グアムはESTAが必須じゃないけど申請しないと数倍の行列

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グアムへ渡る際にESTAを申請せず(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムで)米国へ入国しました。
グアムはESTAが必須でない事実や、長い待ち時間の体感、などのためです。

ESTAを申請しているか?と出発前の空港でのチェックイン時に航空会社の職員より訊かれることになると思いますが、そこで正直に否定しても(本土行きやハワイ行きの場合とはちがって)搭乗できないということはありません。
(ほかには、航空券の購入時にグアムでの滞在先を報告しているかという質問や、航空券に紐づけされている旅券の情報の更新がありました。後者は、チケットの購入後にパスポートが新しいものになっているケースを想定しているのだと思います。)

半信半疑だったのです、実際に入国できるまでは。現地へはよく調べずに向かいましたから。
可能であることを実体験したうえ、このエントリを出すためにはじめてちゃんとリサーチして、なぜ不要で大丈夫なのかその筋道を知ったというのが素直なところです。

理屈を知るうえでわかりやすいのが日本のキャリアで唯一、グアムへの運航便がある日本航空のサイトが説明している該当のページです。

JAL – 海外 出入国書類の書き方:グアム
https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/gum/gu.html

グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムを利用して入国する場合

米国のビザ免除プログラム(ESTAのことです。)を利用して入国する場合
とがあり、ESTAを申請しないときは”グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム”を利用することになるから申請は必須じゃないんだな、とわかります。

第三者のものではなく、米国(アメリカ合衆国)が公式にリリースしているものも載せておきます。

グアムー北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム | 在日米国大使館・領事館
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/guam-cnmi_vwp-ja/

“グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム”を利用する場合の要件(滞在は45日以内、45日以内の往復の航空券を所持している、など。)のほか、同プログラムを利用するときはESTAの申請は必要ありません、とも記されています。

ビザ免除プログラム | 在日米国大使館・領事館
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/

↑こちらはESTAをはじめとした、ビザ免除プログラム全般についての公式のリリースです。

グアム政府観光局による親切な案内も挙げましょう。

グアムへの入国|グアム政府観光局
https://www.visitguam.jp/planning/immigration-to-guam/
――”グアムにはアメリカのビザ免除プログラム(VWP)とは別に、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)があります”。

よくあるご質問|グアム政府観光局
https://www.visitguam.jp/planning/question/
――”日本国籍の方が観光目的でグアムへご旅行される場合、45日以内の滞在でしたらESTAを申請せずにグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(GUAM-CNMI VWP)を利用しての入国が可能です”。

すると、利用してもしなくてもグアムへは渡航できるESTAを、グアムへの旅行のためにわざわざ申請してなんのメリットがあるの?という疑問が当然、浮かぶと思います。
最大の効能は、待ち時間のカットです。

写真の先にある、入国審査場(U.S. Customs and Border Protection)へ来てみると申請していないひとだらけで文字どおり長蛇の列をなしていて、他方でESTAを申請している客の列はその数分の1の長さなのです。
これは意外でした。私のような、ESTAを申請しないで入国”してみよう”などという奇特な考えの持ち主はマイナーで、他人様は当然ながら危険性をできるだけ排除するだろうと想像していたからです。
ESTAを利用すれば無難なところを利用しないのは、危ない橋を渡るようなものだと思っていましたので。

エントリも長くなりますから実体験については、分割して投稿することにします。(→参照



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