京釜間の高速バスが全便満席時の裏技的な工夫その1

韓国のソウルと釜山の両大都市圏間には、空路や鉄道のほか高速バスも走ります。
旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)の時季は全国で乗客が増え、とりわけ京釜間で予約は取りづらくなるのですが、どうしても移動したいときはどうしましょう?

以前の投稿(→参照)にて金銭的解決について述べたように、高速バスではなく高速鉄道・KTXにすればいいのかもしれません。――それは解決というより諦念って表現のほうが適当なようにも思えますが。
しかし、本件は容易にあきらめないでください、マネーの力に頼る前に打てる実用的な打開策があります。

終点が周辺都市のバスに乗るのです。
南下する場合はソウルから釜山の近郊へ行くバス、北上する場合は釜山からソウルの近郊へ行くバス、です。
日本で例を示すと、東京から(大阪を経由せず)神戸まで行くバスや、大阪から横浜どまりの(東京へは行かない)バスがそれに該当します。

ソウルから釜山へ南下するときに代替となるのは、

・金海旅客ターミナル(김해여객터미널)
――金海(キメ)市、釜山-金海軽電鉄鳳凰駅(봉황역)と屋根は直結

釜山からソウルへ北上するときの代替には、

・城南綜合バスターミナル(성남종합버스터미널)
――城南(ソンナム)市、KORAILの盆唐線野塔駅(야탑역)に直結

・仁川綜合バスターミナル(인천종합버스터미널)
――仁川(インチョン)市、仁川地下鉄1号線仁川ターミナル駅(인천터미널역)に直結

・九里市外バス停留所(구리시외버스정류소)
――九里(クリ)市、KORAILの京義・中央線九里駅(구리역)のそば

といった衛星都市が候補に挙げられます。

城南と仁川の利便性は、ほぼ同等だと考えてください。(まずないとは思いますが)それらも満席ならば九里で降りることを検討しましょう。

たとえば、直近に出るバスの時刻が上の写真のようだったとします。
(上段の出発時刻は主流を占める3列(2+1列)シート車(우등)、下段はそれ以外の4列(2+2列)シート車(고속)や逆により上級なシートの車両(프리미엄)、のものをそれぞれ表示しています。)

(行きたいのはソウルであることが大前提で)東ソウル(동서울)への18時45分発、高速ターミナル(서울)へ行く19時ジャスト発か19時30分発、に乗りたいところです。
これらがすべて満席とすれば、つぎに検討するのが城南への18時40分発。
それでも空席がないとき――まぁ、まず確保できると思いますが――に、九里(구리)経由で議政府(의정부)まで行く18時40分発を考慮してみる、という流れになるでしょう。
(仁川へのバスは23時20分の発車まで、あまりに長く待つからです。)

もし城南のほうが23時20分、仁川が18時40分、と反対だったなら、視野に入るのは仁川のほうです。
城南も仁川もほぼ同時刻発だとしたらどうでしょう? そのさいは、バスを降りてから向かう目的地が城南か仁川か、どちらか近いほうにするといいと思います。
城南や仁川の位置関係がわからないときは、ソウルよりも手前かつ直線距離的にもソウルへ近い、城南にしておけば無難です。

参考までに、ソウル駅や地下鉄江南駅への両バスターミナルからの道のりを記しておきます。
(”⇒”の右側は順に、乗車する路線と所要時間、運賃、移動の長さ。
n号線とだけ記載があるのは、ソウルの首都圏電鉄n号線のことです。以下、同様です。)↓

・城南綜合バスターミナルからソウル駅(서울역)まで
電車のみ⇒盆唐線と2号線と4号線で約70分、1,650ウォン、約30km(キロメートル)。
バスのみ⇒直行バスの9300番で約70分、2,800ウォン、約31キロ。
――盆唐線と2号線と1号線、盆唐線と3号線と4号線、の乗継ぎパタンでも所要時間は約70分、とあまり変わりません。

・城南綜合バスターミナルから江南駅(강남역)まで
電車のみ⇒盆唐線と新盆唐線で約40分、2,450ウォン、約24キロ。盆唐線と2号線で約40分、1,450ウォン、約19キロ。
バスのみ⇒直行バスの1005番で約50分、2,800ウォン、約21キロ。広域バスの9408番で約70分、2,300ウォン、約19キロ。直行バスの9400番で約70分、2,800ウォン、約17キロ。

・仁川綜合バスターミナルからソウル駅まで
電車のみ⇒仁川地下鉄1号線と1号線で約70分、1,750ウォン、約33キロ。
バスのみ⇒広域バスの1400番で約100分、2,850ウォン、約37キロ。広域バスの1300番で約110分、2,850ウォン、約36キロ。
――広域バスの1400番は、上の写真で5番ホームに停まるレッドのボディのバスです。

・仁川綜合バスターミナルから江南駅まで
電車のみ⇒仁川地下鉄1号線と1号線と2号線で約80分、1,850ウォン、約38キロ。
バスのみ⇒広域バスのM6439番で約80分、3,200ウォン、約50キロ。

ちなみに、韓国には高速バス(고속버스)とは別個の分類で、市外バス(시외버스)というものも存在します。
どちらも都市間の旅客輸送を担うところは共通しつつ、後者のメインは短距離です。
京釜の両都市圏を往復する市外バスもあり、

