空席に余裕のある上り最終の快速みえで平日夜に名古屋へ

未分類 鉄軌道/railroad railway

本稿の主旨は見出しですべてなのですが――先日、名古屋へ行くために最終の快速みえ(26号)に乗ったところ、余裕で座ることができましたので簡単に報告します。

途中の最後の停車駅である、桑名を出た時点における1号車の自由席の区画を撮ったものです。
進行方向の片側の席がすべて埋まる程度、と人数は座席定員の半分弱。
前方の2号車(全席が自由席)についても状況はそう変わりませんでした。

直上の写真は同様に、指定席の区画の様子です。
24席のうち、埋まっていたのは3席でした。
この日は通常期につき座席指定料金は大人で530円でしたが、これが閑散期の日(指定席料金は同330円)ならば利用者はもうちょっと多くなるのでしょうか。

輸送力(本数および1列車あたりの車両数)はほぼ並行して走る近鉄の名古屋線、山田線、鳥羽線と比較してJRのほうが格段に小さく、近鉄の駅の盛況っぷりと比較してJRのほうは客の入りに落ちつきがあるのが日常です。

ところが快速みえ号は区間によっては近鉄の名伊特急と遜色のない所要時間で走ります。
名古屋-津間、名古屋-松阪間がそうです。
それゆえ、毎時1本のみという残念な点はあるものの特急料金が不要なこの快速列車は便利で人気なのです。
朝方と夕刻の一部の列車が4連(2+2連)のほかは13往復の過半が2両編成ですから着席できない可能性も覚悟していたのですが、結果的に杞憂でしたね。

ご参拝・ご祈祷|伊勢神宮
https://www.isejingu.or.jp/visit/

伊勢神宮の参拝時間を過ぎた19時35分に伊勢市駅を発車し、おまけに平日とあれば乗客数はだいたいこのくらいなのでしょうか。

21時11分、定刻より1分早く名古屋駅に着きました。

本題は以上なのですが、気になる点をひとつ。

快速みえ得ダネ4回数券|お得なきっぷ詳細情報|JR東海
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/kaisoku-mie/

この快速列車の停車駅と名古屋市内の各駅とのあいだなどで利用できる回数券タイプの特別企画乗車券をJR東海は発売しており、競合する近鉄よりも普通運賃が高めな短所をカバーしています。
日にちに関係なく使える本商品に対し、土日祝日(と年末年始の12月30日から1月3日まで)にはもっと出費を低額に抑えられるきっぷがあります。

青空フリーパス|お得なきっぷ詳細情報|JR東海
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/aozora-free-holiday/


https://railway.jr-central.co.jp/tickets/aozora-free-holiday/_img/ind_free_area.jpg

大人は2,620円(小人は半額の1,310円)、と名古屋駅から鳥羽駅までのJR線と伊勢鉄道線の普通運賃の2,500円(同1,250円)とほぼ変わらず、自由に乗降できる区間が名古屋を中心に広範囲にわたるフリーきっぷです。

しかしですね。

近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版/愛知・三重版)|その他のお得なきっぷ|観光・おでかけ|近畿日本鉄道
https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/kintetsu1day/


https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/kintetsu1day/imgs/mainImg_pc.png


https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/kintetsu1day/imgs/mapImg_e.png

昨年度・2020年度より期間限定で、乗車する当日には買えない、といった条件はありますが、平日か休日かに関係なく愛知県内と三重県内の近鉄線が当日中は乗り放題のきっぷが現在、1,500円(同750円)で発売されているのです。
2021年10月8日(金)から12月30日(木)までの任意の日に利用できます。
(ただし、買えるのは乗車日の1か月前から前日までです。)

この企画乗車券のおかげで私が乗車した快速みえ号の乗客が少なかったのだとはさすがに思わないものの――この日は近鉄電車にも乗りましたが、あまり混んでいませんでした――、本商品の存在は最近の名伊間の移動について話題にするうえで無視できないと考え紹介した次第です。
破格値のきっぷが売られているのも移動の需要が地球規模で極端に落ちている、いまのうちでしょうから。



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