外見も内装も作法もちょっと変わっている天下一品の西院店

未分類 食/food

発祥の地である京都市内には(2021年9月現在)21か店も存在するラーメン店の天下一品ですが、西大路四条の交差点より西へ約100メートルの場所に建つ西院(さいいん)店には、他店とは様相を異にするポイントがいくつかあります。
上の写真のように、ぱっと見の外観が変わっているところもさることながら。

最大のちがいは、注文や支払いといった骨子となる要素にあります。
まずは注文のほうですが、客自身の所持品であるスマートフォンを使い、ウェブサイトの特定のページにアクセスして注文を入力する必要があるのです。

入店したらQRコードが印刷された紙をスタッフより渡され、それをスマホで読取る(スキャンする)とその特定のサイトのURLがわかるのでリンク先にアクセスします。
スマートフォンを持ってはいない、電源が切れた、インターネットに接続したくない、という客は退店することになるのでしょうか?

ウェブ上のそのページにおいてメニューが見られるようになっていて、そこに必要な数を入力してオーダするわけですが、なによりも私が不満に思うのは、しばらく経ってからそのサイトにアクセスするとURLが無効になっているところです。
(入力の機能を殺すだけならまだしも)メニューの再確認そのものが不可能で、ゆえに本稿にて紹介することもできません。

もっとも、ラーメンや定食といった主要な品目以外の一部については、紙などに印刷された様式のもので認知はできます。

季節によって変わるメニューについても同様です。

インターネットに接続しなくてもその存在がすぐにわかる品目は、店側が気軽に注文してほしい思惑でいるものなのだろう、と推察します。
利益率が大きいですからね、ドリンク類、それもアルコールは。

ちなみに、ランチの時間帯にのみ提供される品目はありませんでした。

税込み770円のこってりのラーメン(並)に、”赤ん粉”(あかんこな)というスパイシーなパウダーをプラス税込み50円でまぶしていただきました。
(オーダしてから届くまで、7分ほどの待ち時間でした。)
ハバネロ味のスナック菓子にかけられた赤い粉と同様の味がしますが、それよりもこの粉の粒子は細かいです。
ラーメンの濃厚なスープの味に負けている、つまり粉がかかっていてもあまり意味がない、という印象も個人的に持ちましたが、この品目の開発にあたり試行錯誤はしているはずですからこれが計算された分量なのでしょう。

辛子味噌(からし味噌)、たれ等の調味料は他店と同様、卓上の設置です。
写真は載せませんが、ウェットタオル、割箸、爪楊枝(つまようじ)はいずれも個包装で天板の下の引出しのなかにあります。

お冷(水)はやかんに入れられていました。

調理場が店の中央に位置し、その周囲に対面(カウンタ)の形式で客席が配置されているスタイルは、天下一品のほかの店舗にはないのではないでしょうか。

(トイレへアクセスしやすくするために)調理場の動線を客が横切ることができるようになっているのですが、その箇所のマットが油を多量に含んでいるせいで歩いた先にて客がスリップしそうになってしまう点は問題だと思います。

支払いのほうにも他店との大きなちがいがあります。
いわゆるセルフレジで決済するのです。

高額紙幣の一万円札が使える機械でした。
なお、現金以外で支払うことはできません。

最後に、このお店のロケーションについて。

既述ですが、西大路四条の交差点(写真の左奥に見える信号機)より西へ100メートルばかり進むとこの、天下一品の西院店があります。

Google マップの埋め込み地図を参考までに示しておきましょう。


https://www.google.com/maps/@35.0035495,135.7306669,3a,90y,135h,90t/data=!3m6!1e1!3m4!1si1iSHjA1-AjnLZFGT86jOg!2e0!7i16384!8i8192

もっとも、実際のところは地図を使わずとも見つけやすいと思います。
阪急電車の西院(さいいん)駅に近く、しかも四条通に面しているためです。
嵐電(京福電車)の西院(さい)駅からだと西へ300メートル弱になります。



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