ESTAを申請せずグアムへ⇒入国に約1時間の並列

グアムへは申請してもしなくても渡航できるESTAですが、グアムへの旅行のために申請する最大のメリットは、待ち時間の短縮です。
ESTAを申請していれば数分の1の長さの行列で済む点を強調したいのです。

私が乗ったフライトは深夜の1時過ぎにGUM(グアムの空港)に着きました。
(私の座席はほぼ最後方で)機外に出たのはその5分後。

米国(アメリカ合衆国)の国民やESTAの申請者やグリーンカード(永住権)の所持者と、これらに該当しない外国の旅券のホルダーとで二手(ふたて)に分離されます。
(世界的な共通認識として入国審査場は)撮影ができないのでその直前の、イミグレーションのエリアへ右折する直前のスポットを撮りました。

入国の列に並んだのはさらに5分後の1時19分でしたが、この時点で私の前に並んでいる頭数をカウントしたところ、約180人でした。
他方の、米国民や永住権者やESTA客の集団は(ひとりひとり数えたわけではなく遠方からの目測なので正確性には欠けますが)4、50名、といった人員です。

新幹線をはじめとしたJRの特急列車で、指定席券をゲットして乗ってみたら、普通車指定席の車両だけが混雑している一方で編成の大半を占める自由席車両は空席だらけ、みたいな事象に遭遇することがあります。
ESTAをゲットしていたがためにかえって混んでいるグループに入る羽目になった、という不遇を受けるかもしれないと思いとりあえずゲットせずにグアムへ来たのですが、実際にはゲッターのほうが少数派だったのです。

列に並んでいるあいだにスマートフォンを操作していると、携帯電話はご遠慮ください、ハンドポン ハジマセヨ、などと(英語ではなく)日韓の言葉でしばしば制止されます。
(大韓民国か日本国か、集団の大半のパスポートはどちらかのものだからです。)
スマホは行列の一員でいるときの暇つぶしに最適な道具でもあると思いますが――現地に実際に着いたことで、あれをしよう、これがしたい、と着想も活発になり調べたいことも出てくるはずです――これを使わず待ってろという仕打ちはマイルドな苦行です。せっかく空港が出しているWi-Fiの電波が無料で使える環境下なのに。

(ちなみにこの、ちょくちょく注意しに来るスタッフは、入国者からの提出する書類についての疑問に日本語で答えたり、前の到着便の行列が消えぬうちに新しい到着便の客がやって来たら待機する場所を設けて誘導したり、と補助的な役割全般をマルチタスクで担っています。判断の基準はよくわかりませんが、長いこと待っている親子連れの順番を早める許可を入国審査官に求めに行くような臨機応変な対応もしていました。)

列の前のほうは大韓民国の旅券を持ったひとばかり。
GUM着のフライトスケジュールの一覧から推測するに、ソウル・仁川からのKE111便の乗客だと思われます。
大阪・関西からのUA178便も私のフライトより先に到着しているはずで、KIXとプリントされたものを持つひともいました。
(KEは大韓航空、UAはユナイテッド航空です。)
さらに私の搭乗した便のあとにも成田発のUA874便の乗客がやってきました。
――このように、利用するフライトがGUMに着く時間帯に他の到着便も集中していると、到着時刻がちょっと前後するだけで列の自分の順番も百人単位で(1機ぶん)上下することになると思います。

私が訊かれたのは、
・訪問の目的、
・訪問の期間、
・グアムを出国後の目的地、
・(グアムで宿泊の予約を)取っているホテル、
・何度めの訪問か、
・(仕事は)なにをしているのか、
・(勤めているのは)なんの会社か、
です。
(それと、チャイナに何度も出入りしてるわね、という指摘もありました。マカオ(澳門)や香港は旅券の査証欄に押す証印(スタンプ)を数年前に廃止したので、港中や澳中の越境を繰返すと中華人民共和国のスタンプだけが残るのです。さすが、よく見ているなと感じます。このときは原因不明のウイルス性肺炎の患者が武漢市で発生はしていたものの世界がまだそれほど緊張していない時節だったのですが、新型コロナウイルスの流行が1か月だけ早かったら鮮紅色のスタンプだらけの私のパスポートを見てどう判断していたことでしょう。)

