博多駅の(新幹線とは反対側の)博多口を出て数分のところに、カプセルホテルのナインアワーズが1年半前・2020年9月に開業しました。
玄関は一番上の9階にあり、今回のエントリにて報告するのはその9階についてです。
(ロッカーやシャワーのある階について、カプセルのある階について、とエントリを3分割して投稿します。)
駅ビルやJRの線路と直角に走る、はかた駅前通りを西へ歩いて最初の信号(博多駅前2丁目の交差点)を左へ折れると”ナインアワーズ博多駅”の建物が見えます。
(余談ですが、地下鉄を掘っていて2016年に道路が大きく陥没したのがその交差点附近です。)
奥にあるエレベータに乗り最上階まで向かいます。
外階段はチェックインには利用できません。
エレベータの反対側のドアを降りた先に、3台のチェックインの機械があります。
予約のさいに発行された”ご予約確認番号”を画面に入力したり、客自身の顔をその機械のカメラに読取らせたりする必要があります。
ウェブ上ではこの、ヒューマン・マシン・インターフェイスの評判がよくないようで、私のチェックイン時にも機械が思いどおりに動かず結局、裏方からスタッフがやって来て対面でのやり取りを要しました。
もっとも、人手を介さず完全に機械化された宿泊のチェックインがここ最近は増えており、困りごとがあってもすべて自分ひとりで解決しなければならないケースも施設によってはありますので、人力の補助があるだけでもかなりありがたいと私は考えます。
決済に現金は使えません。
福岡市や福岡県が独自に課す宿泊税の支払いもこのタイミングで同時に済みます。
チェックインの手続きを終えてすぐの自動ドアの近くには背もたれのないソファと、館内着やいわゆるカードキーをチェックアウトのさいに投入するボックスがあります。
その右にちらりと見えるのが、これから言及する共用のスペースです。
ナインアワーズ博多駅 | 最低価格保証 | 公式サイト
https://ninehours.co.jp/hakata-station
14時から21時までは宿泊者でなくとも1時間あたり300円を支払って利用できるフロアになります。
(ゆえに今回のエントリではこの階に限定して紹介する次第です。)
無機的なインテリアの部屋の中央には人工観葉植物が置かれ、リラックスできそうな空間が演出されています。
中央のテーブルの各席については、電源は天板の上です。
電源との並びでセキュリティのかかったWi-Fiのパスワードが小さな文字ながら示されています。
写真の左手前にスピーカが見えるように、時間帯によっては音楽がかけられていました。
壁面に沿った席の電源は、床に近い膝の裏です。
PCを置くには天板が丸くて小さいため不便なわけですが、PCの画面が他人から見えにくい席はこちらになるので私はこのタイプの席に座って作業をしていました。
個別に仕切りのついたタイプの席も5か所ほどあります。
2020年9月にオープンした当初にはなく、昨年・2021年になって設置されたようです。
窓に面した席についても、天板上に電源があります。
以上の4種類の席のうち、座面にクッション性があるのは壁に沿った席のみですが既述のとおり天板が小さく、いずれの席も長い時間の作業には向かないと私は思います。
意図してそうデザインしたのだと思いますが、それでいてこのスペースだけを部分的に時間貸しにしようという考えは私にはなかなか理解しづらいものです。
ただ、やるべきことを早く済ませてこの場を去ろう、という気にさせてくれる空間ではあるでしょう。
ナインアワーズの建物の東側にある博多駅のビルや北側のビル群が、この階のみに存在する窓やその先のバルコニーから見えます。
博多の景観を一望できるラウンジスペース、と上掲の公式サイトにおいて表現していますが、周囲には福岡空港の高さ制限ぎりぎりでビルが林立していますのでけっして一望はできません。
見られるのはせいぜい数百メートル先の、大博通りに沿って建つビルまででしょう。
今回のエントリではナインアワーズ博多駅の9階の店内を紹介しましたが、その下にはシャワーやロッカーのあるフロア、カプセルのあるフロアが男女別で設定されています。
それらについては、あらためてエントリを投稿します。
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