・ソウル南部バスターミナル(서울남부버스터미널)
――ソウル特別市、3号線南部ターミナル駅(남부터미널역)のそば

・海雲台市外バスターミナル(해운대시외버스터미널)
――釜山広域市、釜山の地下鉄2号線海雲台駅(해운대역)より西のほうへ600メートルほど

・高陽綜合ターミナル(고양종합터미널)
――ソウル近郊の高陽(コヤン)市、3号線白石駅(백석역)に直結

・富川ターミナルソプン(부천터미널 소풍)
――ソウル近郊の富川(プチョン)市、7号線上洞駅(상동역)のそば

・梁山市外バスターミナル(양산시외버스터미널)
――釜山近郊の梁山(ヤンサン)市、釜山の地下鉄2号線梁山駅(양산역)より南へ400メートルほど

などを発着するバスも視野を拡げることにより選択肢に入ってくるのですが、複雑になるのでこのエントリではとりあえず高速バスに話題を限定しています。

その1、とあるように、高速バスが満席のときに採ることのできる工夫はこれだけではありません。
その2については、いずれ投稿します。



熊本空港へJR豊肥本線の肥後大津駅から空港ライナーで

JR豊肥本線で肥後大津駅に降り(→参照)、無料の乗合タクシー・”空港ライナー”に乗って熊本空港へ行きました。

改札からの通路を直進した先に、乗る空港ライナーのバンが停車中です。

南口の駅舎(大津町ビジターセンター)と乗り場の屋根との間隙には、雨天でも濡れないよう庇(ひさし)が渡してあります。

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/car.php

使用する可能性のある車両については、空港ライナーの公式サイトに写真が掲載されています。
私が利用したさいはバンタイプの定員(9名)を超えて乗客がおり、そのうち先に(バンの中にて)待っていた4人のグループがセダン型のタクシーに乗車し直して空港へ、出発時刻の11時ちょうどになる前に先行していきました。

私はデフォルトの、ハイエースへ。
乗車定員は助手席、運転席の真後ろの2席(写真の左)、この写真の正面の2席と私が撮っている位置の独立した席、そして一番後ろに3席、の合計で9名です。

他人と相乗りするわけですから、旅行のシーズンなど利用者が多いときは助手席に座る場合もあるでしょう。

所要時間は15分とのことですが、私が乗車した11時ちょうど発の便は大津駅10時59分発の空港11時12分着で、やや早めに着きました。
(数年前までは所要時間を12分としたスケジュールでした。余裕を持たせるオペレーションに変えたのだと思います。)

Google マップにて検索したルートの情報も7.6km(キロメートル)、15分と提示していますから、妥当な設定ではないでしょうか。

熊本空港に到着です。

つい先月(4月7日)の話ですが、新しい旅客ターミナルビルをつくるために一時的に、この停車位置から2、300メートルほど先にある(写真だとなにも建っていない)位置に仮設のビルが出現しました。
完成の予定は’23年とのことですが、それまでの数年間はこの空港ライナーが停まる場所も、仮設の国内線の建物に便利なところへ移転しています。↓

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/


https://kukouliner.com/img/map_index6.jpg

JR肥後大津駅から空港までの時刻は、冒頭の写真のとおりです。
その日の最後に駅を出る空港ライナーはスケジュール上だと、19時35分発です。
(COVID-19の影響によりいま、過半の便が運行しておらず、実際のところは13時30分発が最終になっています。以下、この減便については無視して述べます。)

空港からJR肥後大津駅までの時刻は、上の写真のとおりです。
現在、写真に(19時台まで)載っている便のほかに20時台と21時台にも2本ずつあります。発車時刻は、20:00, 20:25, 21:00, 21:35、です。

その日の最後(現行のスケジュールでは、21時35分)に空港を出る車は約1時間までならフライトの遅延に対し融通する旨、公式サイトのFAQのページなどに記載があります。↓

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/qa.php
――”最終航空便の到着が遅延した場合、空港ライナーの最終便出発時刻から、概ね1時間後を目途に対応を終了させていただきます”。

1時間を超えると、肥後大津駅の終電後になってしまう(のであまり意味がない)ゆえではないか、と推測します。
空港ライナーの遅れにもしJR九州が肥後大津駅の最終電車を合わせたら、終着の熊本駅で鹿児島本線の上りの終電にも遅延が波及してしま(うから接続を取るのは難しいと思)います。

ちなみに、熊本~大分、熊本~別府、熊本~由布院、等の高速バスも肥後大津駅の南口に停まるのですが、これら3路線はすべて熊本空港も経由します。↓

大津駅南口[熊本県]〔高速バス〕|高速バス時刻表|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/bus/highway/timetable/%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E9%A7%85%E5%8D%97%E5%8F%A3%EF%BC%BB%E7%86%8A%E6%9C%AC%E7%9C%8C%EF%BC%BD%E3%80%94%E9%AB%98%E9%80%9F%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%95/
――最終のバスがJR肥後大津駅を出るのは3路線とも、JR豊肥本線よりも早い時刻です。

熊本空港〔高速バス〕|高速バス時刻表|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/bus/highway/timetable/%E7%86%8A%E6%9C%AC%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%80%94%E9%AB%98%E9%80%9F%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%95/

肥後大津駅には寄らない、高森や、高森と高千穂を経由して延岡まで行くバスも熊本空港には停まりますので、高速バスを利用するときはJR肥後大津駅へ移動しないで熊本空港から乗るほうが現実的です。

空港の公式サイトの交通アクセスのページも、参考までに。↓

交通アクセス|阿蘇くまもと空港 オフィシャルサイト
https://www.kumamoto-airport.co.jp/access/

期間が過ぎれば最新のものではなくなりますが現時点における、
・’20年3月29日から同6月30日までの規定のスケジュール、
・’20年5月下旬の臨時的なスケジュール、
を両方とも残しておきます。↓

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/


https://kukouliner.com/download/20200329_jr_air.pdf

https://kukouliner.com/download/20200329_air_jr.pdf

https://kukouliner.com/img/200518.jpg

最新のダイヤは空港ライナーの公式サイトにて確認をおすすめします。↓

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/timetable1.php
――JR肥後大津駅から熊本空港へ向かう時刻表です。

阿蘇くまもと空港ライナー
https://kukouliner.com/timetable2.php
――熊本空港からJR肥後大津駅へ向かう時刻表です。



熊本空港の乗合タクシーに乗るためJR豊肥本線で肥後大津駅まで

JR豊肥本線の沿線から熊本空港(阿蘇くまもと空港)へ行くのに、肥後大津駅より乗合タクシーの”空港ライナー”を利用しました。
熊本駅や通町筋など、反対方向にある市の中心部まで移動してバス(空港へ片道800円)に乗ると、時間も費用も余計にかかるためです。

熊本空港から肥後大津駅、熊本県が無料乗り合いタクシー  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXNASJC1700T_X10C11A8LX0000/

まずは空港ライナーに乗る前段階の、肥後大津駅までの移動について記します。
(空港ライナーそのものについては、投稿を分割します(→参照)。)

