海洋站の駅や周辺で撮れる澳門軽軌の写真（駅情報も）

海洋站（海洋駅、Ocean Station）やその周辺にて、マカオのLRT（新交通システム）・澳門軽軌を写真に収めるとすればこんなアングルがありますよ、という駅撮りの撮影地ガイド的な投稿です。
駅へのアクセスのために必要な、地図や接続するバスの停留所や路線についても最後に載せます。

海洋站の駅や周辺で撮れる澳門軽軌の写真

現時点における澳門軽軌の駅のなかで唯一の、軌道が高架ではなく地上にある駅です。

https://map.baidu.com/@11590057.96,4489812.75,4z#panoid=09010700121808201646420788V&panotype=street&heading=1&pitch=11&l=4&sc=0&shareurl=1

この駅と、マカオ国際空港のある機場站だけは駅舎が軌道よりも上の位置にあり、両駅舎からは俯瞰で列車を撮影できます。

海洋站で乗客を降ろした回送列車は、方向を変えずにそのまま直進します。
車内に人影が見えるのは、運営側・澳門軽軌（港鐵（澳門））のスタッフです。

写真の左奥に見える対岸は、マカオではなく中国大陸の珠海市街です。

マカオ半島のほうへ延伸開業したときには本線になる軌道を引き上げ線として利用しています。
海の先のほうがトンネルになっており見えないので、工事がどれくらい進行しているのか（隠れているものは見てみたいという心境で）気になるところです。

分岐器を過ぎたあたりで回送列車は停まります。

わかりにくいですが（直上の写真と比較してください）、スカートの上の前照灯が点灯しました。
そのうちこっちへ入線しにやって来ます。

分岐器を渡っているときは車体の側面が見えますが、通路の柵がかかってしまいます（2両めの後方のドアより奥）。

渡りきると、残念ながら今度は側面が見えなくなります。

寄りで何枚か撮ってきましたが、天気がよければ引きの撮影スポットにもなります。

私の写真は空がやや霞んでしまっていますが、澳門軽軌がマカオ半島まで延伸したさいに走行することになる西湾大橋――軌道を敷設するためのスペースが中央や下層にもう確保されています。――や、マカオタワーをフレームに入れると、マカオの最新の風景撮の完成です。
三菱重工も、まさにこの位置から撮った写真を広告に採用しています。↓

三菱重工 | マカオLRT（Light Rapid Transit）が営業運転を開始　三菱重工エンジニアリング、9.3kmの路線を新設し車両110両を納入
https://www.mhi.com/jp/news/191210.html

https://www.mhi.com/sites/g/files/jwhtju111/files/news/news_image/2019/12/09/rj_nw_cp_re/19121002.jpg

カジノの愛好者の私としては視線をやや右に移動して、マカオを代表するランドマークのひとつ・新葡京（Grand Lisboa）の摩天楼を画角に入れたい――写真の右奥、街路灯が被っている奥に見えるシルエットがそれです。――ところながら、そうすると西湾大橋が収まりません。

グラリスは捨てるのが”正解”なのでしょうが、カジノこそ他国、他都市にはないマカオと特定できるシンボルだと私は思うのですよ。
東アジアの地理に疎いひとにこの景色を見せて、あれはレインボーブリッジ、東京スカイなんとかって名の電波塔、下を走っているのはゆりかもめです、って紹介したら、信じてしまいそうじゃないですか。（日本もマカオも左側通行で矛盾はありませんし。）

駅の手前まで来れば車体の側面も見えるうえ、上からのアングルなため柵も邪魔しません。

なお、改札を入場した反対方向には、立ちどまるな（此範圍必須保持暢通無阻、請勿在此停留或阻塞通道、など）という掲示があります。
実質的に禁撮なわけですが、こちらは南向きゆえ逆光になることもあるでしょう。禁じられるのがもし南側ではなく、上で私が撮った写真を挙げてきた北側だったらと考えると、軽微な制限だと許容できるのではなかろうかと思います。

最後に、駅のロケーションについてです。
Google先生に訊いてもまだこの新線は描いてくれませんので、Google マップ以外で情報を示してくれるサイトを3本、紹介します。