新装後もPriority Passで入れる仁川のAsiana Lounge

事実ではない記録を正す目的でリリースしますが、仁川空港のアシアナラウンジは新装後の現在もPriority Pass(プライオリティ・パス)で入場ができます。

ラウンジの刷新そのものはもう1年以上も前のことで、あらためて私が紹介するまでもないのですが、情報の上書きには大きな意義があると思いますので。

誤信する心情は理解できます、Priority Passが使える旨の掲示がエントランスに一切ありませんから。
2年前の’18年の初頭に、同パスのホルダーの本ラウンジに入店できる条件をOZ/AAR便の搭乗客のみに範囲を狭めていますので、ついに完全に利用できなくなるようにしたのかも?!、とPriority Passの公式サイトで確認したところ。

Seoul Incheon International
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international

ICN7-Asiana-Business-Lounge
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-incheon-international/icn7-asiana-business-lounge

ちゃんと使えるじゃないですか。
しかも、OZ/AAR便の利用者のみに一度は絞られたはずの対象が、
“アシアナ航空便およびStar Allianceの運航による便にご搭乗のお客様のみご利用可能”
と範囲が拡大されています。
ただ、アシアナ航空以外のスターアライアンスに加盟する他社便に日本人が乗ることは正味の話、ケースとしてはそう多くないとは思います。
(日本のNH/ANAの運航便は現在、仁川国際空港には就航していないからです。)
可能性が比較的大きいのは中国国際航空(CA/CCA)、台湾のエバー航空(BR/EVA)、サンフランシスコ行きがあるユナイテッド航空(UA/UAL)、意外なところで成田-仁川間のみの利用もできるエチオピア航空(ET/ETH)、あたりでしょうか。

リニューアルで、ファーストクラスの区画とそうでない区画とが分離され、自動改札機が設置されました。
写真の左のほうがファーストクラスの、右がそれ以外のビジネスクラスの客などのエリアです。

印刷されているバーコードを、読取る部分にかざして入退店します。
座席クラスや航空券がOZ/AAR便のものかどうかをチェックしているのでしょうか。
プライオリティ・パスのホルダーは従前どおり、同パスと搭乗券を呈示してハンディ端末に署名する手続きをフロントで経(てから入場す)るのですが、エコノミークラスの搭乗券に入店の権利が紐づけられているようには見えません。
まぁ(国際線の航空券を機械にかざした時点で)精度の高い個人情報をアシアナ航空が把握することになるわけですから、権利もないのに立入りができたところで無事で済むとは思えませんが。

この改札機の登場で、入退店のほかにシステムがどのように変わったのか、気になる(ものの不明のままである)点がいくつかあります。

たとえば。
(シャンプーや歯ブラシなどの)トイレタリーが欲しいとき、航空会社のラウンジではたいてい、リクエストすればいただくことができます。
入店してからニーズが生じるときもあるわけですがその場合、わざわざ改札機を出入りして今後もフロントのスタッフに要望するのが正解なのでしょうか。
それとも、ラウンジ内を巡回している食器類の下膳のアジュンマ(おばちゃん)か店内の世話を担当する(アシアナ航空の制服を着た)スタッフに頼んで問題ないのでしょうか?

ほかには。
店内のシャワーを浴びたいとき、リニューアル前は受付にて搭乗券と交換することでシャワールームのキーを借りるシステムを採っていました。
フロントからシャワーへの途上に検札という関門が出現したわけですが、利用者はどう対応すればいいのでしょうか。

物理的ハードルのせいで、心理的にもリクエストしにくい気分になってしまいます。
頼れるアガッシは店の外、って感じがして。

話題を戻します。
リニューアル後は(Priority Passでは)入店できなくなったので要注意!、などとご丁寧に指摘しているサイトも見受けられるのですが、どうして調べてリリースしないんでしょうね?、ちょっと確認すれば済むことを。
注意するのはどっちだよ、って話です。

自分ひとりで誤解したまま他人に迷惑を掛けないならばそれでいいのですが無責任に第三者を巻きこむのは性質が悪いので、そのことは私も肝に銘じたいと思います。



マカオ初の新交通システム・澳門軽軌の路線図や地理的な補足

澳門(マカオ)で初の鉄軌道となるLRTが先月・’19年12月に部分開業しました。

今回は氹仔島(タイパ島)のフェリー乗り場や空港、路氹(コタイ)地区のいわゆるIR(統合型リゾート)を寄り道して巡回するような区間のみで、旧くからの市街地であるマカオ半島までは開通していません。

現時点における両端の駅はちょうど真東と真西に位置し、直線距離にして3.5km(キロメートル)も離れていないのですが、全長は約9.3キロもあります。
軌道はUの字型に迂回するように敷かれているからです。
これを約20分かけて走破するので、表定速度は毎時30キロにも達しません。

澳門輕軌鐵路(澳門軽軌鉄路。以下、澳門軽軌。)を運営する”港鐵(澳門)”の公式サイトが掲げている、路線図を転載します。

MTR (Macau) > About Macao Light Rapid Transit (Macao LRT)
https://www.mtr.com.mo/en/AboutUs/MLRT


https://www.mtr.com.mo/Images/route_map.jpg

ただ、これだと簡略化され過ぎですので、地図サイトで澳門軽軌が描かれているものを紹介したいところ残念ながら、Google マップ、Yahoo!地図、Bing マップにはいずれも開通がいまだ反映されていません。
餅は餅屋ではありませんが、中国大陸のポータルサイト・百度(バイドゥ)が提供する地図の情報で軌道のロケーションを確認したいと思います。