なお、入国審査官とのやり取りは、ほぼすべて英語です。
片言(カタコト)の日本語で話した、とweb上で談話を読みましたが、異国の地ですから通じないと思ったほうがいいというか、海外で日本語が通じるつもりでいるのは考えがおかしくないですか?
(シゴト?アソビ?、って質問が日本語であった程度です、上記の港中や澳中の越境の件で。)

米国のイミグレーションでは顔を撮られるほか、すべての指紋の押捺もあります。

晴れて入国できたのは、2時11分。並びはじめてから1時間弱が経過していました。
ESTAの申請なしのビジター用の窓口はこのとき、6か所。各窓口で約50分間の仕事をしていれば掛け算でのべ約300分ぶんの仕事量になるわけですが、300分間で約180人に対応したとなれば計算では、ひとりにつき1分半から2分ほどで済むことになります。
(私に要したのは、約3分間でした。私にはより時間をかけてジャッジしたんだな、という印象です。)

他方でESTAを申請していれば、人数も少ないばかりか入国審査の手続きそのものに時間がかからないので、列の長さも短くなるスピードも早いためよりスムースに入国できるはずです。
先述のように、ESTAの申請なしの入国者は旅客機の到着とともに陸続と補給されるので私が並んでいるあいだに行列が途切れることはありませんでしたが、一方の申請しているほうの(米国民や永住権者も並ぶ)列は解消されて無人の時間帯がありました。

(試行の目的があったので私は今回、利用することなく訪問しましたが)ESTAを利用する客のほうが少数であることがわかりましたし、ひとりに要する時間も短いのですから申請してから来たほうが私は賢明だと思います。
申請にかかる実費は、せいぜい14ドル(約1,500円)です。

それにしても、なぜ利用しないひとのほうが大多数なんでしょう?
ESTAを申請する入国者があまりいない実状は、感覚として個人的に理解できません。

申請しないで来るビジターに同情したくなる場合もあります。
ひとつは、現金主義でクレジットカードを持たないひとのケースです。
ESTAの申請時に、カード決済があるからです。
それと、家族連れの観光客のケースです。
子どものぶんもあわせて全員の申請が必要につき費用も数倍になるわけで、出費としてはそれだけ痛いものになるからです。

複数名が(団体旅行やパッケージツアーではない)旅行でグアムへ来た場合、全メンバーが各自で申請して来ないと時短の恩恵がなくなるので、そこのあたりの意思の統一はどうしているんだろう?、っていうのは気になるところです。

そんな一致団結は不要で自分の一存だけで恩恵を享受でき、実費も自分ひとりぶんの負担だけで済むのですから、一人旅で訪問するなら迷わず申請しておけ、というのが私の意見です。

入国審査場には、私が列に並びながら歩いた範囲のほかに、少なく見積もっても2倍のスペースの余裕がありました。
行列が、私が体験した3倍ほどの長さになる場合もあることを意味します。
暑いときに活躍するのだと思われる大型の扇風機も置かれています。
私が訪問したときは列に並んでから入国のアドミッションまで1時間弱で済みましたが、(稼働している窓口の数にも依存しますが)繁忙期は1時間を超えて2時間待ちとか、季節によっては蒸し暑い環境下で我慢しつつ待つこともある、などの想像は容易にできます。

上のほうで記した、ESTAの申請がかえって邪魔になる理不尽なことにはならないと私は思うのですが、それでもグアムへ、ESTAを利用しないで訪問しますか?

最後に、審査を終えて入国してからの工程を。
1時間弱のウェイティングを経たのち、エスカレータで1フロア降りて預託した手荷物が流れるターンテーブルへ向かうと、もう回転はしておらず数個のキャリーケースが放置され持ち主を静かに待っていました。
そして、税関申告です。
入国審査のときとほぼ同項目の質問を投げてきます。
おんなじこと訊くんなら一度にまとめらんないの?、というのが率直な感想です。
(イミグレーションは米国の連邦政府、税関はグアムの政府の担当です。)
税関申告の関門はESTAの利用の有無に関係なく存在しますので、ESTAの申請でストレスから完全にフリーになるとまではいかないのは、なんとも厄介なところです。



