AIR LOUNGE 休が出国エリアへの入口の真上にあった、ソウル・金浦空港の国際線ターミナルの一角にフードコートができました。
대청마루(テチョンマル)という命名です。
写真はいずれも昨年・’19年のうちに撮ったものを紹介しています。
GIMPO INTERNATIONAL AIRPORT
https://www.airport.co.kr/gimpojpn/extra/facilities/facilitiesList/layOut.do?category=I&cid=2016010821320958548&menuId=2330
――4Fを選択してください。Daecheongmaruとあるのがフードコートのテチョンマルです。空港の公式サイトに載っているのはせいぜい営業時間や電話番号ぐらいで、それ以上の詳細な情報はわかりません。
入ってすぐ左に見えるフロントにて、食事をオーダしたりPETボトル入りの清涼飲料水や缶ビールなどが買えたりするみたいですが、(上の写真だと見えない位置に)CASH ONLYと記されています。
他方、タッチパネル式の端末でオーダすることもできるのですがこちらには、CREDIT CARD ONLY、카드결제 전용(カード決済 専用)と記されています。
複数の言語に対応しているかどうかまでは未確認です。
視察のために、夕方の17時台に来てみました。
(写っていない右の位置にある)2は호떡사랑(ホットクサラン)という、軽食を提供するカウンタの模様です(パンケーキが出るようです)。
3の수라(水刺(スラ))はチゲやピビンパなどの韓食、
4の東うどん(トンウドン)はウドンやトンカスといった日食やトゥイギム、
5の강남교자(江南餃子(カンナムギョジャ))はククスなどの麺、
6のMeichaiは炒飯やチャンポンなどの中食、
がメニューにあるようです。
(日食⇔日本料理、中食⇔中華料理、とは考えないでください。日本でいただけるカレーがインドにて食べられるものとはちがうのと同様です。)
2が出す軽食のほかはどれも安くて9,000ウォン(約800円)はするみたいなので、やや割高な”空港価格”だと思います。
テチョンマルのなかで、朝より営業しているのは3のスラのみです。
金浦空港の出発階が出国客で混むのは、以前のエントリにおいても話題にしたように朝一番(→参照)なのに、ですよ?
かつてはラウンジへの入口――正確には、入口への入口――にもなっていた、この門からもフードコートへ行けます。
GRAND OPENと記されたバナースタンドの向こうに光って見えるのが、先述の注文端末です。
옐로우인더화이트(yellow in the white)というカフェは、営業時間が6時から20時まで。
ピンス(かき氷)も食べられるらしいです。
このカフェに近い側に、”BUSINESS ROOM”と板にあるブースがあります。
壁に向かって数席が用意されたカウンタが、左右に背中合わせになっていて、定員は10名ほどです。
PCが設置されているのが見えますが、利用条件はわかりません。
電源はこのPCのために確保されており、ほかの用途で客が自由に使えるとは期待しないほうがいいでしょう。
セキュリティのかかった(パスワードが壁に貼られた)Wi-Fiが飛んでいるようですが、電波は下の階まで飛んでくることはありませんので、強いとはあまり考えないほうがいいと思います。
(通電のチェックはしていませんが)電源に期待するならこちら、フードコート側に建てられた東屋(あずまや)風の区画です。
(右奥に見えるのは”BUSINESS ROOM”のブースです。)
店(フードコート)のコンセプトにあわせてわざわざ設えたみたいな、(電源もあり)ちょっとだけ特別な感じのする一角でありながら、着席しているひとはどなたもいらっしゃらず。
座面がやわらかくなくてフラットなことと、座面と比較してテーブルの天板が充分に高くなくて差尺が小さいことから、食事がしにくいためじゃないかと推測します。
カフェに近い側に、フードコート側に、などと表記はしましたが、明確なボーダーラインはありません。
(ただし、”BUSINESS ROOM”にてフードコートのミールをいただいていれば、常識的な日本人のセンスでは違和感はあるでしょう。対岸の大陸からの観光客は、そのあたりを気にすることはなさそうな感じはしますが。)
フライトの前にスピーディになにか食べておきたい、といった場合に今回の新設のフードコートが役立つと思います。
時間があるときの代案については、論点が散るのでエントリを分割します(→参照)。
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