23時台の便だと、終電車にまにあいそうかそれとも期待しないほうがよいか、やきもきすることになります。)

ただ、電車の混雑がまったく気にならないわけでもありません。
名古屋方面へ名鉄で抜ける予定のかたは平日であれば通勤時間帯にかかりますし、座席指定ができる特別車を連結した列車(特急やミュースカイ)は7時ごろまで待たなければならないダイヤになっています。

マニラからの出発便は、手際よくさばき切れていない印象です。
出発のディレイが、到着にも影響するかは気になるところです。
名古屋に着くのも定刻より遅れる傾向にあるのか、あるとすればどれくらい遅刻するのか、気がかりではあります。

そんなときに、最近の運航時刻の動向を知るのに便利なので私がよく参照しているサイトがあります。
FlightAware、というサイトです。

Jetstar Japan (GK) #94 ✈ FlightAware
https://ja.flightaware.com/live/flight/JJP94

過去2週間ほど(12日間?)の到着時刻を知ることができます。
(もちろん、出発時刻もです。)

私が利用した日の直近の到着時刻の平均は5時47分だったので、5時台にセントレアを去るのは難しいだろうな、という予想を私は立てました。

URLには3レターコードと便名の数字を、flightの下の階層に入れます。
ANAとかJALとか、SKY(スカイマーク)とかJJA(チェジュ航空)とか、が3レターコードです。
NHとかJLとか、BCとか7Cとか、のような2レターコードを知っていたり調べたりしなくてもいいので便利です。

ジェットスター・ジャパンの94便(GK094便)ですと、JJP94です。
便名の号数が2桁とか1桁とかでも、頭にゼロをつけて3桁にする必要はありません。
たとえば、大韓航空(Korean Air)の1便ならば、KAL1とだけ入れます。

大韓航空 (KE) #1 ✈ FlightAware
https://ja.flightaware.com/live/flight/KAL1

国内線のフライトも見られます。
ANAの61便でしたら、ANA61と入れます。

全日本空輸 (NH) #61 ✈ FlightAware
https://ja.flightaware.com/live/flight/ANA61

貨物便や、初日の出フライトのような遊覧飛行でも便名がわかれば運航情報は表示されますので、試してみてください。

なおJAL123とか、CAL140とか、欠番になっている便名をURLに入れてもエラーになるだけです。

私が搭乗した日のGK094便に話を戻します。
実際のところは、定刻ではマニラ発(機体が動きはじめる時刻)が0時25分のところ、搭乗の開始が0時42分。
離陸は、出発から30分弱が経過した1時31分でした。
名古屋(セントレア)着は6時11分、私が機内から出たのは6時14分。(逆区間となるGK095便はバスで機体のそばまで移動しタラップから搭乗しますが、復路の)GK094便の降機はボーディング・ブリッジを利用します。
入国を経て、(私には預入れ手荷物はありませんでしたから)セキュリティ・エリアの外に出られたのは6時20分でした。

名古屋からマニラへの、GK095便についても同様に次回、披露したいと思います。


Jetstar Japanのマニラ発の搭乗口では、謎の手荷物検査がある。

フィリピンの首都・マニラから日本への移動に、ジェットスター・ジャパン(GK/JJP)のフライトを利用しました。
GK094便、マニラから名古屋(中部国際空港、セントレア)へのフライトです。

この、同社のフライトに搭乗するさいに私が義務を果たしたことのなかで、とりわけ強くお伝えしたいと思ったものがあります。それは、
搭乗ゲートの前における意味不明の手荷物チェック
があることです。

出国審査とセットになっている手荷物検査――これは全世界的に共通のやつです。
フィリピンでは、空港の建物内に入場するときにも課せられる所持品のチェックもあります――これはフィリピン特有のものです。
それらのほか、ジェットスター・ジャパンのフライト限定なのかわかりませんが、搭乗口でも持ち物の確認があるのです。

このイベント、本当に謎です。
なにを調べるのか、意義がよくわからないからです。
いまだにweb上でどなたも仔細に言及していないようなので、私が報告したいと思います。

水色の半袖に黒いパンツという共通の恰好をした係員はすべて、手荷物の点検要員です。この、携帯品のチェックの専属スタッフだけで7名もの人員をそろえてスタンバイしています。
着ている服や見た感じ、空港の関係者によるものでジェットスター・ジャパンの従業員のようには見えません。