  • 電車で肥後大津駅に着くまで

熊本市内の豊肥本線の主要駅から肥後大津までの運賃は、熊本から(22.6km)480円、南熊本から(19.0km)400円、新水前寺から(17.4km)380円、水前寺から(16.8km)380円、武蔵塚から(9.7km)260円、光の森から(7.8km)230円、(カッコ内は営業キロ)です。

基本的に2両編成のロングシートの電車(815系)が、昼間は1時間あたり3本ほど走っています。

この空港アクセスの手段のデメリットは、肥後大津駅における乗換え(のときの移動や待ち時間の発生)が面倒なこともさることながら、電車の利用時に空席の保証がないことです。
私が乗ったのは午前中、南熊本駅から10時台の列車でしたが、この時点で空席はなし。しかし、幸運にも次駅の新水前寺にて私の前に空席ができたので立っての移動からはすぐに解放されました。さらに、その次駅の水前寺では空席がある(乗客数が座席定員を下回る)状態になり車内に余裕ができました。
これが偶然のラッキーで乗客の波が小さいタイミングだったゆえなのだとしたら、逆に悪運のケースも考えられます。それに、朝夕の通勤と通学および帰宅時は(運の話ではなく)必然的に混みます。
所持品が多くなりがちの状況において座って移動できないのは大きな痛手になるため、その不安があることはここに明記しておきたいと思います。

  • 特急列車は熊本地震で区間運休中

’16年に熊本地震が起きて肥後大津以西の区間では運休中のままなのですが、全線が復旧したとして特急列車が空港アクセスに実用的かどうか、参考程度に記しておきます。
自由席特急料金と(上のほうに列挙した、各駅からの)運賃を合計しても空港と熊本市街とを結ぶバスの運賃・800円を下回り、金銭面における有用性は満たすからです。
(ただし、南熊本駅は停まらず通過します。)

熊本から肥後大津までが22.6km(キロメートル)なのでJR九州が割安に制定している25キロ以内の特急料金が適用されて、自由席は310円です。
(指定席は通年で840円になります。グリーン車はありません。)

特急料金など | きっぷのルール | 駅・きっぷ・列車予約 | JR九州
https://www.jrkyushu.co.jp/railway/ticket/rule/03/

運休する直前は、3連のディーゼルカーが熊本と大分県の別府とを毎日3往復していました。
指定席が1両で自由席が2両、と低料金で乗れるシートのほうが多めの配分なのは喜ばしいものの、なにせ1日に3往復しかありません。ゆえに、フライトのスケジュールにこの特急列車の発着時刻が合えば利用してみてもいいのではないでしょうか、という程合いの表現にとどめておきます。

注意点は、この特急列車は阿蘇への観光客輸送の役割を負うため、旅行のシーズンは混んでいて座れない危険があることです。

  • 肥後大津駅に到着

私が乗った普通列車は、南熊本より30分で肥後大津に着きました。

プラットホームからは、跨線橋や地下道ではなく下り勾配のスロープ(写真の右方)より構内踏切を渡り、(北ではなく、新築のほうの)南口の駅舎へ。

構内踏切(写真の通路の奥)は駅から空港までの移動経路上で唯一の、屋根がない箇所です。雨が降ると濡れます。
南口の駅舎――正確には、大津町ビジターセンターという位置づけです。――の観光案内所のスペース(写真の右)は、私がこれから乗る空港ライナーのウェイティングエリアも兼用する設計になっています。

余談ですが、上の写真の左に見える出札業務も可能なように思えるルックスの窓口は、みどりの窓口ではありません。
(近距離(片道の営業キロが100キロまで)の普通乗車券が千円札と硬貨で買える、食券機タイプのマシンが南口には1台だけあります。)

指定席やクレジットカードに対応したマルス端末や、SUGOCAをはじめとした交通系ICカード(Suica、ICOCA、PASMO等)できっぷを購入するさいは、大津町の役場も附近にある北口です。

豊肥本線での移動に座れない不安がありながら言及がないのは、拙劣というか不誠実というか、物品の無料配布の情報だけを広告して長い行列のことを紹介しないようなものだと思いますので、私が今回のエントリにて紹介した次第です。
本題の空港ライナーについては、次回に分離します(→参照)。



仁川のAsiana Loungeで改装前後の変化で気になる数点等

Asiana Lounge(East)が大韓航空(Korean Air)のKAL Loungeが第1ターミナルから撤退した跡地にできたほか、既存のラウンジ(CentralとWest)もリニューアルしています。

以前はなかったのが、ビールが底から勝手に注がれるガジェットです。

土台に透明のカップをセットすると生ビールが下から自動的に注入される、というものです。
プラスチック製のコップの底面に、ゴムか合成樹脂かなにかでできた弁の役割を果たすアクセサリがついていて、装置にセットしたときだけ液体のビールが内側に流入します。
注がれるのは下からなのですが、不思議なことに機械から外しても底面よりビールは漏れてきません。

充填されるのは途中までの定量で、コップにいっぱいにはならないのでどうやったら満杯で注げるのかに頭を悩ませている日本人の中年女性がいました。
私はそのことよりも、2杯めを飲みたいさいに1杯めを飲んだコップをセットする行為に衛生的な問題はないのか、という点が引っかかります。

ほかのかたも報告されていて、私も気になったポイントを挙げます。


指摘がウェブ上にて多数ありますが、身体をフラットにさせて滞在できるパーソナルなスペースは概して人気です。
(SKY HUB LOUNGEやMatina Loungeにはない機能です。)
リニューアル後に私が訪問したいずれの回も、すべて埋まっているか、かろうじてひとりぶんのスペースに空所があるか、といった状態でした。

人気といえば、ミール類が配置された奥のほうと、アルコールとおつまみ類が配置された手前のほうとに分離されたことにより、奥のほうの人口密度が高くなっている点も指摘しておきます。


ミール類のカウンタは改装前はシャワールームや化粧室などがあった、エントランスから見て奥のほうに移動しています。
酒類とそれに付随するつまみ等は、手前側にカウンタが分離されました。

(朝の早い時刻であれば利用者も多数で当然なので)時間帯にもよりますが、奥につき不便な位置にあるにもかかわらずミール類のカウンタに近い席はほぼ満員の盛況っぷりです。
料理へのアクセスがしやすいほうが好まれる、っていうことでしょう。
逆でよかったです、混んでいるのが入口に近いほうじゃなくて。


