南海篇・神戸アクセスきっぷで関空から元町まで

未分類 空港/airport 鉄軌道/railroad railway

後篇(→参照

関空より南海電車で北上し大阪市内から先は他社線を利用して周辺の各府県へ安めに行くことができる、何種類かの割引乗車券(企画乗車券)のうち私が最も便利だと思うのが、1,150円(税込み、以下同様)の神戸アクセスきっぷです。
難波からは阪神電車に乗り、最遠で神戸の元町まで移動できます。↓

神戸アクセスきっぷ|南海電鉄
http://www.nankai.co.jp/traffic/otoku/kobe_access.html

関西空港駅から難波駅までが930円、大阪難波駅から元町駅までが410円で普通運賃の合計が1,340円のところ、このきっぷは1,150円です。

近鉄電車で奈良まで行ける奈良アクセスきっぷ(1,250円)には南海と近鉄の両方を同日中に利用しなければ無効になってしまう欠点、(地下鉄を経由し)阪急電車で京都の河原町まで行ける京都アクセスきっぷ(1,250円)には難波駅ではなく天下茶屋駅で降り乗りしなければならない点がある一方、神戸アクセスきっぷにはそれがないため最も使いやすいと考える次第です。

関西空港駅のカウンタにて、現金で買いました。
いまや100円の特急券でさえ券売機においてクレジットカード決済が可能なように利便性を高めたのにこちらの購入時にはいまだに現金払いを強いるとはなんとも旧態依然ですね、と感想を口に出してしまいそうだったのですが、金券ショップで安売りされる転売の阻止のためなのだとしたら一定の合理性はあります。

11時39分発の空港急行の電車で大阪市内へ向かいます。

航空機による旅行の需要が世界的に急減している(2021年12月)現在、平日の日中の時間帯には特急・ラピートの運転がありません。

本筋からは外れる話をひとつ。
過去のエントリで記したように(→参照)関空より南海電車を使う機会が個人的にあまりないため気づかずにいたのですが、天下茶屋駅に到着する手前で車内に流れる自動音声の放送において、
“高野線と 地下鉄線 阪急 京都北千里方面はお乗りかえください”
と案内するのは不適切ではないですかね。

12時25分、ターミナルの難波(なんば)駅に定刻どおりに着きました。
日中だったこともあり多くても満席になるかならないかという程度の混み具合の空港急行の電車内でしたが、スーツケース(トロリーバッグ)が通路にいくつも陣取っているかつての盛況さに戻る日は来るのでしょうか。

以遠の、阪神電車に関係する部分についてはエントリを分割しあらためて投稿します(→参照)。



コメント

タイトルとURLをコピーしました