ジェットスター・ジャパンが委託するなら、日本発のフライトではおなじみの重量測定があってもよさそうなのですが、それはありません。
重さのチェックならばそこにあってしかるべきはずの台秤(はかり)がそもそもないのです。

私以外にも経験しているひとはいるはず、と考え搭乗記のリリースがないか検索してみたところ、ひとつ見つかりました。6年前・’12年のものです。
(ただし、名古屋ではなく東京(成田)への便のものです。)
手荷物検査で飲み物類はすべて没収、という旨の記述が下のレポートにはみられます。

【搭乗レポート】マニラ⇒東京(成田)/ジェットスター79便(エコノミークラス) – トラベルメディア「Traicy(トライシー)」
https://www.traicy.com/archives/7117476.html

すると、私が体験した検閲も、ドリンクの機内への持込みの阻止が目的なのでしょうか。
もしそうならば、どうして日本発のフライトの搭乗前にはやらないのでしょうか。航空会社が自前で監査しないでわざわざ委託するでしょうか? バッグの奥まで念入りに調べる必要はあるでしょうか。
――など、ドリンクを阻むために大々的な布陣でのぞむだろうか、という疑問は消えません。

では、具体的にどんな検分なのかといいますと、

・トートバッグの外から感触を調べる
――フィリピン国内ではよく受ける手回り品の検査では恒例の、手ざわりの確認です。

・使い捨てビニール手袋をはめながら中身をチェックする
――かなり深いところまで調べます。さまざまな施設の入場時に荷物検査の多いフィリピンでもここまでの調べようはありません。

私はトートバッグひとつで旅行するスタイルです。
キャスターつきのキャリーバッグならば一覧性がありますので、点検で中身を見せることがあってもあまり気にしないかもしれません。
対してトートバッグは奥のほうまで中身を見せにくい構造ですから、心理的な抵抗は大きいです。
そうでなくとも私物を、相手方の都合だけで第三者になど見せたくはないものです。

個々のアイテムを手に取りトートバッグから出して机に置く、ということまではされませんでしたが、SM(フィリピンのスーパーマーケット)の黄緑色の袋は中身を検視されました。
もっとも、搭乗前に食べるつもりで入れていたマンゴーはバッグの奥のほうにしまっておいたので、精査の目が届くことはありませんでした。

チェックが始まった直後はこのように、長い行列ができています。

ただ、しばらくすればこのように列はだいぶ短くなります。
ロープで仕切られた右手前の長椅子のあるエリアが、チェックが済んだひとが寄集まる待合いスペースです。
検査の縦列がなくなっているときに並ぶと、スタッフの思う存分に精査されることでしょう。私のようにプライベートなアイテムをまさぐられるのを忌避するかたは、行列ができているときに並びましょう。

荷物の確認のほか、シークエンスナンバー(チェックインを済ませた順の続き番号)も照合――通過した証に、蛍光ペンで塗られています。――し、チェックインした乗客に漏れや欠員はいないかも見ているようです。

彼らのチェックが終わったあとで、仕切られた待合いスペースから出たいときもあります。
たとえば、手を洗うには区画の外の化粧室へ行く必要があります。
いったん外へ出てトイレへ行く、と申告すると、スタッフに搭乗券を預けることになります。
搭乗券は外から再入場するときに返されますが、手もとに戻ってきたチケットの裏面には手書きで数字が記されていました。

87がなんの意味を持たせた数字なのかは不明です。

航空会社(ジェットスター・ジャパン)の意向でないならば、JAL(日本航空)やANAのフライトの搭乗前にもあるはずではないか?、と考えるのが自然です。
そこで、両社の公式サイトを調べてみます。

マニラ ニノイ・アキノ国際空港/出入国手続き(空港情報) – JAL国際線
https://www.jal.co.jp/inter/airport/mnl/info/

各コンコースの入口に税関検査とセキュリティー・チェックがある、税関検査では所持金について詳しく調べられる、という記述があるだけです。
(ちなみにJALも、ジェットスター・ジャパンとおなじ第1ターミナルからの発着です。)

マニラ-ニノイ・アキノ国際空港の施設案内空港案内[国際線]|空港・機内で[国際線]|ANA | 空港・機内で [国際線] | ANA
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/airport/map/mnl.html

手荷物検査後搭乗ゲートへ、という表現があるのみで、搭乗ゲートにおいてさらになにかしらのイベントがあることを予感させる記載にはなっていません。
(なおANAは、第3ターミナルを利用します。)

このチェック以外のGK094便にまつわる話は、次回のエントリ(記事)を読んでください。追ってリリースします。