落ちついて食事をいただくならば、ラウンジ内の往来が面倒ではありますが手前の、アルコール類のカウンタあたりに座るしかありません。
人気(ひとけ)がないほうが過ごしやすいですから、ごみごみ、わやわや、がつがつした雰囲気がする奥のほうに陣取ることは、入場時にすいていても(混んでくる可能性が大きいので今後も)私はないと思います。


かつては奥にあった化粧室とシャワーは、入口から見て(おつまみなどよりもさらに)手前のロケーションに変わっています。

私的な告白になりますが、アシアナのラウンジにおいては、ミール類ではなくおつまみコーナーのチーズかけ放題が私にとっての一巡めの選択希望選手です。
(食事をしっかり摂りたいときは逆に、SKY HUB LOUNGEかMatina Loungeのほうへ行きます。)
リフォーム後も残って、個人的にはほっとしています。






上述のシャワーの利用手順とか、食事後の食器類を回収するアジュモニ(の下膳の程度が過ぎていて私としては困ること)とか、このラウンジで記したいポイントはほかにもありますが、それはまたの機会に。

ラウンジの詳細は、アシアナ航空の公式サイト等で確認してください。↓

アシアナビジネスラウンジ│ASIANA AIRLINES
https://flyasiana.com/C/JP/JA/travel/airport/asiana-business
――East(11番搭乗口附近)は5時から22時まで、Central(同26番)は5時から24時まで、West(同43番)は6時から翌0時30分まで、が通常のオペレーションですが、Centralは3月8日より、Westは先月・4月1日より、一時的に営業していません。また、Eastは4月6日以降、7時から20時までに短くなっています。

Seoul Incheon International
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international
ICN7-Asiana-Business-Lounge
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international/icn7-asiana-business-lounge
――Eastが利用できる時間は、”毎日:午前7時~午後8時”、と記載されています。COVID-19のパンデミック以前は、”毎日:午前5時~午前0時”と記されていました。



大容量ジンギスカンのたれを狸小路2丁目の業務スーパーで

ご当地の、というかそこへ行けば大きいサイズのものが安く買える食料を個人的にリストにしています。
大容量のジンギスカンのたれは札幌で調達するアイテムとして一覧に入っているのですが、それを売っていたイトーヨーカドーすすきの店が先週末・5月17日(日)に閉店してしまいました。
同店がテナントとして地下に入居していた商業ビル・ススキノラフィラが営業を終えて取壊されるためです。

札幌・ススキノラフィラが閉店 6月に解体、新複合ビル建設へ – 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200517/k00/00m/040/159000c

薄野(すすきの)の交差点の南西角(南4西4)という一等地にあって、地下2階の出入口が地下鉄南北線のすすきの駅の改札とほぼ隣接していましたし、新千歳空港へのバス停・”すすきの(南4西3)”のロケーションも交差点の斜向かいの北東角で、アクセスの便は抜群でしたから残念です。

札幌の中心地で大きいジンギスカンのたれを購入する場合、狸小路商店街の2丁目のエリア(南2西2)にある業務スーパーをこれからしばらくは常用することになりそうです。

北海道の店舗一覧 – 店舗案内|プロの品質とプロの価格の業務スーパー
http://www.gyomusuper.jp/shop/list.php?pref_id=1

業務スーパーすすきの狸小路店 – 店舗案内|プロの品質とプロの価格の業務スーパー
http://www.gyomusuper.jp/shop/detail.php?sh_id=1206
――詳細な情報は、公式サイトにて確認してください。

クレジットカードでの決済にも対応しています。
営業時間は9時から22時まで、と店じまいしたイトーヨーカドーより始業も終業も1時間ずつ長くなっています。
しかし、店内は手狭です。そして、(業務スーパーの他店も同様ですが)レジはよく混んでいます。

狸小路商店街は幸いにもショッピング・アーケードになっているので雨に濡れることはないでしょう。
ただし、最寄りの地下鉄の駅(すすきの駅、または大通駅)より400メートルばかり、札幌駅前通とその地下街(ポールタウン)からでも200メートル弱は歩きます。

成吉思汗たれ1L|ジンギスカン・焼肉関連|家庭用商品|商品紹介|ベル食品
https://www.bellfoods.co.jp/product/detail.php?item=142781532
――1リットルのものは、家庭用の分類です。

成吉思汗たれ1.8L|外食・デリカ関連|業務用商品|商品紹介|ベル食品
https://www.bellfoods.co.jp/product/detail.php?item=142781997
――1.8リットルになると、カテゴリは業務用です。

業務スーパーのこの店舗にこだわらずとも、(1.8リットルのタイプはともかく)1リットルサイズは品切れでなければ札幌市内のスーパーマーケットには在庫があるんじゃないかと思います。
イトーヨーカドーだと福住や(地下鉄の)琴似、イオンだと新札幌(新さっぽろ)、東札幌、桑園、麻生、栄町、(JRの)琴似にある各店舗が駅に近接しています。

私が大容量のジンギスカンのたれを道内でできるだけ調達しようとするのは、余分なコストが乗っかった価格で買いたくないから、というだけのことです。
標準的な数百ml(ミリリットル)のサイズのものでよければ最近は、本州に取扱う食品スーパーがあっても異例ではありません。
ウェブ上のショッピングモール(ネットショッピングモール、サイバーモール、通販サイト)なら自宅から出ずに入手できます。
(ソラチの製品である成吉思汗のたれも検索の結果にヒットします。)

大容量ジンギスカンのたれ – Google ショッピング
https://www.google.com/search?q=%E5%A4%A7%E5%AE%B9%E9%87%8F%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%8C&tbm=shop

最後にひとつ余談ですが、狸小路と札幌駅前通の交点(南西角)に位置するドン・キホーテの地下に、道内各地の食料品を取寄せたコーナーがあります。
大きいジンギスカンのたれを扱う小売店を探していて発見したものです。
店内は禁撮なのでドアの外より写しています。↓