グアムはESTAが必須じゃないけど申請しないと数倍の行列

グアムへ渡る際にESTAを申請せず(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムで)米国へ入国しました。
グアムはESTAが必須でない事実や、長い待ち時間の体感、などのためです。

ESTAを申請しているか?と出発前の空港でのチェックイン時に航空会社の職員より訊かれることになると思いますが、そこで正直に否定しても(本土行きやハワイ行きの場合とはちがって)搭乗できないということはありません。
(ほかには、航空券の購入時にグアムでの滞在先を報告しているかという質問や、航空券に紐づけされている旅券の情報の更新がありました。後者は、チケットの購入後にパスポートが新しいものになっているケースを想定しているのだと思います。)

半信半疑だったのです、実際に入国できるまでは。現地へはよく調べずに向かいましたから。
可能であることを実体験したうえ、このエントリを出すためにはじめてちゃんとリサーチして、なぜ不要で大丈夫なのかその筋道を知ったというのが素直なところです。

理屈を知るうえでわかりやすいのが日本のキャリアで唯一、グアムへの運航便がある日本航空のサイトが説明している該当のページです。

JAL – 海外 出入国書類の書き方:グアム
https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/gum/gu.html

グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムを利用して入国する場合

米国のビザ免除プログラム(ESTAのことです。)を利用して入国する場合
とがあり、ESTAを申請しないときは”グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム”を利用することになるから申請は必須じゃないんだな、とわかります。

第三者のものではなく、米国(アメリカ合衆国)が公式にリリースしているものも載せておきます。

グアムー北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム | 在日米国大使館・領事館
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/guam-cnmi_vwp-ja/

“グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム”を利用する場合の要件(滞在は45日以内、45日以内の往復の航空券を所持している、など。)のほか、同プログラムを利用するときはESTAの申請は必要ありません、とも記されています。

ビザ免除プログラム | 在日米国大使館・領事館
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/

↑こちらはESTAをはじめとした、ビザ免除プログラム全般についての公式のリリースです。

グアム政府観光局による親切な案内も挙げましょう。

グアムへの入国|グアム政府観光局
https://www.visitguam.jp/planning/immigration-to-guam/
――”グアムにはアメリカのビザ免除プログラム(VWP)とは別に、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)があります”。

よくあるご質問|グアム政府観光局
https://www.visitguam.jp/planning/question/
――”日本国籍の方が観光目的でグアムへご旅行される場合、45日以内の滞在でしたらESTAを申請せずにグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(GUAM-CNMI VWP)を利用しての入国が可能です”。

すると、利用してもしなくてもグアムへは渡航できるESTAを、グアムへの旅行のためにわざわざ申請してなんのメリットがあるの?という疑問が当然、浮かぶと思います。
最大の効能は、待ち時間のカットです。

写真の先にある、入国審査場(U.S. Customs and Border Protection)へ来てみると申請していないひとだらけで文字どおり長蛇の列をなしていて、他方でESTAを申請している客の列はその数分の1の長さなのです。
これは意外でした。私のような、ESTAを申請しないで入国”してみよう”などという奇特な考えの持ち主はマイナーで、他人様は当然ながら危険性をできるだけ排除するだろうと想像していたからです。
ESTAを利用すれば無難なところを利用しないのは、危ない橋を渡るようなものだと思っていましたので。

エントリも長くなりますから実体験については、分割して投稿することにします。(→参照



新装後もPriority Passで入れる仁川のAsiana Lounge

事実ではない記録を正す目的でリリースしますが、仁川空港のアシアナラウンジは新装後の現在もPriority Pass(プライオリティ・パス)で入場ができます。

ラウンジの刷新そのものはもう1年以上も前のことで、あらためて私が紹介するまでもないのですが、情報の上書きには大きな意義があると思いますので。

誤信する心情は理解できます、Priority Passが使える旨の掲示がエントランスに一切ありませんから。
2年前の’18年の初頭に、同パスのホルダーの本ラウンジに入店できる条件をOZ/AAR便の搭乗客のみに範囲を狭めていますので、ついに完全に利用できなくなるようにしたのかも?!、とPriority Passの公式サイトで確認したところ。

Seoul Incheon International
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international

ICN7-Asiana-Business-Lounge
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international/icn7-asiana-business-lounge