百度地图
https://map.baidu.com/@12642975,2514211,15z


https://map.baidu.com/@12642975,2514211,15z

OpenStreetMap(オープンストリートマップ)の地図にも、澳門軽軌の軌道は載せられています。

OpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World Map
https://openstreetmap.jp/#zoom=14&lat=22.15188&lon=113.563


https://openstreetmap.jp/#zoom=14&lat=22.15188&lon=113.563

Wikipediaの記事に添えられている地図は、路環島(コロアン島、もしくはコロアネ島。島といっても陸続きですが。)や大陸の珠海の横琴口岸のほうへ伸びる計画中の未成線も薄い線でしっかり描かれています。
現地に建設途中のプラットホームだけが存在したり分岐だけ造ってあったりすることの裏付けに役立ちます。
(URLだけ載せておきます。)↓↓

澳門軽軌鉄路 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%B3%E9%96%80%E8%BB%BD%E8%BB%8C%E9%89%84%E8%B7%AF

Macau_Light_Rapid_Transit_Map.png (2308×3432)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/Macau_Light_Rapid_Transit_Map.png
――記事中の地図は、こちらです。

ただ、マカオの地理に明るくないと駅までどうやってたどり着けばいいのか、地図だけ示されたところでわからないと思いますので、今回オープンした区間の駅を列挙し周辺になにがあるのかを補註する程度に簡単に記します。
名前のあとに★の印がついているものは、カジノがある施設です。
(カタカナの表記は、各施設が公式に採用している(と思われる)スペルに準拠しています。)

  • 氹仔碼頭站(タイパ碼頭駅、Taipa Ferry Terminal Station)
    ・氹仔客運碼頭(タイパフェリーターミナル)
    ・カジノ関連施設の無料バスや路線バスの乗り場
  • 機場站(機場駅、Airport Station)
    ・澳門國際機場(マカオ国際空港)
    ・カジノ関連施設の無料バスや路線バスの乗り場
  • 科大站(科大駅、MUST Station)
    ・澳門科技大學
  • 路氹東站(コタイ東駅、Cotai East Station)・永利皇宮(ウィン・パレス、WYNN PALACE)★
    ――ホテルの前の人工池のぐるりをゴンドラが周回している複合施設です。(ちなみにこのゴンドラ、無料です。)
    ・美獅美高梅(MGMコタイ、MGM Cotai)★
    ・新濠天地(シティ・オブ・ドリームス マカオ、City of Dreams Macau)★
    ――下に挙げる新濠影匯と混同しないでください。
  • 東亞運站(東亜運駅、East Asian Games Station)
    ・美獅美高梅(MGMコタイ、MGM Cotai)★
    ――歩けなくもない距離にあるという趣旨で挙げましたが、最寄りは断然、隣りの路氹東站(コタイ東駅)です。
  • 蓮花口岸站(蓮花口岸駅、Lotus Checkpoint Station)
    ・路氹邊檢大樓(通称・蓮花口岸)
    ――対岸の中国大陸・珠海市(の横琴口岸)へのイミグレーション施設です。
    ・新濠影匯(スタジオ・シティ、Studio City Macau)★
    ――ひょうたん(瓢箪)の形にくり抜かれたビルの穴に沿って観覧車がまわっている複合施設です。
  • 路氹西站(コタイ西駅、Cotai West Station)
    ・澳門威尼斯人(ザ・ベネチアン・マカオ、The Venetian Macao)★
    ――エントランスは駅の目の前ではなく、北へ数分ほど歩きます。
  • 排角站(排角駅、Pai Kok Station)
    ・澳門銀河(ギャラクシー・マカオ、Galaxy Macau)★
  • 運動場站(運動場駅、Stadium Station)
    ・澳門運動場
  • 馬會站(馬会駅、Jockey Club Station)
    ・氹仔馬場(タイパ競馬場)
  • 海洋站(海洋駅、Ocean Station)

澳門軽軌の駅へのアクセスで現実的なのは、最初に挙げたふたつの駅(氹仔碼頭站または機場站)へ向かうプランだと思います。
マカオ特別行政区の外から訪問する場合もそうですし、マカオ半島から橋を渡ってコタイ地区へやって来る場合もそうです。
フェリー乗り場や空港は対外的な玄関口であるがゆえ、カジノが走らせている無料のシャトルバス、公共の路線バス、タクシー、いずれを利用するにしても目指しやすいはずだからです。

各駅の周辺には路線バスの停留所があって、Wikipediaの中文版ではそれぞれの駅の記事のなかで、近所を通過するバス路線についても言及されています。
“接駁交通”の、巴士(バスのことです。)の項を参照してください。

氹仔碼頭站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%B0%B9%E4%BB%94%E7%A2%BC%E9%A0%AD%E7%AB%99

機場站 (澳門) – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%A9%9F%E5%A0%B4%E7%AB%99_(%E6%BE%B3%E9%96%80)

科大站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E7%A7%91%E5%A4%A7%E7%AB%99

路氹東站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%B7%AF%E6%B0%B9%E6%9D%B1%E7%AB%99

東亞運站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%9D%B1%E4%BA%9E%E9%81%8B%E7%AB%99

蓮花口岸站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%93%AE%E8%8A%B1%E5%8F%A3%E5%B2%B8%E7%AB%99

路氹西站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%B7%AF%E6%B0%B9%E8%A5%BF%E7%AB%99

排角站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%8E%92%E8%A7%92%E7%AB%99

運動場站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%A0%B4%E7%AB%99

馬會站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E9%A6%AC%E6%9C%83%E7%AB%99

海洋站 – 維基百科,自由的百科全書
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E7%AB%99

マカオの公共の路線バスについては、有用なエントリを(Wikipediaに依存するのではなく)自前であらためて立てるつもりです。



KORAILソウル駅舎の閉館は0時50分から4時20分まで(’20年1月)