調味料や缶詰といった、その地方の食品を(土産の用に限定せずに)札幌のこの店よりも大規模に集結させているドンキの店舗は、ほかにないように推察します。
唯一、国際通り店(那覇市)だけはあったようにもなかったようにも思え私の見覚えがいまいち不確かなのですが、面積が北海道本島は沖縄本島の65倍もありますから収集する範囲は桁外れに北海道のほうがでっかいどうです。
観光客で人気のドンキの店舗といえばほかには、ミナミに密集する3か店か4か店(大阪市)、中洲店(福岡市)、などの店内の多国籍ワールドが頭に浮かびますが、このような場所を見た記憶がありません。

上の写真はその区割りの一部で、見えていない右の棚や左の棚(裏の棚)にも同コーナーが展開されています。
もっとも、純粋な地元・道産でないものもあるでしょうから、具体的な品ぞろえはひとつひとつ確認するしかないと思います。



港珠澳大橋のイミグレから外港碼頭や氹仔碼頭へ無料バスで

港珠澳大橋のマカオの入管から市街地へは、101Xと102Xの両路線バス(→参照)のほか、無料で2か所のフェリーターミナルへ行けるバスも利用できます。

  • 概要

“娛樂場及酒店往來港珠澳大橋接駁線”(”Casino & Hotel Hong Kong Zhuhai Macau Bridge Connection”)と記された白いバスがそれで、車両には路線バスのタイプのほか、上の写真のような観光バスのタイプも用意されています。

港珠澳大橋交通資訊
http://www.dsat.gov.mo/hzmb/bus_mac_city.aspx


http://www.dsat.gov.mo/hzmb/bus_mac_city.aspx

http://www.dsat.gov.mo/hzmb/bus_mac_city.aspx

マカオ半島の外港客運碼頭、路氹(コタイ)地区の氹仔客運碼頭、この両ターミナルへ10時より23時まで、1時間にそれぞれ約6本らしいです。
(もっとも、私は6本もあると思っていません。およそ10分おきの運行にしてはこのシャトルバスのルート上であまり目撃しないからです。下のほうでも簡単に言及します。)

  • 港珠澳大橋澳門口岸におけるシャトルバスの乗り場

港珠澳大橋邊檢大樓(イミグレの建物)を出て、写真のような案内を追って矢印の先のバス乗り場へ向かいます。

“可中轉至:”と記され6ないし8か所のIR(カジノを主体とした複合施設)の施設名が列挙されていますが、ライセンスを与えられた6社が誘導したいIRの名前を例示しているだけの話です。
訪問したいゴールがマカオ半島にあるのに氹仔(タイパ)島の氹仔碼頭へ行くバスに乗車してしまうミスさえしなければ、カジノなどに用事がなくとも特段の支障は生じません。
換言すると、目的地がどこであれとりあえず外港碼頭へのバスに乗っておけば無難、ということになるわけですが、残念ながら外港碼頭と港珠澳大橋澳門口岸とを結ぶバスは、混みます。

窓の奥に見える外港碼頭へ向かうバスは人気ですね。一方でこちら、氹仔碼頭へ行くバスはなぜか空気輸送状態。
差があまりに顕著なゆえ、乗客に罰ゲームがあるのでは?って怪訝に思ってしまうくらいです。そんなものはないです(笑)し、乗車率の低さに相応の損なことがバスを降りてから待っているという要素もありません。安心してください。

  • 氹仔客運碼頭におけるシャトルバスの乗り場

氹仔(タイパ)碼頭のバスの乗り場は、ターミナルの建物――写真の左奥に屋根だけが見えます。――から一番近いところが停まる定位置のようです。
(写真の右奥には’19年の12月に開業したばかりのマカオのLRT・澳門軽軌の高架や、その始発駅へのペデストリアンデッキも確認できます。)

  • 外港客運碼頭におけるシャトルバスの乗り場

大通りの友誼大馬路を挟んで外港碼頭(写真の左奥)の北にカジノのバスが集結する乗り場があるのですが、このバスプーリング(バスプール)の最東端が港珠澳大橋澳門口岸へ/からのシャトルバスの乗降のために充てられています。
上の写真のバスは1本前のバスが発ってから15分ほど過ぎて外港碼頭の乗り場を出ていきました。10分おきにシャトルバスの便があるとはどうしても考えられません。
車内に注目していただくと、座れずに立つ乗客の姿もみられます。

港珠澳大橋のイミグレへ向かう方面の102X路線のバスは外港碼頭には停まりませんので、この方向のシャトルバスはいっそう混雑するはずです。
(港珠澳大橋のイミグレを発つ方向のバスは、102X路線も外港碼頭に停まります。)
外港碼頭から102X路線のバスに乗るとすれば、近場の停留所まで700メートルばかり歩きます(→参照)。

  • 補足・香港の空港から大橋経由でマカオの市街地まで

なお、”マカオ通信”なる最新のトピックスを日本語でレジュメにした観光情報をマカオ政府観光局が年に4本ほどリリースしており、港珠澳大橋が開通したときのバックナンバーにて香港国際空港(赤鱲角機場)から大橋を経由してマカオのバス等に乗車するまでのプロセスをコンパクトにまとめていました。

マカオ観光局 日本地区マーケティングリプレゼンタティブ 旅行業界/メディア/一般お問い合わせ専用ウェブサイト | マカオ通信デジタル版
http://www.macaotourism.jp/rep/talkabout.php?pubid=28&page=4&news=1


http://www.macaotourism.jp/downloads/talkabout/201812.pdf
――要約は4ページあるうち最初の1枚です。

macao201812_1.indd
http://www.macaotourism.jp/downloads/talkabout/201812sp.pdf
――最初のページのみでよければ、このPDFファイルだけで充分です。

香港の空港よりB4の路線バスに乗るまでの手順を記しているところ以外は、この要約のとおりに進むといいと思います。



24時間営業のフライドチキンの店・東大門韓国トンタッ

たまには飲食店の話題も。

韓国トンタッ(한국통닭)という――直訳すれば”韓国の鶏の丸焼き”という意味の屋号で――薄い衣で揚げたチキンをいただけるお店が、ソウル市内にいくつかあります。

地元の検索サイト(NAVERとDaum)で調べると漢江の北側に2、30件ばかりヒットします(が精査までして見てはいません。韓国トンタッじゃない店もなぜかサジェストされるでしょう)。南側にもいくつが店舗はあるようです(が、私は一度も目撃できていません)。
私が目にしたことのあるお店は鍾路の沿道の数店舗と、南大門の近辺にオープンした店舗のみです。(後述します。)

