前篇・入浴篇（→参照）
ソウルの地下鉄2号線江辺駅（강변역）や高速バスが発着する東ソウル綜合ターミナル（동서울종합터미널）の近くにある24時間営業の入浴施設・江辺スパランド（강변스파랜드）を前回と今回のエントリにて紹介しています。
後半の今回は、チムジルバンの区画についてです。
（フロントデスクや浴場のある、地下2階から）地下1階へ移動します。
典型的な広間は、このような感じです。
写真は昼に撮ったもので、当然ながら夜は照明が落とされます。
睡眠を邪魔されにくい、縦型のカプセルタイプの窖（穴蔵）もありますがだいたい先に埋まります。
豊富ではないものの、壁面には電源もあります。
（客に使わせないためでしょう、房内をくまなく探しても電源が見つからない施設もあり、この点は重要です。）
軽食を提供するカフェテリア、スナック菓子やカップ麺、ソフトドリンク、缶ビール等を扱う売店のほか、本格的な食堂もあります。
いただける品目が入口の手前に写真つきでわかりやすく示されており、江辺韓食（강변한식）という屋号の食堂なのかな？と思ったのですが、公式サイトを確認すると命名はされていない模様です。
足首のあたりから下だけをほぐす機械は、チムジルバンではあまり見かけません。
もちろん、一般的なマッサージチェアも置かれています。
銀プルガマ（은 불가마）、壁も天井も五葉松（잣나무）ずくめのセンジャンナムバン（생잣나무방）、木炭が埋まったスッパン（숯방）、そして黄土プルガマ（황토 불가마）、と部屋の種類は標準的なチムジルバンと同程度です。
撮影時の室内の温度計はそれぞれ、摂氏33度、なし、50度、57度でした（。温度計の設置がない、五葉松の部屋は暖房にはなっていなかったものと推察します）。
写真に残しはしませんでしたがこれらのほかに、ソグムプルガマ（소금불가마）という部屋もありました。
なお、わかりやすいように直上の4枚の写真はどなたも不在のタイミングを見計らいフラッシュを焚いて撮っています。
チムジルバンの定番の、アイスルーム（아이스룸）、オルムバン（얼음방）などと称される冷凍庫様の部屋もあります。
そして、食べたりゆったり過ごしたりといった基本的欲求に関係しない機能についてですが、これもなかなかの力の入れようなのです。
オフィス街というよりはむしろ住宅街のチムジルバンであることもあってか、親子連れでの入店を想定した遊具が（他の入浴施設と比較して）富んでいました。
高等学生（高校生）や中学生らでもプレイが可能なものも用意されています。
写真は省略しますが、カラオケができる電話ボックス程度の大きさかそれより広めの”箱”も置かれていました。
アーケードゲーム機も――写真のように日本語の筐体もあり――ここはゲーセンか?!と思えるほど多めです。
（挙げるとすれば唯一、ラインナップが経年により陳腐化してしまわないかという懸念はあります。）
こちらはシルミョンド（실면도）とあるので、フェイシャルケアの一角でしょう。
なお、店内におけるWi-FiはPublic WiFi Freeという、韓国の市中にてよく飛んでいる暗号化（セキュリティ保護）はされていない電波を使うことができました。
最後に、このチムジルバンの所在地について。
地下鉄2号線の江辺駅より西へ約300メートルの場所にあります。
강변스파랜드 | 카카오맵
https://place.map.kakao.com/8161681
隣駅である九宜駅（구의역）からでも歩くこと10分強、と徒歩圏内のようです。
네이버 지도
https://map.naver.com/v5/entry/place/11680318
네이버 플레이스
https://pcmap.place.naver.com/place/11680318/
찕변스파랜드 Riverside Spa Land – 공지사항
http://ispaland.co.kr/%ea%b3%a0%ea%b0%9d%ea%b4%91%ec%9e%a5/%ea%b3%b5%ec%a7%80%ec%82%ac%ed%95%ad/?mod=document&uid=133
前回のエントリでも載せた公式サイトによれば1月5日より一時休業中のようですが、COVID-19が収束し営業が再開されることを祈ります。
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