広島、福山の両都市から約50km（キロメートル）も離れているのが難点の広島空港ですが、10キロほどの位置からのアクセス手段もあります。
芸陽バスが運行する、JRの山陽本線の白市駅より出ている路線バスを利用するのです。
地理的には最寄り駅ではないのですが、白市駅は広島駅からの電車が1時間に何本も（日中は15分おきに毎時4本）運転されている最東端なのです。
白市駅～広島空港時刻表
http://www.geiyo.co.jp/Unyu/shiraichi20220401.html
ただし、その路線バス自体は1日に15本しか走っていませんから、広島空港へ向かうために利用するのであれば発車する時刻をあらかじめ確認してからにしましょう。
平均すると1時間に1本の運転ですが、タイミングによっては1時間半も待つことになります。
（なお、逆方向の空港発白市駅着の便については曜日により18本または17本の運行があります。）
駅舎とバス停とのあいだにはちゃんと屋根が設置されており、雨の日でも安心です。
（ただし、白市駅のプラットホームには屋根のない箇所が存在します。）
広島駅以東の各地より広島空港を目指す場合、空港へ行くために広島駅に出るのは遠回りゆえこの路線バスを利用するほうが合理的なように私は思いますが、それでいて日中のある便の乗客が10名程度というのはやや少ない感じがしました。
私みたいに広島の中心市街地よりやって来る人間は奇特な部類に入るのかもしれません。
（もちろん私にも多少なりともその認識はあって乗っているわけですが、簡潔に記せばそれは多数派が歩む道を進んでもつまらないからです。）
広島空港の降車用のプラットホームに、白市駅を出て15分後に着きました。
案内されている所要時間どおりで、山間部につき交通渋滞の心配は無用でしょう。
降りるさいに運賃の400円を現金か、PASPYや全国相互利用サービスの対象である交通系ICカードで支払います。
ちなみに、逆区間の空港から白市駅へ向かう移動の場合、4番のバスのりばより発車します。
（広島バスセンターや呉へは1番、広島駅へは2番、備後の福山は三原へは3番です。）
空港に置かれているバスの券売機によくある話ですが、広島空港のそれも支払いには現金しか使えません。
他方、バスの車内においては交通系ICカードによる決済にも対応しており、（運行するのは芸陽バスではなく他社ですが）広島、呉、福山、三原などの各市へのバスについても同様です。
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