仁川空港から出発時に機械で手荷物を預けられるサービスは、時間帯限定につき注意。

韓国・ソウルの仁川(インチョン)国際空港では一部の航空会社の出発便で、自動手荷物預け機が利用できるようになっています。

国内線ではあるものの日本でもANA BAGGAGE DROPという名称で、類似の筐体のマシンを用意してANAがサービスを展開していますが、これとほぼ同等のものです。
(細かな相違点については、後述します。)

同空港には第1ターミナルと、今年・’18年にオープンした第2ターミナルとがありますが、開港当初からある第1ターミナルでは、
・アシアナ航空
・チェジュ航空
・エアソウル
の3社の出発便で利用できます。

アシアナ航空はFSC(フルサービスキャリア)、チェジュ航空とエアソウルの両社はLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)です。
(エアソウルはアシアナ航空が設立したLCCです。ANAが子会社にバニラエアを持っているのと近似の関係です。)

機械の位置ですが、バスや鉄道などで空港に着きエスカレータないしエレベータで出発階へ昇りきってすぐの、Fカウンタにあります。限りなく建物の中央寄りに位置していますので、カウンタへの移動も預ける操作そのものも短時間で済み、便利です。

まず最初に、自動チェックイン機で航空券をセルフで発券します。
国際線の旅程につき旅券(パスポート)の読取りが必要な点のほかは、ANAの国内線のANA BAGGAGE DROPと同様です。

FSCのアシアナ航空は当然のこと、写真のようにLCCのエアソウルの便でも座席指定ができます。
(webチェックイン(オンラインチェックイン)で自前で航空券をプリントして持参していれば上の工程はもう終わっていますから、荷物を預けるマシンへ直行します。)

座席指定は有料であるはずのチェジュ航空も有人のカウンタではおおまかな(通路側か窓側か、前方か後方か、といった程度の)着席位置のリクエストに応じてくれることがありますが、自動チェックイン機でも好みを訊いてくれるかどうかについては未確認です。

韓国語のほか、英語や日本語も選択できるようになっていますので、安心して操作することができると思います。
ANA BAGGAGE DROPでは、預ける荷物に取扱注意のタグ(FRAGILEのtag)をつけたい場合は従来の有人のカウンタで委ねなければならないのですが、仁川のこの機械ではFRAGILEのタグも係員の世話になることなく自分で結いつけてバッグの預託を終えることができます。

さて、注意すべきはこのマシンが利用できるのは、3社とも一部の時間帯に限定されていることです。
3社のフライトで、日本への便に限定しても早いものは7時前に出る鹿児島線(7C1582便)、7時半頃発の熊本線(RS726便とOZ9634便。後者は前者のコードシェア。)、などがあります。
たとえばこれらの便の乗客は機械が稼働している時間より前に出発してしまうので、利用できないわけです。
(仁川空港にはいろいろと便利なサービスがあります。都心空港ターミナルもそのひとつですが、これも早朝だと利用できません。朝早いフライトに搭乗する場合で機内へ持込みきれない荷物があるときは、空港の有人カウンタの列に並んで預託する以外にないのが残念なところです。)

アシアナ航空とチェジュ航空の乗客が使えるのは、6時10分から19時ちょうどまで、かつ出発時刻の1時間前までです。

エアソウルの乗客が使えるのはこれよりもさらに短時間で、13時0分から17時0分までのわずか4時間ほど、かつ出発時刻の1時間前までです。
エアソウルの便でも使える時間帯とそうでない時間帯とで上の写真のように、外観(頭上のディスプレイ)が変化します。

利用できる時間帯についてはFカウンタの脇に、案内で示されています。

仁川国際空港には今年の平昌(ピョンチャン)オリンピックにあわせて新設された第2ターミナルもあります。
実質的に大韓航空(Korean Air)とゆかいな仲間たちのためだけの、専用のターミナルです。(仲間たちとはいずれも航空連合・スカイチームに加盟している、デルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空のほか、10月28日より追加されたアエロメヒコ航空、アリタリア、チャイナ エアライン(中華航空)、チェコ航空(CSA。日本には就航していません。)、アモイ航空(厦門航空)、アエロフロート、ガルーダ・インドネシア航空、の総勢10社です。)

第2ターミナルにも既存の第1ターミナルと同様のマシンが用意されています。

ただし、”仲間たち”の出発便で利用できるかどうかは未確認です。
下の写真は昨年・’17年当時の第2ターミナルのFカウンタです。この時点でエールフランスの利用者も対象だったのですから、第2ターミナルに引越しした現在は使えないということはないんじゃないか、という推測はできます。

さらに余談になりますが大韓航空といえば日本発のフライトでも、同社をはじめとした一部の航空会社の出発便で、機械が成田空港の第1ターミナルに設置されています。



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