有楽町駅と京葉線東京駅との徒歩連絡が不便な場合は?

未分類 鉄軌道/railroad railway

JRの有楽町駅と京葉線の東京駅とのあいだを、決められた改札口を当日中に出入場することで歩いて移動できる場合があります。

可能になるのは、東海道線や山手線や京浜東北線の電車が停まる新橋駅より南の駅から、京葉線の八丁堀駅より東の駅へ旅行するケースで、逆もまた同様に可能です。

有楽町駅では、北側に位置する京橋口より出入りします。
国際フォーラム口には自動改札機しかなく、この特例を利用して出入りできるのは京橋口だけです。
この写真の背後にはエレベータもあります。

駅の外に出るにあたっては有人の改札口において、使用中の乗車券ないし交通系ICカードを呈示して京葉線の東京駅まで歩いて行く旨を伝えましょう。
乗車券が特例の条件を満たしているかの確認、または交通系ICカードの入場記録の確認を駅員より受け、冒頭の写真のような紙片をもらいます。
このとき、地下鉄を制限時間内に改札外で乗換える場合のように出場を交通系ICカードに記録されることはありません。

東京駅では、京葉地下丸の内口より出入りします。
(京葉地下八重洲口は現在、紙面の記載に反し係員が配置されておらず無人です。)
入場時には、先述の紙を駅員に渡すかカウンタの卓上に置かれた容器に入れます。
きっぷや交通系ICカードを見せるよう求められれば従う必要はあるものの、それを入場のさいに求められた経験は私にはありません。

線路に沿って地上を歩いてもいいのですが、両駅間にある東京国際フォーラムの地下の通路を抜ければ雨や夏の強い日光をしのげます。
屋根がないのは唯一、JRの高架(私が冒頭の写真を撮った位置)と地下鉄有楽町線の有楽町駅のD7番出入口とのあいだで、距離にして10メートルもありません。

さて、本題です。
この徒歩による連絡が不便なのはどんな場合かですが。

東京国際フォーラムの館内が抜けられない、夜の23時30分以降と朝の7時0分までは移動が厄介になると思います。
地上を歩かなければならないわけですが、地下の京葉線東京駅と地上との上下の移動には実質的に階段を使うしかありません。
悪天候ともなるとさらに面倒な移動になるでしょう。
階段の上下や降雨を回避したい場合、上記の夜遅くや朝の早い時間帯については東京駅の長い地下通路を経由したほうが無難だと私は考えます。

最後に、余談をひとつ。
この特例は、大阪駅と北新地駅とのあいだを(いわゆる特定都区市内制度上の)大阪市内発着となるきっぷで当日のうちに徒歩などで移動するケースのように、JR旅客6社の内部通達(旅客営業取扱基準規程、旅客営業取扱細則)において限定して明示されたものではありません。
根拠が曖昧なため、現場の裁量によって比較的容易にどうにでもなるルールである点は念頭に入れておくといいと思います。
より具体的に換言するなら、ある日いきなりこの特例が廃止される、なんて事態も十分に考えられる、ということです。



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