類似のエントリもこれで3本めになりますが、年が明けて’20年1月現在、KORAILのソウル駅の営業時間は早朝の4時20分から深夜の0時50分までになっています。

開閉舎のタイミングはソウル駅を発着する長距離列車、とりわけ到着する列車の時刻と関係がありそう、と2本めのエントリで記しました。(→参照
ソウル駅に未明の3時14分に着く、釜山駅を発つ前日最後のムグンファ号(무궁화호)の存在を根拠に挙げたのですがこの1226列車、最近は運転していないようなのです。

調べる方法のひとつに、KORAILの公式サイトが提供する列車の予約ができるページがあります。

일반승차권
http://www.letskorail.com/ebizprd/EbizPrdTicketpr21100W_pr21110.do

適当に1か月以内の未来日付と出発時、発駅と着駅を入力し、ソウル駅に深夜や早朝に着く列車の存在を調べることができます。


http://www.letskorail.com/ebizprd/EbizPrdTicketPr21111_i1.do

一例として、来る1月31日(金)の20時以降に釜山駅を出てソウル駅に着く直通列車の検索結果を見てください。
全部で9本あり、いずれもKTX(高速列車)でムグンファ号は皆無です。
(右下の青地に白い文字のボタンが表示されているように)これより先の列車は、翌日・2月1日(土)のものになります。
――と、上記の1226列車が検索の結果に出てきません。

駅舎を開けておくべき列車の運行がないので、閉館時間も拡大したものと考えられます。

もっとも、先述の2本めのエントリでも指摘したように、矛盾した状態のままであることに変化はありません。
駅舎の閉じているあいだにソウル駅に着く列車が存在する、というものです。
上で例示したもので説明すると、KTXの222列車はソウル駅に深夜の1時16分に到着するわけですが、冒頭の写真どおりの営業時間ならばもう駅舎はクローズしているはずですよね?
(実際にはどのように整合性をとってマネジメントしているのかについてはルポルタージュが必要な、今後の題材です。)

なお、発着時刻の情報がソウル駅で出ているものに、以下に挙げるような大型の端末があります。

駅舎のオープンが4時20分で、一番列車は5時05分発です。
(釜山までは行かず、途中の東大邱(동대구)から分岐して馬山(마산)へ行くKTXの列車です。)

ソウル駅に到着する列車の現況を案内するディスプレイもあります。
以前は出発列車の案内と同様、プラットホームへの出入口の上に三色LEDで(発時刻の情報と交互に)表示されていたと記憶していますが現在は人の目線と同レベルで別途、液晶テレビが用意されています。



マカオの新交通システムが今月・’20年1月末まで?無料開放中

澳門(マカオ)で新規に開業したLRT・澳門輕軌鐵路(澳門軽軌鉄路。以下、澳門軽軌。)が現在・’20年1月末まで、無料で試乗できるようになっています。

車両は前面展望のよい開放感あるデザインの2両編成。
ATO(自動列車運転)でドライバーがいないのは日本の新交通システムと同様です。
運転席や貫通扉だけでなくフロントガラスには中桟もありませんから、大きな一枚窓で眺望は抜群です。

各駅のスタッフがいる窓口へ行くと、深い青色のプラスチック製のトークンがもらえます。

つい先日までは窓口ではなく、(写真の右奥にあるような)折りたたみ式のテーブルとチェアが出され係員がそこに座り配布していました。

無料でなくなれば、これを発売機で運賃を支払って手に入れることになります。

普通運賃の現時点での最長距離区間(7駅間以上10駅間以下)が10パタカ(約140円)で、渡されるトークンには一律にその情報が入っています。
(4駅間以上6駅間以下は8パタカ(約110円)、それ未満が6パタカ(約80円)となっています。)

入場時はこれを自動改札機にかざします。
トークンの平らな面を改札機のリーダの面にちゃんと当てるようにしないと、反応してくれません。
かざすだけではおろか、(コインでスクラッチするときのように)一部分を当てるだけでもエラーになります。
日本の公共交通機関が採用している非接触型ICカードのような短時間に多数を処理する必要がある、密度も感度も高い利用は想定していない仕様と思われます。

出場時はオーソドックスな自動販売機に硬貨を入れる要領で、改札機の投入口にトークンを入れて返却します。
日本の鉄軌道ではまったく見られませんがこの、トークンの貸与によるフェアライド・コントロールはアジアでは多くの国で採られている方法です。

澳門軽軌の開通を伝えるweb上の情報では、無料なのはオープンした先月・’19年12月の終わりまでである旨の記載が散見されます。
(おそらく、予定ではそうだったのでしょう。)

マカオLRTタイパ線12月10日開業…年内は運賃無料、日本製車両が走る=現地初の鉄道 | マカオ新聞 – 澳門新聞 – The Macau Shimbun
https://www.macaushimbun.com/news?id=29691

しかしその翌月である、私がはじめて乗った1月つまり今月に入っても、対価の支払いなしに乗車できる状態です。
いつまでなんだろう?と思うのですが、公式のリリースでは現在のところ、1月までとなっています。

澳門輕軌股份有限公司 – Sociedade do Metro Ligeiro de Macau, S.A.
http://www.mlm.com.mo/station.aspx
――”Free Ride Offer: from the opening day to 31st Jan 2020″、とあります。

澳門輕軌股份という会社がどういう位置づけなのか、いまのところ私にはよくわかりません。
実際に現場のオペレーションを担っているのは香港鉄路(香港の鉄道を運営している会社。香港鐵路、港鐵、MTR。)の子会社である、”港鐵(澳門)”(MTR (Macau))です。

MTR (Macau) > Promotions > Free Ride Extended to Jan 2020
https://www.mtr.com.mo/en/WhatsNew/Promotions/Page-310
――”As stations and trains may be more crowded than usual”と記載がありますが正味の話、平日か休日かによらず現状は混雑とはほぼ無縁です。

12月までだったものが1か月だけ延長されて1月までになったようですが、再延長があるのかは不明です。
正直なところ、入出場や乗降車に利用者が困惑するほどの混乱はなく、なにかを周知させたり浸透させたりする必要性が私には感じられません。
無料にするオペレーション側の意図がわからないのです。