そのうち、地下鉄1号線の東大門駅(동대문역)の5番出入口を出てすぐのところにある、東大門韓国トンタッ(동대문한국통닭)でフライドチキンをいただくのが私の定番になっています。
(4号線の東大門駅からだと遠いです。)
他店ではなくこのお店を私がよく利用するのは、24時間営業だからです。

店の外に向けて大きく表示されているように、ハンマリ(한 마리)、つまり1羽めは4,000ウォンなのですが、2羽めと3羽めの追加は3,000ウォンでよく、トゥマリ(두 마리)が7,000ウォン、セマリ(세 마리)が10,000ウォンです。
(見てはいませんが、4羽を注文すると14,000ウォンになると思います。)

本体が丸ごと下揚げされた状態の鶏肉が数十羽ほど積まれており、オーダが来ればあらためてフライし直す、という調理です。
弾力のある食感を楽しみたい場合は、韓国にもあるKFCとか、日本の鶏の唐揚げをおすすめします。
先払い(선불)と記載がありますが、計算はいつも退店するときです。

定番化しつつある私の行動の流れは、東大門エリアにて深夜バスを乗りかえるさいに(→参照)、その1時間の乗継時間内にだいたい30分間で1羽(4,000ウォン)とマッコリ(3,000ウォン)をいただきカード(VISA)で支払ってお店を出て、手洗いはDOOTA MALL(ドゥータモール)の地下にある化粧室を使う、というパタンです。

한국통닭 | 카카오맵
https://place.map.kakao.com/1155739247

KakaoMap(카카오맵)に紐づけされている東大門韓国トンタッの該当のページ(公式サイトではなくDaumが提供する情報)も、よろしければ参考にしてください。

現地語で打たれたブログを拝見しますと、食事中に満席になった旨の記述がみられます。
リーズナブルにいただけるうえ、数組が入るといっぱいになる程度の床面積だからです。
(下のほうで挙げる、鍾路5街店のほうが広いはずです。)
私は地下鉄が動いていない時間帯によく訪問しますが、客足が鈍いはずの深夜でも在店中に卓が埋まった経験があります。
冒頭の写真を撮ったとき――平日の23時半ごろでした。――のように、路上にまでテーブルが展開されていることも。

このお店の位置を、地図サイト(Google マップやKakaoMap)で確認しましょう。

地図の範囲をやや広域にして近隣の、1駅東の店(崇仁洞2号店)や1駅西の店(鍾路5街店)などにもピンが立っている地図も載せておきます。↓

KakaoMapでは地図を拡大させるとバス停のある位置にバスのアイコンが表示されるので、最寄りの
・東大門.興仁之門(中)(01-037)
――東から西へ行く方面。100メートルほど手前に停まります。
・東大門駅.興仁之門(中)(01-023)
――西から東へ行く方面。200メートルほど東へ通りすぎます。
の両停留所よりアクセスするときの材料になるかと思います。↓




なお、近所にある他店舗、なかでも東大門韓国トンタッよりも街の中心地に近い西の方角の、
・鍾路5街店
――1号線で1駅西、広蔵市場(광장시장)の西の方向にあります。
・鍾路3街店
――1号線で2駅西、楽園洞(낙원동)にあります。
・南大門店
――南大門路地下ショッピングセンター(남대문로지하쇼핑센터)のほぼ真上です。
の3か店は韓国観光のポータルサイト・KONEST(コネスト)にも掲載されています。

韓国トンタッ 鍾路5街店|仁寺洞・鍾路(ソウル)のグルメ・レストラン|韓国旅行「コネスト」
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=22462

韓国トンタッ 鍾路3号店|仁寺洞・鍾路(ソウル)のグルメ・レストラン|韓国旅行「コネスト」
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=17696

韓国トンタッ 南大門店|南大門・ソウル駅(ソウル)のグルメ・レストラン|韓国旅行「コネスト」
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=26167

店舗の概要を中心に簡潔に紹介しましたが、飲食時の叙述については、またの機会に。



安くて早くて本数も編成の両数も多い南海の、空港急行。

私がもっぱら関空快速で関空から大阪の都心へ移動する理由は、
・大阪駅へのダイレクトなアクセス、
・転換クロスシート、
――この2点ですが、それがなければ南海電車のほうがいいにきまっています。
安くて早くて運行本数も編成の両数も多いからです。
関空から大阪方面への移動を前提に前回、そのように指摘した話(→参照)の補足です。

具体的にどれだけの優位性があるのでしょう。
関空を出る南海の全列車、JRの快速列車のうち大阪環状線に直通するもの、いずれも新今宮駅に停車しますので関西空港から新今宮までを乗換えずに1本で行ける条件で比較します。

  • 安さ

南海本線は海側を走るので距離は短めで、41.4km(キロメートル)、運賃は930円。
JRの関西空港線と阪和線の経由だと47.0キロとやや遠回りになり、運賃は1,080円です。

  • 早さと運行本数の多さ

関西空港駅│時刻表:JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/eki/timetable.php?id=0622602

関西空港駅 時刻表|関西空港線|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/time/eki_%E9%96%A2%E8%A5%BF%E7%A9%BA%E6%B8%AF_%E9%96%A2%E8%A5%BF%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E7%B7%9A.html

a_02.pdf
http://www.nankai.co.jp/library/traffic/jikoku/pdf/kansaiairport/a_02.pdf

関西空港駅 時刻表|南海空港線|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/time/eki_%E9%96%A2%E8%A5%BF%E7%A9%BA%E6%B8%AF_%E5%8D%97%E6%B5%B7%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E7%B7%9A.html

上り方面の平日のダイヤ(/土休日のダイヤ)上の1日の本数は、JRの快速列車が56本(/60本)、所要時間を計算すると平均して56.3分(/54.9分)です。
南海の空港急行だと68本(/66本)もあり、平均の所要時間は43.2分(/42.7分)。最も遅い空港急行でも53分(/51分)で着くのですが、これを超える――52分(/50分)以下で両駅間を結ぶ――速さの関空快速は、(大阪環状線に直通する列車のなかで)4本(/3本)だけです。