ちゃんと使えるじゃないですか。
しかも、OZ/AAR便の利用者のみに一度は絞られたはずの対象が、
“アシアナ航空便およびStar Allianceの運航による便にご搭乗のお客様のみご利用可能”
と範囲が拡大されています。
ただ、アシアナ航空以外のスターアライアンスに加盟する他社便に日本人が乗ることは正味の話、ケースとしてはそう多くないとは思います。
(日本のNH/ANAの運航便は現在、仁川国際空港には就航していないからです。)
可能性が比較的大きいのは中国国際航空(CA/CCA)、台湾のエバー航空(BR/EVA)、サンフランシスコ行きがあるユナイテッド航空(UA/UAL)、意外なところで成田-仁川間のみの利用もできるエチオピア航空(ET/ETH)、あたりでしょうか。

リニューアルで、ファーストクラスの区画とそうでない区画とが分離され、自動改札機が設置されました。
写真の左のほうがファーストクラスの、右がそれ以外のビジネスクラスの客などのエリアです。

印刷されているバーコードを、読取る部分にかざして入退店します。
座席クラスや航空券がOZ/AAR便のものかどうかをチェックしているのでしょうか。
プライオリティ・パスのホルダーは従前どおり、同パスと搭乗券を呈示してハンディ端末に署名する手続きをフロントで経(てから入場す)るのですが、エコノミークラスの搭乗券に入店の権利が紐づけられているようには見えません。
まぁ(国際線の航空券を機械にかざした時点で)精度の高い個人情報をアシアナ航空が把握することになるわけですから、権利もないのに立入りができたところで無事で済むとは思えませんが。

この改札機の登場で、入退店のほかにシステムがどのように変わったのか、気になる(ものの不明のままである)点がいくつかあります。

たとえば。
(シャンプーや歯ブラシなどの)トイレタリーが欲しいとき、航空会社のラウンジではたいてい、リクエストすればいただくことができます。
入店してからニーズが生じるときもあるわけですがその場合、わざわざ改札機を出入りして今後もフロントのスタッフに要望するのが正解なのでしょうか。
それとも、ラウンジ内を巡回している食器類の下膳のアジュンマ(おばちゃん)か店内の世話を担当する(アシアナ航空の制服を着た)スタッフに頼んで問題ないのでしょうか?

ほかには。
店内のシャワーを浴びたいとき、リニューアル前は受付にて搭乗券と交換することでシャワールームのキーを借りるシステムを採っていました。
フロントからシャワーへの途上に検札という関門が出現したわけですが、利用者はどう対応すればいいのでしょうか。

物理的ハードルのせいで、心理的にもリクエストしにくい気分になってしまいます。
頼れるアガッシは店の外、って感じがして。

話題を戻します。
リニューアル後は(Priority Passでは)入店できなくなったので要注意!、などとご丁寧に指摘しているサイトも見受けられるのですが、どうして調べてリリースしないんでしょうね?、ちょっと確認すれば済むことを。
注意するのはどっちだよ、って話です。

自分ひとりで誤解したまま他人に迷惑を掛けないならばそれでいいのですが無責任に第三者を巻きこむのは性質が悪いので、そのことは私も肝に銘じたいと思います。



マカオ初の新交通システム・澳門軽軌の路線図や地理的な補足

澳門(マカオ)で初の鉄軌道となるLRTが先月・’19年12月に部分開業しました。

今回は氹仔島(タイパ島)のフェリー乗り場や空港、路氹(コタイ)地区のいわゆるIR(統合型リゾート)を寄り道して巡回するような区間のみで、旧くからの市街地であるマカオ半島までは開通していません。

現時点における両端の駅はちょうど真東と真西に位置し、直線距離にして3.5km(キロメートル)も離れていないのですが、全長は約9.3キロもあります。
軌道はUの字型に迂回するように敷かれているからです。
これを約20分かけて走破するので、表定速度は毎時30キロにも達しません。