澳門軽軌の路線の概要については、あらためてリリースします。
なんにも調べず現地へ着き、いざ乗る段になって必要だった地理的なことを中心に紹介するつもりです。



梨泰院ランドは’19年7月より改装?中

10月にソウルの梨泰院(イテウォン)に寄ったところ、チムジルバンの梨泰院ランドが営業していませんでした。
地下鉄6号線の梨泰院駅(이태원역)の交差点から東へ徒歩300メートル弱の場所にある店舗です。
坂もしくは階段のアップがあり道は平坦ではありませんが。

全体がなにかしら工事中の外観。もしや閉店?解体中なのか?!と近くへ寄ったところ。

7月22日より営業を中断している、との由。
もっとも、併記されている英語が中断というより新しくなにかを造る(つもりだ)というニュアンスなのが気になるところです。
(左手のガスボンベの後方に、受付だったカウンタが見えます。)

韓国の観光情報サイト・KONEST(コネスト)でも、リニューアルで営業していない旨のユーザークチコミが約半月後の’19年8月にさっそく投稿されています。↓

梨泰院ランド|梨泰院・龍山(ソウル)のエステ|韓国旅行「コネスト」
https://www.konest.com/contents/esthe_mise_detail.html?id=11337

再開しない閉店ではなく、改装と私が判断したのは、7月に火を消して10月で3か月も経過しているのにハコ(建築物そのもの)がいまだに残っているからです。

ちなみに、営業中はこんな外観でした。↓

なぜ過去の情報を載せるか、って?
晴れて営業が再開したときに前後の変化をみるためです。

手作り感あふれるフロント。

サウナのみだと終日6,000ウォン。チムジルバンは昼8,000ウォン、夜と週末は10,000ウォン、入場してから15時間が経つと追加で7,000ウォン、という料金体系でした。
(サウナのみの利用時は15時間ではなく、4時間までだったと思います。)
退店時刻をチェックしない――つまり、時間制限とか超過料金などといった準則が有名無実化している――おおらかなオペレーションの入浴施設も多い韓国ですが、梨泰院ランドでは確認のメカニズムは機能していたように記憶しています。

典型的な韓国の大衆サウナのどこにでもありそうな一光景。
たいていはどのサウナにもある、整髪料は置いていませんでした。

その一方で、タオルは取り放題式でした。
(写真の左手・鏡の奥に見える、白い棚に平たく重ねて置かれているオレンジ色のやつがそれです。)
何枚も使えるかどうかは私にとって重要なチェックポイントのひとつです。
入店のさいに規定の枚数しか支給しない、つましい入浴施設は日本と同様、韓国にもあります。

スタッフが売店の席を外しがちなのも韓国のサウナにおける”あるある”です。
ひとりの従業員がマルチタスクで対応しているお店もあるので、浴室を掃除していたり、マッサージの施術中だったりのこともありますが、純粋に行方がわからない場合もあります。
脱衣場にある売店は一般的に、歯ブラシとかシャンプーといった小物の購買に対応しているのですが、ホットコーヒー500ウォン、充電1,000ウォン、カップラーメン2,000ウォン、といった飲食料品も(実質的な運用は不明ながら)担当していた模様です。

浴槽(正面)と、サウナルーム(右手奥の扉の内側)と。

スナックコーナー。食堂です。
右奥のカウンタでは料理の注文ができます。左奥のほうにはカップ麺や菓子が置かれているのが見えます。

チムジルバン。男女の区別なく過ごせる部屋(房(バン))、という意味の。(→参照

仮眠室は木で覆われた縦型のカプセルタイプで、昼間もこのように減灯されていました。
個別に仕切られているので、雑魚寝タイプよりもよく休めるはずです。

ところで、梨泰院ランドの他店にはない個性はなんといっても、チムジルバンの店内に(おそらく数畳程度の)個室が存在していることでした。
上掲の料金表の写真で”모임방 SPA + Guest Room”とあるのがそれです。

この扉群がその、各個室のものなのかどうかは不明です。
(多分、そうじゃないと思われます。)

プライベートな部屋も附随している入浴施設ですと、日本では青海(江東区)にある大江戸温泉物語を私はまず想起しますが、そのような施設は国内で少数派なのと同様、お隣り・韓国でもあまり聞いたことがありません。
レアな形態の施設ゆえに、タイミングが合えば泊まってみようと思っていたところに今回の休業です。
梨泰院という土地に個人的に縁がなく――∵ソウル駅、三成、ウォーカーヒル、といったカジノの所在地の周辺でもなければその動線上でもないし、深夜バスも通過しない――、興味があってもわざわざ個室で寝てみるために梨泰院へ足を運ぼうとは考えないので、機を逸した非は完全に私にあるのですが。

梨泰院といえば、駅により近いハミルトンホテルの地下にあるチムジルバンもそこそこ年季が入っています。
梨泰院ランドが再度オープンすれば、確実にハミルトンサウナの客足は減るでしょう。
とりあえず梨泰院ランドの風呂釜が再点火するかどうか、しばらく頭の片隅に入れておきたいと思います。



ANAの提携航空会社特典航空券で工夫し年末年始に香港へ

ANAマイレージクラブ(AMC)の”スター アライアンス加盟航空会社運航便”を組みあわせて先日、年末年始に澳門(マカオ)へ行くための特典航空券を発券しました。
(マカオ発着の航空券を、ではありません。)

有効期限が切れる間際のマイルを特典に交換したいニーズがひとつありました。
失効しないぶんだけの引換えができればよく、等級はエコノミークラスです。

ここ最近マカオへ行ってないなぁ、という思惑もひとつありました。
ただしマカオへ行くからということでマカオ空港を発着するマカオ航空をチョイスすると、他のキャリアに特典の権利内で乗ることはAMCのルール上、できません。