同様に平日(/土休日)の上りのデータで参考までに、空港急行の優秀さを示すために特急・ラピートについても言及しますと、全部で33本(/33本)――うちβが26本(/26本)、αが夜に7本(/7本)――、平均は37.1分(/36.1分)です。所要時間の差は、6分強。
ラピートβの最速列車よりもゆっくり走るラピートαがある(けど特急料金に差異はない)ことはともかく、空港急行の最速列車よりも鈍足なラピートβがある(のに後者は特急料金・520円がかかる)のは、なんとも興味深いポイントです。速達性に対して支払う代金の意義について疑問を投げかけるつもりで指摘しておきます。

  • 編成の両数の多さ

昨年・’19年の4月にダイヤを改正するにあたり南海電鉄が公式にリリースした情報によれば、68本(/66本)ある空港急行の約4分の3は8両、残るは6両編成です。↓

190306.pdf
https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190306.pdf


https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190306.pdf/

ただし、平日の朝の上り列車には数本ばかり、女性専用車両の設定があります。↓

女性専用車両|南海電鉄
http://www.nankai.co.jp/traffic/woman.html

実施されているのは空港急行(や急行など)のうち、8両編成の列車のみです。

JRの快速列車は原則として、和歌山方面から来た紀州路快速の4連を併結して途中より8連(4+4両)にはなりますが、関空を出て新今宮までを一貫して8連で走るものは朝や夜に数本しかありません。

  • JRの優位性との比較と、”確実に座れること”と。

私のなかでは、――伊丹と関西との連絡で利用するさいは伊丹着、伊丹発の双方向ともバスの一択ですが、そうでなければ――関空のアクセスで使う術についてはほぼすみ分けができています。
関空への南進は南海電車、関空からの北進はJRの快速列車です。

“確実に座って行けること”を重要視していることが選択の根底にあります。
普段使いで鉄道に乗るときよりも、空港とのアクセス時は確実に荷物が大きくて重いからです。
(ちなみに、最重要なのは大きな遅刻もなく空港まで運んでくれる安定性です。)

関空から乗るさいは、南海もJRもすべて始発列車ですので、どちらにせよ着席できない危険はそう大きくありません。
(よろしければ、前回のエントリもどうぞ(→参照)。)
空港急行も関空快速も最頻時は1時間に4本もあり、平均して15分ほど遅らせれば次発の空席が供給されます。
南海電車よりも遠くキタ(梅田や大阪駅の周辺)まで直通で運んでくれるのが私にとってはありがたいので、JRにしようという考えに至ります。
(好みがわかれるところですが、転換クロスシートであることも個人的には理由のひとつです。)

しかし、逆に大阪の中心部から関空へ行こうという場合、キタにいて大阪駅より関空快速に乗ろうとすると、確実に座れる始発駅の恩恵は受けられません。
前回のエントリの最後に載せた写真を借用しますと、これは大阪駅で帰宅の時間帯にかかっている20時39分発の関空快速の列車のドアがひらく直前の状態ですが、↓

大阪駅に着くタイミングで席がもう埋まってしまっています。
始発の駅よりカウントして4駅めないし11駅めが大阪駅なのですが(上の写真の列車は後者です)、夜間ではなく昼間ならば大阪駅からでも安心して着席を期待して並ぶことができるのでしょうか。
確実に座って関空へ向かうには、東のほうにある京橋駅から始発の関空快速に乗るか、または、ちょうど関空の方角にあるミナミへ近づいて難波駅(なんば駅)から始発の南海電車に乗るか、です。
上述してきたような利点を踏まえれば、結論は自明だと思います。

なお、ダイヤ上と記したように、この投稿は現時点における本来のダイヤを前提にしたものです。新型コロナウイルス感染症・COVID-19の影響で、南海のラピートの本数が大胆に削られていたり、今後も実際のオペレーションとの乖離が出てきたりするかもしれません。そのような非常な最新の状況はこのリリースには反映させていませんので、念のため補註しておきます。



4号車か5号車へ。関西空港駅で関空快速に空席がないとき。

南海電車ではなくJRの関西空港駅を発つ快速列車に乗れば、天王寺駅へは便利ですし9割超が大阪駅まで直通で運んでくれるのですが、弱みは(夜や平日朝の数本が8連のほかはすべて)4両しか連結していないことです。
このため、先客ですべて埋まっていて着席できない場合が、出発時刻が近いとよくあります。

関西空港駅│時刻表:JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/eki/timetable.php?id=0622602

関西空港駅 時刻表|関西空港線|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/time/eki_%E9%96%A2%E8%A5%BF%E7%A9%BA%E6%B8%AF_%E9%96%A2%E8%A5%BF%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E7%B7%9A.html

どうしましょうか。
バスだったら確実に座れますよね。
または、安くて早くて運行本数も編成の両数も多い、南海の空港急行で行きましょうか。
目的地がミナミだったり、難波で接続する他社の路線(地下鉄、近鉄電車、阪神電車)に乗換えたりするのであれば、それでいいと思います。
(南海電車とJRの快速列車との具体的な比較については、次回の投稿でテーマにします。)

しかし、降車するのが大阪環状線内の(とりわけ大正駅以遠(以北)の)各駅だったり、乗降が自由なフリーきっぷ(青春18きっぷ、関西1デイパス、秋の乗り放題パス、など)を持っていたりするなら当然、JRを選ぶことになるでしょう。
そのときは我慢して立ったまま大阪の中心部へ北上しなければならないのかというと、そうでもありません。

とりあえず、関空快速の5号車か4号車に乗りましょう。

  • 日根野駅にて、空席が多い紀州路快速へ。

海上橋(関西国際空港連絡橋)を渡った2駅先にある日根野駅で合体する、和歌山方面からの紀州路快速の空席に頼るのです。
たいていの場合は紀州路快速の4両のほうが着座の乗客は少ない状態で日根野駅にやって来ます。
紀州路快速の4連と関空快速の4連とが一緒になって、日根野駅から北は8両編成で阪和線を天王寺駅へ向かいます。

どちらの4両が前にくるかは、列車により一致しません。
関空快速の各車両のナンバリングが8号車~5号車ならば、4号車~1号車の紀州路快速は後ろになります。
関空快速の各車両のナンバリングが4号車~1号車ならば、8号車~5号車の紀州路快速が前です。
日根野駅には、8号車~5号車の4両が先に着き、4号車~1号車の4両が来るのを構えて待っています。

