店の概要篇・24時間営業の全州名家コンナムルクッパ

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KakaoMapによるお店の場所は後篇へ(→参照


コンナムルクッパ(豆もやしの雑炊)が4,500ウォン(約400円)で24時間いただけるFC店?!が韓国全土に展開されています。
(雑炊は比喩です。)
24시전주명가콩나물국밥、日本語に直すと24時(イシプサシ)全州(チョンジュ)名家(ミョンガ)コンナムルクッパ、という屋号です。

(韓国だとめずらしいことではありませんが)公式サイトは現在、見られないようです。FC店?!、と記しはしたものの、フランチャイズの形態かどうかは正確にはわかりません。
名産地ゆえだと思いますが、全州産の豆もやしかどうかも本当のところはわかりません。
其地において創業したわけでもないのに一地名を冠するラーメン店と、同様なのかどうなのか。

日本でもほぼ同価格帯でクオリティの高い丼もののチェーン店にて、ランチタイムに混んでいる光景を日常的に目にしますが、私が昼間このコンナムルクッパの店舗に訪れたときも人気がありました。
これは13時台に釜山の海雲台(ヘウンデ)店に入ったさいの様子です。地下鉄2号線の東端・萇山(チャンサン)駅を降りて12番出入口の階段の脇にあります。

こちらはソウルの九宜(クイ)店で夜の21時台に撮った写真です。地下鉄2号線の江辺(カンビョン)駅より東ソウルバスターミナルとは反対側に、500メートルは歩いたところにある食堂です。

混んでいたにもかかわらず、注文から7分前後でクッパと対面。
載っかる海苔は生き生きとした姿です。海雲台店を紹介した現地語のブログを拝見しても同様なため、サーブする直前にトッピングすることを徹底しているんだと思います。
(九宜店にて食べたときは海苔が、配膳の時点でふやけていました。味はともかくタイミングひとつで見栄えの差は瞭然です。ちなみに、待ち時間は5、6分でした。)

私行上の定番なだけですが、メニューにあればトンドンジュ(近似的にはマッコリ)もいただきます。鶏卵の手前に見える白い飲料がそれです。
(食器の直置きは、やめましょう。テーブルにはミニサイズのペーパータオルも置かれています。セルフサービスなので、悪いのは店舗のスタッフではありません。)

生卵1個と、オジンオジョッカル(イカの塩辛)、別皿のキムチはオーダしてから早いうちにやって来ます。ソウルのお店でいただいたさいは(偶然なのか)青唐辛子は飯饌(パンチャン)にありませんでした。

ほかのひとの報告を拝見すると、セウジョッ(アキアミ(小エビ)の塩辛)もパンチャンにあったり、写っているのが他店舗においてはキムチではなく깍두기(カットゥギ)だったりします。
(前者はセルフサービスなのかもしれません。)
공기밥(コンギパプ)무료(無料)と下にて掲げたメニューにあるようにライスのおかわりが(私は試してはいませんが)自由なのと同様、パンチャンのリフィルも可能な模様です。

それはそうと、このパンチャンを食べるときの定石は存在するのでしょうか。
オジンオジョッカルもセウジョッも、送りバントでアウトにしてしまうにはあまりにもったいないプレイヤーです。
主菜の薬味の役割にしては脇役のおいしさを存分に味わえないと思うのです、量がスープに対して”多勢に無勢”ですから。
おつまみ的にたまにほかの味を楽しむようにちびりちびりと私はいただいていますが邪道な気もして、自分のなかで最適解がわからずにいます。
パンチャンについては、過去にも少しばかり言及しました(→参照)。エントリの後半のほうです。


上が釜山の海雲台店、下がソウルの九宜店のメニューです。後述のように、一部の品目の価格差や、若干のラインナップのちがいがあります。

クッパといえば豚肉入りの돼지국밥(テジクッパ)、冬の味覚のファイナリスト・牡蠣(カキ)入りの굴국밥(クルクッパ)、もおいしいですが、クッパのメニューはほかに、キムチクッパと、干し鱈(干しスケトウダラ)のファンテコンナムルクッパがあるのみです。

釜山の店にはちょうど値上げの数日前に私は訪問したらしく、いまはコンナムルクッパが4,300ウォン、キムチコンナムルクッパが5,300ウォンになっているはずです。
(오징어(烏賊魚)が現在、1杯で7、8,000ウォンってことはないと思います。)
ソウルの店に昨年・’19年に訪れたさいは、コンナムルクッパが4,500ウォン(約400円)でした。

キムチコンナムルクッパにはキムチのほか、足をぶつ切りにした낙지(テナガダコ)も刻まれて参入している模様。
(中身にキムチしか相違点がないなら、自由に食べられるシステムのキムチはなんなんだ、って話になります。)

만두(マンドゥ)の類や돈가스(トンカス)は両店でメニューにありました。
韓食の飲食店にてトンカス(トンカツ)やトッカルビ(韓国のハンバーグ)がなぜレパートリーに?とも思いますが、イラストや字体から判断するに親子連れをターゲットにしているのだと推測します。

ドリンクはアルコールが막걸리(マッコリ)、소주(朝鮮半島の焼酎)、맥주(ビール)、ノンアルコールが음료수(清涼飲料水)、と韓国の食堂においては一般的なフォーメーションです。

最後に、Google マップで両店舗のロケーションについて地図にて指しておきます。↓

  • 해운대점(海雲台店)
    ――釜山の地下鉄2号線の東端・장산역(萇山駅)を降りて12番出入口の階段の脇にあります。

  • 구의점(九宜店)
    ――ソウルの地下鉄2号線の강변역(江辺駅)より동서울종합터미널(東ソウル綜合バスターミナル)とは反対側に、500メートルは歩いたところにあります。

카카오맵(KakaoMap)にて見ることができる店舗の位置や営業時間などの情報は、次回のエントリに分割します(→参照)。
KakaoMapを手がかりに店舗の情報を私がチェックするときの項目について、具体例をベースにちょっとした説明ができるいい機会ですから、KakaoMapの便利な機能を簡単に紹介するつもりでいます。



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