澳門輕軌鐵路(澳門軽軌鉄路。以下、澳門軽軌。)を運営する”港鐵(澳門)”の公式サイトが掲げている、路線図を転載します。

MTR (Macau) > About Macao Light Rapid Transit (Macao LRT)
https://www.mtr.com.mo/en/AboutUs/MLRT


https://www.mtr.com.mo/Images/route_map.jpg

ただ、これだと簡略化され過ぎですので、地図サイトで澳門軽軌が描かれているものを紹介したいところ残念ながら、Google マップ、Yahoo!地図、Bing マップにはいずれも開通がいまだ反映されていません。
餅は餅屋ではありませんが、中国大陸のポータルサイト・百度(バイドゥ)が提供する地図の情報で軌道のロケーションを確認したいと思います。

百度地图
https://map.baidu.com/@12642975,2514211,15z


https://map.baidu.com/@12642975,2514211,15z

OpenStreetMap(オープンストリートマップ)の地図にも、澳門軽軌の軌道は載せられています。

OpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World Map
https://openstreetmap.jp/#zoom=14&lat=22.15188&lon=113.563


https://openstreetmap.jp/#zoom=14&lat=22.15188&lon=113.563

Wikipediaの記事に添えられている地図は、路環島(コロアン島、もしくはコロアネ島。島といっても陸続きですが。)や大陸の珠海の横琴口岸のほうへ伸びる計画中の未成線も薄い線でしっかり描かれています。
現地に建設途中のプラットホームだけが存在したり分岐だけ造ってあったりすることの裏付けに役立ちます。
(URLだけ載せておきます。)↓↓

澳門軽軌鉄路 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%B3%E9%96%80%E8%BB%BD%E8%BB%8C%E9%89%84%E8%B7%AF

Macau_Light_Rapid_Transit_Map.png (2308×3432)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/Macau_Light_Rapid_Transit_Map.png
――記事中の地図は、こちらです。

ただ、マカオの地理に明るくないと駅までどうやってたどり着けばいいのか、地図だけ示されたところでわからないと思いますので、今回オープンした区間の駅を列挙し周辺になにがあるのかを補註する程度に簡単に記します。
名前のあとに★の印がついているものは、カジノがある施設です。
(カタカナの表記は、各施設が公式に採用している(と思われる)スペルに準拠しています。)

  • 氹仔碼頭站(タイパ碼頭駅、Taipa Ferry Terminal Station)
    ・氹仔客運碼頭(タイパフェリーターミナル)
    ・カジノ関連施設の無料バスや路線バスの乗り場
  • 機場站(機場駅、Airport Station)
    ・澳門國際機場(マカオ国際空港)
    ・カジノ関連施設の無料バスや路線バスの乗り場
  • 科大站(科大駅、MUST Station)
    ・澳門科技大學
  • 路氹東站(コタイ東駅、Cotai East Station)・永利皇宮(ウィン・パレス、WYNN PALACE)★
    ――ホテルの前の人工池のぐるりをゴンドラが周回している複合施設です。(ちなみにこのゴンドラ、無料です。)
    ・美獅美高梅(MGMコタイ、MGM Cotai)★
    ・新濠天地(シティ・オブ・ドリームス マカオ、City of Dreams Macau)★
    ――下に挙げる新濠影匯と混同しないでください。
  • 東亞運站(東亜運駅、East Asian Games Station)
    ・美獅美高梅(MGMコタイ、MGM Cotai)★
    ――歩けなくもない距離にあるという趣旨で挙げましたが、最寄りは断然、隣りの路氹東站(コタイ東駅)です。
  • 蓮花口岸站(蓮花口岸駅、Lotus Checkpoint Station)
    ・路氹邊檢大樓(通称・蓮花口岸)
    ――対岸の中国大陸・珠海市(の横琴口岸)へのイミグレーション施設です。
    ・新濠影匯(スタジオ・シティ、Studio City Macau)★
    ――ひょうたん(瓢箪)の形にくり抜かれたビルの穴に沿って観覧車がまわっている複合施設です。
  • 路氹西站(コタイ西駅、Cotai West Station)
    ・澳門威尼斯人(ザ・ベネチアン・マカオ、The Venetian Macao)★
    ――エントランスは駅の目の前ではなく、北へ数分ほど歩きます。
  • 排角站(排角駅、Pai Kok Station)
    ・澳門銀河(ギャラクシー・マカオ、Galaxy Macau)★
  • 運動場站(運動場駅、Stadium Station)
    ・澳門運動場
  • 馬會站(馬会駅、Jockey Club Station)
    ・氹仔馬場(タイパ競馬場)
  • 海洋站(海洋駅、Ocean Station)