どっちにしろ、5号車と4号車とがドッキングするので、関空を出る時点で満席ならば5号車か4号車に乗って2駅先における着座のチャンスに備えるといいですよ、というのが今回のエントリの主旨です。

以下は、注意点と補足を何項目か。

  • 紀州路快速と併合しない、4連のままの関空快速がある。

大阪環状線には入らない天王寺どまりの快速列車が、平日ダイヤは62本中6本、土休日ダイヤでは64本中4本、と1割弱あります。
このうち、4両編成のまま終点を目指すものが夜に2本ほどあります。

冒頭あたりに関西空港駅の時刻表としてURLを最初に載せた、JRおでかけネットの時刻表では発車時刻をクリックないしタップすると、併結があるならどっちの編成が前になるのかまでわかるようになっています。
併合の有無のみでよければ、下のほうで挙げているジョルダンの日根野駅の時刻表だけでもチェックすることができます。

(なお、紀州路快速と合体しない8連のままの快速列車もあるのですが、それは問題にならないというかむしろラッキーですよね。)

  • 紀州路快速でも着席できなければ?

紀州路快速の編成でも空席を確保できなかった経験は、何度も利用していますが私にはありません。
しかし、もしそれでも座れなかった場合は、日根野駅が始発の快速列車や区間快速などの列車もあります。
(日根野駅には車両基地があるため、多数の始発列車が設定されているのです。)
ただし、難点が
・日根野駅が始発の列車は(例外が平日朝に1本あるほかは)大阪環状線には直通しないこと、
・区間快速は途中の駅(平日朝の1本以外は、東岸和田駅)で後続の関空快速(や紀州路快速、等)に抜かれてしまうこと、
――と、ふたつほどあります。

日根野駅│時刻表:JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/eki/timetable.php?id=0621924

日根野駅 時刻表|阪和線|ジョルダン
https://www.jorudan.co.jp/time/eki_%E6%97%A5%E6%A0%B9%E9%87%8E_%E9%98%AA%E5%92%8C%E7%B7%9A.html

ジョルダンの時刻表を参照すれば、日根野駅の始発列車の概要がわかります。
ただし、スマートフォンでジョルダンの時刻表を見るときは、(モバイルサイトの機能をシンプルにしているために)詳細な列車の情報まで確認することはできませんから、JRおでかけネットの日根野駅の時刻表のURLも載せておきました。

  • 下り列車は関空快速が前、紀州路快速が後。

先述のとおり北進する上り方面では一致しない、紀州路快速と関空快速のポジションの前後。
しかし、わかりやすいことに和歌山方面と関西空港とへ南進する下り列車では、併結するときのパタンはきれいに統一されています。

関空快速は前の4両(1号車~4号車)、紀州路快速は後ろの4両(5号車~8号車)です。

下りの前後は逆にすべき、という言説がウェブ上でみられるのですが、ナンセンスです。一長一短はあるものの、不慣れな旅行客が誤乗を分割後に修正するときのことを考えれば、関空快速を先に行かせるJR西日本のオペレーションのほうが(私が指摘するまでもありませんが)正解です。

安くて早くて運行本数も編成の両数も多い、と上で述べた南海の空港急行の優位性については、分割して次回のリリースとします。



マカオ-珠海間の入管・關閘を通る時間帯別の人の流れは?

關閘(關閘邊檢大樓)はマカオにおける中国大陸の珠海市との国境のうち北端にあるイミグレです。
この建物をマカオから珠海へ北上する順路の途中に、入管のゲートを通過するひとの流量を示した折れ線グラフが見られるタイミングがあります。

マカオを出境する審査をクリアしてちょっと歩くと、中国大陸側へ向かうのに2階から1階へ降りるエスカレータがあるのですが、その”踊り場”の正面に、3色LEDの大きなディスプレイでインフォメーションボードが設置されているのです。
行政が通知する広報のような目的の画面が何種類か用意されていて、数秒ごとに順番に切りかえながら画像を見せています。
關閘をある特定の週に通過した人数を1時間ごとに折れ線グラフにしたデータも、そのなかのひとつの公告として他の公告とループで表示されているんですね。
目にすることができるインターバルは、約3分おきに何秒間かです。(見逃したら、また出現するまで3分間ほど待つことになります。)

その情報によれば、(珠海への)出境のピークは假日(休日)も平日も、ともに夕方の18時台。への字の左右を反転させたような波の形です。

(珠海からの)入境のピークは、平日が朝の7時台。波形はヘの字型そのものです。
説明が厄介なのは、休日です。小波があり、きれいな山の形のグラフになっていないのです。
“ラクダのこぶ(瘤)”が高さに大差なく(そのうちのひとつが突出して高いということもなく)3、4個あるような感じの波形ですが、こぶとこぶ(極大値の間隔)は等間隔ではありません。

ディスプレイそのものの写真があれば一目瞭然でベストなのですが、撮っていません。通過した審査場からは見えないロケーションでありながら撮影は禁じられていて、監視するスタッフも配置されているからです。

データをサンプリングしたのは、休日は昨年・’19年の11月23日(土)と同24日(日)の両日、平日は翌25日(月)から29日(金)まで、と示されていました。
F3レースのマカオグランプリ(澳門格蘭披治大賽車)が開催された翌週末からの7日間です。この7か日に祝日は、澳中双方ともありません。

ちなみに、關閘を通る旅行者数は’19年の統計だと1日で平均およそ20万人ずつ、出入境両方向で約40万人と世界のイミグレで最多を記録しています。
運用が24時間だと便利なのですがそうもいかず、朝の6時から深夜の1時までのオープンです。
(新型コロナウイルス感染症・COVID-19の影響で、1月の終わりより一時的にオペレーションが6時から22時までに短縮されていました。おととい・5月3日(日)より元の時間に戻っています。)
どの時間帯にくぐるにせよ、マカオの關閘から珠海の拱北口岸へ(北進)、珠海からマカオへ(南進)、どっち方面でも私は1時間はかかるつもりで通過しています。群勢が少ないラッキーなときでも劇的に短く済むということはなく、せいぜい1時間を切る程度です。