そこでマカオではなく香港(HKG)発着にすれば、ANAをはじめスターアライアンスに加盟している航空会社の運航便を利用することができます。
香港にこだわらずとも、深圳(深セン)、珠海、ちょっと足をのばせばANAのフライトもある広州も圏内です。

Great Circle Mapper
http://www.gcmap.com/mapui?P=mfm-hkg,szx-hkg,zuh-hkg,can-hkg&DU=km
――マカオ(MFM)、深圳(SZX)、珠海(ZUH)、広州(CAN)の各空港から香港国際空港までの直線距離を、短い順に。

もっとも、ANA国際線特典航空券(ANA特典)の年末年始のシーズナリティはハイシーズンの区分になり、交換に費やすマイル数も3段階あるなかで一番上の時期ですから、NH/ANA便のみで全行程を構成するつもりは頭にありませんでした。
ANA特典ではなく、提携航空会社特典航空券(提携他社特典)として発券することで、通年で必要マイル数の変動がない恩恵にあずかることができます。

実際にフライトを検索してみると、特典を年末年始の香港発着の旅程にするのは難儀します。
ANAのフライトが特典で示されることはほとんどなく、提示されるのはスターアライアンスの他社便ばかりです。
唯一、名古屋へのNH876便が’20年1月7日(火)以降の日付で空席が見つかったくらいです。

とりわけフライトを探すのに苦労したのは往路のほうです。
(これは、旅程を年末に前倒しにするより後方の年始へシフトさせるほうが現実的、という個人的な事情も関係しています。スケジュールの私的なフレキシビリティの問題です。)
台北(桃園や松山)経由とか、ソウル(仁川や金浦)経由でも試してみたのですが、台北やソウルまでは予約ができる席があってもそこから先の香港への便がサジェストされない状況でした。

結局、往路は大阪(関西)発で深圳着の深圳航空・ZH9060便、復路はアシアナ航空(OZ/AAR)でソウルを経由して名古屋(中部)に着くというコースで特典航空券をゲットすることができました。
(発券に要したのは、23,000マイルです。)

Great Circle Mapper
http://www.gcmap.com/mapui?P=kix-szx,hkg-icn-ngo


http://www.gcmap.com/map?P=kix-szx,hkg-icn-ngo&MX=720×720&PM=*

(ただしこれは私が交換した航空券の全旅程のうちの一部です。たとえば、実際には名古屋から先にもフライトをつけています。)

直行便にこだわらないとか、近隣の空港を利用するとか、上に挙げたようなちょっとした工夫を加えることで年間を通して必要なマイル数が変わることなくマイルを特典に交換できる、AMCの提携航空会社特典航空券(提携他社特典)のメリットは大きいです。

なかなか席が見つからず、一時は消化をあきらめてLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)の利用も検討したのですが、当然ながら年末年始はLCCであっても高いのです。
安いときにはとことん安いのがLCCの特徴ですから価格差は劇的で、ゼロがひとつ多いんじゃないかって思えるくらいです。
香港への直行便だけでなく、便を乗りついで香港またはマカオへ行くプランも調べましたが、事情は同様です。
(LCCならばPeach(ピーチ)、T’way Air(ティーウェイ航空)、JIN AIR(ジンエアー)、チェジュ航空、香港エクスプレス、等を利用することになります。)

逆にデメリットはその、空席の探索に時間がかかることです。
私のように遠出に慣れていたり旅行が好きであったりする人間で、行動のプランをあれこれ考えることに苦を感じない性格であっても、根気が要る作業なので気が遠くなります。
トライとエラー、立案しては否認され、の連続で、探せば絶対に空席が見つかるという保証もなく、どこかであきらめることになる可能性もあるわけです。
時間という有限な資源を本件に費やすことの是非を考えれば、この難点にも無視はできないものがあります。
(この点については、エントリをあらためてリリースできればと考えています。欠点の存在をスルーした、あまりに視野がピンポイントな記述がウェブ上で目立つからです。)

私の真の目的地は香港ではなくマカオですし、実例として私が挙げたのは香港ではなく近隣の空港を利用したプランですが、香港をはじめマカオや深圳へ行く工夫ということで見出しは短く(珠江デルタを代表して)”香港へ”とした次第です。



セブンラックカジノの無料バスの時刻表と新ルートほか(’19年10月現在)

メインである南北(江南COEX店と江北ヒルトン店と)の単純往復のダイヤに変化はないのですが、ソウルのセブンラックカジノが走らせている無料の送迎バスのルートと時刻が一部、変更されています。

もっとも、追加された区間に乗ってみようという日本からの訪問客は、ここで紹介したところでいらっしゃらないんじゃないかとは思います。最新の情報にアップデートしていることを知っていただくためのエントリだと理解していただければ充分です。

  • Line 1(変更なし)
    ・江南のCOEX店発(→江北のミレニアムソウルヒルトン店着)
    16:30, 18:30, 20:30, 22:30
    ・江北のミレニアムソウルヒルトン店発(→江南のCOEX店着)
    17:30, 19:30, 21:30, 23:30
    ――両方向とも所要時間は、だいたい30分です。1時間もかかりません。
  • Line 2(変更あり)
    ・江北のミレニアムソウルヒルトン店発(→明洞の新世界百貨店着)
    17:20, 20:20
    ・明洞の新世界百貨店発(→東大門のDOOTA着)
    17:40, 20:40
    ・東大門のDOOTA発(→江北のミレニアムソウルヒルトン店着)
    18:10, 21:10
    ・江北のミレニアムソウルヒルトン店発(→地下鉄大林駅着)
    18:30, 21:30
    ・地下鉄大林駅発(→江北のミレニアムソウルヒルトン店着)
    16:30, 19:30, 22:30