澳門軽軌の駅へのアクセスで現実的なのは、最初に挙げたふたつの駅(氹仔碼頭站または機場站)へ向かうプランだと思います。
マカオ特別行政区の外から訪問する場合もそうですし、マカオ半島から橋を渡ってコタイ地区へやって来る場合もそうです。
フェリー乗り場や空港は対外的な玄関口であるがゆえ、カジノが走らせている無料のシャトルバス、公共の路線バス、タクシー、いずれを利用するにしても目指しやすいはずだからです。

各駅の周辺には路線バスの停留所があって、Wikipediaの中文版ではそれぞれの駅の記事のなかで、近所を通過するバス路線についても言及されています。
“接駁交通”の、巴士(バスのことです。)の項を参照してください。

氹仔碼頭站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%B0%B9%E4%BB%94%E7%A2%BC%E9%A0%AD%E7%AB%99

機場站 (澳門) – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%A9%9F%E5%A0%B4%E7%AB%99_(%E6%BE%B3%E9%96%80)

科大站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E7%A7%91%E5%A4%A7%E7%AB%99

路氹東站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%B7%AF%E6%B0%B9%E6%9D%B1%E7%AB%99

東亞運站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%9D%B1%E4%BA%9E%E9%81%8B%E7%AB%99

蓮花口岸站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%93%AE%E8%8A%B1%E5%8F%A3%E5%B2%B8%E7%AB%99

路氹西站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%B7%AF%E6%B0%B9%E8%A5%BF%E7%AB%99

排角站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%8E%92%E8%A7%92%E7%AB%99

運動場站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%A0%B4%E7%AB%99

馬會站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E9%A6%AC%E6%9C%83%E7%AB%99

海洋站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E7%AB%99

マカオの公共の路線バスについては、有用なエントリを(Wikipediaに依存するのではなく)自前であらためて立てるつもりです。



KORAILソウル駅舎の閉館は0時50分から4時20分まで(’20年1月)

類似のエントリもこれで3本めになりますが、年が明けて’20年1月現在、KORAILのソウル駅の営業時間は早朝の4時20分から深夜の0時50分までになっています。

開閉舎のタイミングはソウル駅を発着する長距離列車、とりわけ到着する列車の時刻と関係がありそう、と2本めのエントリで記しました。(→参照
ソウル駅に未明の3時14分に着く、釜山駅を発つ前日最後のムグンファ号(무궁화호)の存在を根拠に挙げたのですがこの1226列車、最近は運転していないようなのです。

調べる方法のひとつに、KORAILの公式サイトが提供する列車の予約ができるページがあります。

일반승차권
http://www.letskorail.com/ebizprd/EbizPrdTicketpr21100W_pr21110.do

適当に1か月以内の未来日付と出発時、発駅と着駅を入力し、ソウル駅に深夜や早朝に着く列車の存在を調べることができます。


http://www.letskorail.com/ebizprd/EbizPrdTicketPr21111_i1.do

一例として、来る1月31日(金)の20時以降に釜山駅を出てソウル駅に着く直通列車の検索結果を見てください。
全部で9本あり、いずれもKTX(高速列車)でムグンファ号は皆無です。
(右下の青地に白い文字のボタンが表示されているように)これより先の列車は、翌日・2月1日(土)のものになります。
――と、上記の1226列車が検索の結果に出てきません。

駅舎を開けておくべき列車の運行がないので、閉館時間も拡大したものと考えられます。

もっとも、先述の2本めのエントリでも指摘したように、矛盾した状態のままであることに変化はありません。
駅舎の閉じているあいだにソウル駅に着く列車が存在する、というものです。
上で例示したもので説明すると、KTXの222列車はソウル駅に深夜の1時16分に到着するわけですが、冒頭の写真どおりの営業時間ならばもう駅舎はクローズしているはずですよね?
(実際にはどのように整合性をとってマネジメントしているのかについてはルポルタージュが必要な、今後の題材です。)

なお、発着時刻の情報がソウル駅で出ているものに、以下に挙げるような大型の端末があります。

駅舎のオープンが4時20分で、一番列車は5時05分発です。
(釜山までは行かず、途中の東大邱(동대구)から分岐して馬山(마산)へ行くKTXの列車です。)

