新宿のセマウル食堂の7分豚キムチは本国よりも肉多め

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福岡と熊本(の天神エリアと上通エリア)に日本で4軒めと5軒め?のセマウル食堂がこの(’20年)12月にオープンのようですね。
釜山市内からは店舗がなくなりました(→参照)し、世界的にCOVID-19のせいで外食産業が厳しいなかにおいて海外で開店するとは正直びっくりです。

地元・韓国のお店にて私がよくいただくのは、7分豚(テジ)キムチです。

東京の新宿・百人町の職安通りにあるセマウル食堂でもこの、7分テジキムチが本国と同様にいただけます。

韓国のお店⇒新大久保、という思考からか新大久保店という認識のかたが多いようですが、店名は新宿職安通り店で、歌舞伎町のハローワーク新宿の斜向かいです。
(駅からのアクセスについては、本稿の最後に。)

手にすり込む消毒用のアルコールは、かざせば自動で出てきます。
5年前・’15年にMERS渦を経験しているだけあって、このあたりの意識は全般的に韓国のほうが確実に高いでしょう。

ひとりサイズの豚キムチ鍋(テジキムチチゲ)に、白いご飯、3種類の飯饌(パンチャン)、客が自由に(トングを使い)つまんで加味できる韓国のり、が定食になったものです。
飯饌が店舗によって一致しない点もふくめて、本国と同様のセット内容です。
――飯饌とは? 過去のエントリで簡単に言及しました(→参照)。

オーダからサーブまでは、3分でした。
タイマーを7分後にセットして、各卓上にてチゲを加熱すること7分間ででき上がり、という料理のはずでしたが――あれは儀式だったのでしょうね――、そのやり方で提供されるお店は現地においてもここ数年、私は見ていません。

いただいてみて、地元の7분 돼지김치(7分テジキムチ)よりも豚肉の量が多めなんじゃないか、との印象を個人的に受けました。
気のせいかもしれない、とも思いつつグルメサイトにて口コミをいくつかチェックすると、同様の感想が投稿されています。これは偶然の一致なのでしょうか。

韓国のりを自由にかけられるところも、本国と一緒です。
――私としては、テジコギの量の多い少ないよりも重要なポイントです。
のりは写真の見栄えを考えてメインのチゲ本体のほうにふりかけましたが、ライスに乗せていただくと韓国のりの味わいもより増します。

お冷は氷入りのジョッキで出されるんですね。
(韓国の大衆的な飲食店では、1リットル前後のプラスチック製(か金属製)のボトルがそれぞれの卓に置かれ、飲みたければ客が勝手に水を注ぐ、というスタイルを採っており、새마을식당(セマウル食堂)も同様です。
中の水が冷えているかどうかは、お店によりけりです。)

ウェットタオルも、地元のセマウル食堂で提供されたことは一度もありません。


各テーブルの構造は本国とそう変わりません。
ペーパーナプキンが韓国でノーマルなものではなかったり、現地の店舗にて使われるチゲ用の容器のほうがより使用感が出ていたり、新宿のこの店内のほうが全体的にやや高級な感じがしたり、といった程度のちがいです。

ごみ入れも、卓ごとに置かれています。




本国の店舗では目にしないタイプのメニューブックです。
見開きにしづらく、全ページを撮るひともそう多くなかろうと考え、私がここに載せることにしました。


韓国内のセマウル食堂にてアルコールをいただいた経験が私にはまったくないのですが、本国よりもラインナップは豊富なんじゃないかと思います。

だいたいどのお店においても本国では6,000ウォン(約570円)のところ、新宿でいただくと792円です。
日本で千円未満で提供されるラーメンを欧米の店舗にていただく場合の価格差を考えると、むしろ安いのではないでしょうか。

夜は(通常は)深夜の1時がラストオーダで、3時までやっています。

最後に、場所を紹介しましょう。

中央線の各駅停車の大久保駅の南口からでも、山手線の新大久保駅からでもほぼ等距離なほか、(一本道なので)都営地下鉄の東新宿駅からでもアクセスしやすいと思います。
(なお、厳密な最寄りは西武新宿駅です。)



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