変更されたのはLine 2のみで、ポイントは
ルートに(地下鉄2号線・7号線の)大林駅への往復の仕業が追加されたこと
と、それによって
(江北ヒルトン店→明洞→東大門→江北ヒルトン店、の)”三角運行”が3周から2周に減り、ダイヤグラムも”白紙改正”されたこと
のふたつです。

大林(テリム)は、ソウル市内のチャイナタウンとしては最もよく知られているところだと思います。
そして大林駅へは、パラダイスシティも直線距離でも40キロは離れている仁川空港近傍から送迎バスを――ノーマークのうちにいつのまにかといった印象なのですが――走らせるようになっています。
どっちかが先に始めて、対抗してもう一方も走らせることにした、といったところでしょう。
(パラダイスシティの送迎バスについては、あらためてエントリを出します。)

明洞の新世界百貨店の乗り場の位置はわかりません(し今後もロケーションを特定する予定はありません)が、東大門のDOOTAを出発する現場は特定できましたので、このエントリにてついでにお知らせしておきます。
停留所らしきポールや看板はおろか、なにかしらの貼り紙もDOOTAの店内外にまったく見あたらないので、とりあえず乗車地点だけこちらで簡単に紹介する次第です。

バスが発車するのは、大通り(奨忠壇路)のほうにある正面ではなく、裏です。
定刻が近づくと、何台か停められる裏の駐車スペースで休んでいる小型の(写真ではホワイトのボディの。約半年前のラッピングは白を基調にしていました。)バスがDOOTAの建物のそばの、写真の位置にちょっと移動してきて、時刻になると出発します。
私が乗ってみたときは、ほかに乗客はおらず貸切り状態でした。
(なんのためにLine 2を新設したんだ、というのが正直な感想です。)

DOOTA発の便では、定刻の10分以上も前から客扱いをはじめたので、意外でした。
というのも、南北の両カジノを往来するLine 1は私の経験上、発車時刻の1分か2分ほど前にならないとバスが乗り場にやって来ないのです。
間際なのにバスがスタンバイしていなくとも(いい加減な早発や運休を)心配せずに、ミレニアムソウルヒルトンのホテルの正面玄関前や江南COEX店の1階の正面玄関前などで待ちましょう。

実際の発車は、時刻どおりのこともあるほか、1分ほど早く出ることもあります。
逆に出発が遅延することもありますが、あってもせいぜい1分です。

運行スケジュール(のうち、発時刻)は、両店のエントランス附近に掲示されていたり、最近は上の2枚の写真のようにバスそのものにラッピングされたりしていますので、訪問のおりに見かけたらチェックしてみてください。



ガストの注文用タッチパネル式タブレット端末は増える?

“ガスト タッチパネル”とGoogleで調べると現在、3種類のサービスが示されます。ひとつは20年ほど前にあったプラスeの端末。ふたつめはドリンクバーに設置のタッチパネル式の機械。
そして三つめは、ここ数か月前から出現してきた、注文用のタブレット端末です。
デジタルメニューブックという命名のようです。

各客席に置かれている点は、かつてプラスeのターミナルがそうだったのと同様です。
プラスeは娯楽を提供する機能に特化し、オーダはできないものでした。逆にこのたび登場のタブレットは受注能力のみに減殺されています。

導入されている店舗は、すかいらーくの公式サイトの店舗検索で(”デジタルメニューブック”の条件で)”絞り込み検索”をかけると表示されます。

トップ | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/


https://store-info.skylark.co.jp/

いまのところ、東京都内に8店舗、神奈川県内に2店舗のほか、埼玉、千葉、山梨、愛知、大阪の各府県に1店舗ずつ存在するようです。
(本エントリの最後にすべて列挙します。)

この最新のデバイスにはじめて私が遭遇したのは数か月前・’19年6月の渋谷の店舗です。

渋谷駅の周辺にはガストだけでも数店ありますが、そのなかの渋谷宇田川町店です。
(東急百貨店の本店やBunkamuraに近いお店です。スクランブル交差点の店舗や、NHK放送センターへ向かう渋谷公園通りぞいにあるものは、ほかの店舗です。)

ガスト 渋谷宇田川町店 | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/map/017883

(注文は)テーブルのタブレットからお願いします、とスタッフより案内されます。

ちなみに外国語は、英語(English)と中国語(中文简体)にも対応しています。
もっとも、正確さは不明です。

クーポンを持っていれば、番号も自分で入力します。それ以外のプロセスはいまのところ、ありません。
写真は英語を選択したときのものです。

確認の画面で注文の削除や数の増減を経て、発注を確定します。
オーダのデータを送信したら、フードの着膳までスタッフは席にやって来ません。

“ハンバーグ&チキン南蛮”をこの日はいただきました。

わからないことやほかの要望があれば従前のとおり、ピコルやソネット君(コードレスチャイム、オーダーコール)で店員を呼べるようになっています。

渋谷の店舗のつぎに私が出会ったのは都内ではなく、隣県の西船橋店です。
西船橋の駅から南東(船橋駅方面)へ700メートルほどの位置にあります。

渋谷の店舗ではなかった、電源用のコードがつながれています。

電源を確保するために電気コードが配線され、店舗のエントランスにも”コンセント使えます”のステッカーが貼られましたが、公式サイトの検索では”コンセント席あり”の店舗にはなっていません。

ガスト 西船橋店 | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/map/011942
――”コンセントあり”(電源)どころか、”デジタルメニューブック”の表示もありません。

この注文端末の詳細については会社は公式にリリースをしていないながらも、調べると約半年前の日経の取材でデジタルメニューブックが記事にされており、

迫る5G 産業が変わる(3)好みのメニュー、すぐ分析  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44308120X20C19A4SHA000/

