名古屋駅の近所にあって朝も営業している唯一の銭湯である、炭の湯ホテルの銭湯を利用しました。
前人によるこの施設についての私的な意見をウェブ上でいくつか目にし、私が補足したほうがいい、注意を喚起したほうがいいと感じた点を報告します。
上の写真の左に見える階段で2階の入口へ進んでください。
現金のみが使える券売機で最初に、入浴券と、必要ならばアメニティの類などの入手やレンタルのための券を購入します。
浴室内にはシャンプーやコンディショナー、ボディソープはおろか石鹸も置かれていませんので、持参するなりこの時点で買うなりしましょう。
銭湯について | 格安ビジネスホテル 銭湯 名古屋 | 炭の湯ホテル
http://suminoyuhotel.com/public_bath/
公式サイトにそれらの価格が記されているほか、施設内の写真も何枚か載っています。
シューズボックスに靴をしまいます。
奥行きは短く、入りきらずに鍵のついていない棚に置かれた靴もありました。
購入したチケットをスタッフに渡します。
靴を脱ぐタイミング、シューズボックスの鍵(木製の札)をこのとき従業員に預けるのかどうか、などは施設によってちがいますのでそれらについて質問したところ、
「あ?」
と情報量ゼロの回答が返ってきました。
複数のサイトにおいて、この場所のスタッフの態度が不愉快である旨の報告をいくつも読んでいたため私には覚悟ができていましたが、知らずに訪問してこの仕打ちでは後味の悪い感情が残る可能性があります。
もっとも、彼女がもし日本語を母語としないひとなのだとしたらそこそこの確率で起こる事象ですから、その程度の些細な問題だと評価できなくもありません。
暖簾(のれん)の奥は脱衣スペースです。
私物を入れるロッカーはやや縦長のタイプと――
やや横長のタイプ(写真の左)の2種類が存在します。
写真の中央のドアは、トイレです。
洗面台にドライヤーが設置されており、昔ながらの箱に十円玉を投入すると1分間だけ動かせるみたいでした。
ただし、電源を拝借して私有のドライヤーを使うと1,000円の罰金だそうです。
浴室(写真の左奥に見える扉の先)へ行く途中にサウナがあります。
バスタオルを持参もレンタルもせずにサウナを利用した場合の罰金は3,000円、スタッフが巡回する旨の脅迫の文言がありますが、私が入浴しているあいだに従業員はただの一度も浴室には来ませんでした。
浴室へのドアの手前にサウナの利用者のための?シャワーと、小ぢんまりとしたいわゆる水風呂があります。
サウナに私は入っておらず、ゆえに水温を確認してはいません。
浴室にカランは18か所あり、そのほとんどは写真のような自閉式(時間止め)です。
また、シャワーヘッドは壁面に固定されています。
浴室内の湯槽は大、中、小の3種類です。
大は写真の中央に見えるもの、中は湯槽の側面よりジェット水流が噴出しているタイプ(いわゆるジェットバス)、小はひとりだけ入浴できる程度のサイズの電気風呂です。
上掲の公式サイトに載っている湯槽の写真を現状と比較するに、まだ新しい時分に撮ったのだろうと思われます。
(建物自体は、様式から推測して1980年代の後半、昭和の終わりにできたものでしょう。)
先述の18か所のうち何か所かは上の写真のように、シャワーヘッドにホースがつき、温度の調節も可能です。
さらにそれらのうちの3か所ほどは、カランが自閉式ではありません。
上の写真の左と右に見えるドアは外風呂に通じており――
浅めの湯槽(写真の手前)と、もっと浅く深さ数cm(センチメートル)程度の足湯?(同奧)がありました。
露天風呂と私が表現しなかったのは、屋根があるからです。
最後に、この銭湯のロケーションについて。
JRの名古屋駅の新幹線側、太閤通口(西口)を出て北北西に炭の湯は位置します。
名鉄名古屋駅や近鉄名古屋駅、地下鉄東山線の名古屋駅とは反対側です。
新幹線の車窓からは見えないと思いますが、線路(上掲のGoogleのストリートビューの右奥)と直交する道(中村郡道)を西へ100メートルばかり歩いていくと右手に炭の湯ホテルの建物(同左奥)が見えてきます。
“銭湯&ホテル”と壁に大きくペイントされていますので遠くからでもわかりやすいでしょう。
銭湯一覧・MAP/あいち銭湯 – AICHI SENTO -|愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合
https://aichi1010.jp/page/list/l
朝の時間帯に入浴できる銭湯は、名駅の近隣には残念ながらほかに存在せず、消去法により炭の湯を選択する以外にありません。
料金・割引|【公式】あいち銭湯 – AICHI SENTO –
https://aichi1010.jp/fees_redycedfees/
愛知県内の銭湯の入浴料金はどの施設も、中学生以上の大人で(2022年2月現在)440円です。
炭の湯の営業時間は朝の6時30分から9時30分までと、夕刻の16時0分から夜の23時0分までです。
朝はサウナには入れないようですが、店頭にも店内にもその旨は不記載につき注意してください。
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