ソウル駅に到着する列車の現況を案内するディスプレイもあります。
以前は出発列車の案内と同様、プラットホームへの出入口の上に三色LEDで(発時刻の情報と交互に)表示されていたと記憶していますが現在は人の目線と同レベルで別途、液晶テレビが用意されています。



マカオの新交通システムが今月・’20年1月末まで?無料開放中

澳門(マカオ)で新規に開業したLRT・澳門輕軌鐵路(澳門軽軌鉄路。以下、澳門軽軌。)が現在・’20年1月末まで、無料で試乗できるようになっています。

車両は前面展望のよい開放感あるデザインの2両編成。
ATO(自動列車運転)でドライバーがいないのは日本の新交通システムと同様です。
運転席や貫通扉だけでなくフロントガラスには中桟もありませんから、大きな一枚窓で眺望は抜群です。

各駅のスタッフがいる窓口へ行くと、深い青色のプラスチック製のトークンがもらえます。

つい先日までは窓口ではなく、(写真の右奥にあるような)折りたたみ式のテーブルとチェアが出され係員がそこに座り配布していました。

無料でなくなれば、これを発売機で運賃を支払って手に入れることになります。

普通運賃の現時点での最長距離区間(7駅間以上10駅間以下)が10パタカ(約140円)で、渡されるトークンには一律にその情報が入っています。
(4駅間以上6駅間以下は8パタカ(約110円)、それ未満が6パタカ(約80円)となっています。)

入場時はこれを自動改札機にかざします。
トークンの平らな面を改札機のリーダの面にちゃんと当てるようにしないと、反応してくれません。
かざすだけではおろか、(コインでスクラッチするときのように)一部分を当てるだけでもエラーになります。
日本の公共交通機関が採用している非接触型ICカードのような短時間に多数を処理する必要がある、密度も感度も高い利用は想定していない仕様と思われます。

出場時はオーソドックスな自動販売機に硬貨を入れる要領で、改札機の投入口にトークンを入れて返却します。
日本の鉄軌道ではまったく見られませんがこの、トークンの貸与によるフェアライド・コントロールはアジアでは多くの国で採られている方法です。

澳門軽軌の開通を伝えるweb上の情報では、無料なのはオープンした先月・’19年12月の終わりまでである旨の記載が散見されます。
(おそらく、予定ではそうだったのでしょう。)

マカオLRTタイパ線12月10日開業…年内は運賃無料、日本製車両が走る=現地初の鉄道 | マカオ新聞 – 澳門新聞 – The Macau Shimbun
https://www.macaushimbun.com/news?id=29691

しかしその翌月である、私がはじめて乗った1月つまり今月に入っても、対価の支払いなしに乗車できる状態です。
いつまでなんだろう?と思うのですが、公式のリリースでは現在のところ、1月までとなっています。

澳門輕軌股份有限公司 – Sociedade do Metro Ligeiro de Macau, S.A.
http://www.mlm.com.mo/station.aspx
――”Free Ride Offer: from the opening day to 31st Jan 2020″、とあります。

澳門輕軌股份という会社がどういう位置づけなのか、いまのところ私にはよくわかりません。
実際に現場のオペレーションを担っているのは香港鉄路(香港の鉄道を運営している会社。香港鐵路、港鐵、MTR。)の子会社である、”港鐵(澳門)”(MTR (Macau))です。

MTR (Macau) > Promotions > Free Ride Extended to Jan 2020
https://www.mtr.com.mo/en/WhatsNew/Promotions/Page-310
――”As stations and trains may be more crowded than usual”と記載がありますが正味の話、平日か休日かによらず現状は混雑とはほぼ無縁です。

12月までだったものが1か月だけ延長されて1月までになったようですが、再延長があるのかは不明です。
正直なところ、入出場や乗降車に利用者が困惑するほどの混乱はなく、なにかを周知させたり浸透させたりする必要性が私には感じられません。
無料にするオペレーション側の意図がわからないのです。

澳門軽軌の路線の概要については、あらためてリリースします。
なんにも調べず現地へ着き、いざ乗る段になって必要だった地理的なことを中心に紹介するつもりです。