来店者一人ひとりの好みに寄り添ったメニューを示したい、というようなことをすかいらーくの経営サイドのひとが語っているのですが。

ドリンクバーの受注後にドリンクバーを提案するようではゴールはまだまだかな、と思います。

それと、各席から塩の小瓶がなくなっています。
端末を配していない店では従来どおりで消えてはいませんので、設置にあわせてだと考えられます。

卓上塩は置かなくなった?と店員に訊くと、卓上塩ってなに?と訊きかえされてしまいました。
お店の思惑で撤去したものなのですから、テーブルからなくせば探しにたずねてくる客もいるだろうと思うのですが、そこまでは期待しないほうがいいのでしょうか。

タブレットの登場によってホールスタッフの仕事がほぼ給仕だけに特化されれば、店員の負担もかなり減りますし、客の待ちも苛立ちも減るはずです。
もっともその理想どおりに従業員の人的資源が適正化されるまでは、時間がかかりそうです。

しばらくはコードレスチャイムで呼ぶひともいますし、操作方法がわからずスタッフに質問する客も一定数はいるでしょう。
私も最初の渋谷の店舗ではなにも考えることなくボタンを押してコールしてしまいましたし。
(人間の習慣は、なかなか変えられないものです。)

デバイスに不慣れな高齢者の対応でかえって店員の手を煩わせている光景は、はたから見ていて双方がかわいそうです。
(店舗ごとの年齢層のデータくらいは取っているでしょうから、来店客の平均年齢が高めのお店はターミナルを導入するにしてもノウハウが蓄積されてきてからではないか、という気はします。)

問題をクリアしてこの端末がどのように浸透していくのか、今後が楽しみです。

最後に、現時点(本エントリのリリース時点)ですかいらーくの公式サイトの店舗検索においてヒットする、”デジタルメニューブック”の店舗をすべて列挙しておきます。
設置されているのは、ガストの店舗のみです。

大宮大成店(さいたま市大宮区)018645
浦安店(浦安市)011544
秋葉原駅前店(千代田区)017715
本羽田店(大田区)018750
渋谷宇田川町店(渋谷区)017883
関町店(練馬区)011229
八王子旭町店(八王子市)017909
立川栄店(立川市)018567
関前店(武蔵野市)011493
三鷹上連雀店(三鷹市)011549
横浜平沼店(横浜市西区)012763
衣笠インター店(横須賀市)011201
竜王店(甲斐市)011944
本陣通店(名古屋市中村区)018643
池田駅前店(池田市)011696

(所在地のあとの6桁の数字は、各店舗に割りふられているものです。レシートや公式サイトのURLにて確認することができます。)



仁川の手荷物預託機、JIN AIR便も可能に。時間も統一。

ソウルの仁川空港で手荷物をセルフで預けるシステムが稼働しています。
第1ターミナルでは、アシアナ航空、チェジュ航空、エアソウルの各社の発便で利用できていましたが、JIN AIR(ジンエアー)がいつしかこれに追加されています。
位置は建物の中央寄りの、Gカウンタです。

過去のエントリ(→参照)で紹介したときはGカウンタではありませんでしたが移転ではなく、アルファベットの附番が繰下げられただけで場所は変わっていません。

JIN AIRは大韓航空(コリアンエアー)が設立した、子会社のLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)です。
親会社のKALのカウンタは、昨年・’18年2月の平昌オリンピックをきっかけに建てられた第2ターミナルへ移転しました。
しかしKALも加盟しているSkyTeam(スカイチーム。航空会社のグローバルななかよしグループのひとつ。)の一員ではないジンエアーの乗客は、従来どおり第1旅客ターミナルでチェックインします。

それと、機械が使える時間も各会社で統一されています。
以前はエアソウルの受付時間のみが午後の4時間だけという限定運用でした。
現在は、JIN AIRも入れた全4社が6時10分から19時ちょうどまでのオペレーションにそろえられています。
(ただし受付時間のほか、フライトの出発時刻の1時間前までという締切りの時刻の条件も満たしている必要があります。)

各キャリアの手荷物預託機についての案内です。

自動手荷物預け機│ASIANA AIRLINES
https://flyasiana.com/C/JP/JA/contents/self-bag-drop

ご搭乗手続き | 航空サービス | サービスについて | チェジュ航空
https://www.jejuair.net/jejuair/jp/serviceinfo/airport/immigration.do
――”セルフバッグドロップ(仁川国際空港)”の項が、ページを下のほうにスクロールしていくとあります。

セルフバッグドロップ < 空港サービス < サービス < エアソウル
https://flyairseoul.com/CW/ja/selfbag.do

チェックイン案内 | ウェブ/モバイルチェックイン案内 | 自動チェックイン案内 | 準備 | ジンエアー
https://www.jinair.com/ready/checkin
――”セルフバッグドロップ”のタブを選択します。

仁川空港の公式サイトにも、セルフバッグドロップについて手引きがあります。
私がここで紹介していない第2旅客ターミナルの大韓航空、エールフランス、KLMオランダ航空の3社の出発便で使えることや条件等についても、ちゃんと案内しています。

仁川国際空港 > 出発 > 出国手続き > 搭乗手続き・手荷物のお預け > セルフチェックイン/バッグドロップ
https://www.airport.kr/ap_lp/ja/dep/process/selfcheck/selfcheck.do

なお、チェジュ航空の専用でNカウンタにも数台のマシンがあります。
こちらでもセルフで手荷物を預けることができます。

もっとも、Nカウンタは第1ターミナルの西の端にあります。
中央にあるGカウンタとは対照的なロケーションですが、便利な位置にあるゆえGカウンタが混雑しているという光景を私はこれまで、見たことがありません。
そもそもこのセルフバッグドロップのシステムが乗客にそれほど浸透していないので、遠い位置にあるNカウンタを積極的にチョイスする理由はないように思います。

手荷物を預ける前にチェックインを済ませ航空券を手にする必要があること、
webでチェックインを終えただけの状態だとセルフバッグドロップが利用できないので有人窓口の列に並ぶことになること、
この2点についてはエントリを分割してあらためてリリースします。

京急ANAのマイルきっぷは途中駅からの乗車も可能

京急ANAのマイルきっぷという、一部の空港の手荷物検査を抜けた先(セキュリティ・エリア内)で売っている企画乗車券があります。
運賃は無割引ながら数十マイルが付与される商品です。

途中駅から乗っても使えますって話です。

  • 商品そのものの概要

金額式ではなく区間式です。羽田空港国内線ターミナル駅を発駅とし、着駅は品川駅までのものと、泉岳寺駅までのものと、2種類があります。
また、こども用はありません。

運賃の割引はありません。品川駅着の商品は300円、泉岳寺のものは340円です。
どちらでも溜まるのは20マイルです。
発売当日限り有効です。
使う方向は決まっています。品川駅や泉岳寺駅から羽田空港へ向かう逆区間では利用できません。

ただし往復のタイプもあり、空港発のものと空港への券と、それぞれ1枚ずつ発行されます。
こちらも普通運賃と同額で、品川駅への往復は600円、泉岳寺駅へのそれは680円です。
もっとも、付与されるマイレージは50マイル、と片道タイプの2倍超です。
そして有効期間は発売から10日間、とやや長めに設定されています。

京浜急行電鉄の企画乗車券を払い戻す場合の手数料は、(140円ではなく)220円です。
(同社の旅客営業規則第271条より。)

  • 商品の発売箇所

羽田へのフライトがあるすべての国内空港ではなく、一部の空港にのみ券売機が置かれています。
具体的には、新千歳、函館、小松、大阪(伊丹)、岡山、広島、徳島、高松、福岡、北九州、熊本、長崎、宮崎、鹿児島、那覇、の各空港です。

しかも、このきっぷが買える機械があるのは、一空港につき1か所だけです。
空港内に複数の京急線の券売機があったとしても、です。
JAL(日本航空)とANAと、両方が就航している空港ではだいたい、手荷物検査場や搭乗口はある程度すみ分けて運用されていますが、JL/JAL便の検査場から近いロケーションに券売機があったとしても、このきっぷの口座は設定されていません。

たとえば新千歳空港にあるのは、9番搭乗口(写真の左奥)と10番搭乗口のあいだです。
国内線ターミナルビルの2階の中央に位置する、手荷物検査場のCゲートを抜けた先です。

フロアマップ | 新千歳空港ターミナルビル
http://www.new-chitose-airport.jp/ja/tmap/floor/tablet.html


http://www.new-chitose-airport.jp/ja/tmap/floor/img/img-floor_map_2f.jpg

同空港の公式サイトが提供するフロアマップから2か所にあるマシンの箇所をトリミングして説明しますと、京急ANAのマイルきっぷが買える機械は左の、出発口Cに近いほうのみです。

性能を殺すことをせず売るプログラムに設定すればいいだけのはずなのにとは思うのですが、JALへの配慮なのか、斟酌か、利用者の便宜よりも優先させたいなにかしらの意図があるのでしょう。

ちなみに券売機では、千円札のほかに万札や五千円札といった高額紙幣も、機能上は使えます。

しかし上の画像のように、準備金がないのか千円札以外の紙幣を受付けていないときもあります。

クレジットカードはおろか、PASMOをはじめとした交通系ICカードでの支払いもできません。

なお、きっぷの購入からマイルの積算までは1か月から2か月かかる、と案内されています。

京急電鉄 京急ANAのマイルきっぷ | 空港アクセス | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tameru/airport-access/keikyu_ticket.html

私の場合は1か月と数日が経った、翌月の10日に付与されていました。

  • 途中駅からの乗車も可能(⇒内方乗車もできる?)

さて本題です。本エントリの見出しがすべてですが、区間どおりに使用しないでみるとどうなるのでしょう?って話です。
そんな疑問が生じましたので、羽田空港国際線ターミナル駅まで移動して、そこからこのきっぷで乗ってみることにしました。
(ちなみに同駅は’20年3月に、羽田空港第3ターミナル駅に改称される予定です。
羽田空港国内線ターミナル駅のほうは、羽田空港第1・第2ターミナル駅に改称される予定です。)

おなじ羽田空港の駅ながら、両駅間は2キロほどあります。しかし、高頻度かつ無料で連絡バスも走っています。
単純な片道乗車だとつまらないので、このバスの世話になって国際線のほうから使おうと同駅の自動改札に通してみた次第です。

で、結果ですが、冒頭の写真のようになんの問題もなく国際線ターミナルの駅の自動改札を無事に通過できました。

有効区間のさらに内側の駅、せめて乗車を天空橋駅にしたり、降車を北品川駅や青物横丁駅あたりにしたりすれば、”おそらく内方乗車も可能”、と自信たっぷりに表現できるところ、試してみたのは入場駅のみを内側にずらすというたった1例だけですが、内方乗車でも有効な模様、と考えていいと思います。
途中駅から乗ったり、途中駅で降りたりも可能なはずです。

ただ、このきっぷは金額式ではなく、区間式です。
この企画乗車券がもし、羽田空港国内線ターミナル駅から300円区間、という効力ならば、同駅から品川駅までとおんなじ運賃の駅まで差額の精算なしで乗ることができます。
しかし現実には、有効区間が限定されています。
京急蒲田駅よりも南の、たとえば京急川崎駅まで乗れば、品川駅までと同額にもかかわらず京急蒲田駅からの普通運賃(160円)を請求されることになるでしょう。
(試してみる予定はいまのところありませんし、ほぼ確実にこの推測どおりになると思いますから、あまりおすすめもしません。)
他社と競合しない区間の利用者には優遇を与えない、という一例です。

なお、写真はすべて’19年10月の消費税等の税率の引上げ前に撮ったものです。現在は運賃やきっぷの価格が値下げされています。