京阪のプレミアムカーに乗るなら快速急行の3000系で

未分類 鉄軌道/railroad railway

昼間に10分ヘッドで特急を運転していた京阪がCOVID-19のパンデミックによる需要減を受け昨秋・2021年9月、30分間に特急を2本、快速急行を1本、というダイヤにほぼ白紙改正しました。
同時に、速達種別の指定席車両・プレミアムカーの営業がその、快速急行の列車でもはじまったのですが――

プレミアムカーを利用するなら特急ではなく快速急行の列車に乗るといいですよ、プレミアムカーは青い車体の3000系のほうが8000系よりもいいですよ、と同車両に限定しておすすめするのが今回の投稿です。

  • 快速急行のプレミアムカーがいいと思うのはなぜ?

特急のプレミアムカーより快速急行のプレミアムカーのほうがいいと私が思うのは、特急よりも人気がないからです。

京都方面のダイヤがわかりやすいのですが、日中の快速急行は特急が発車してすぐの2分後に始発駅の淀屋橋を出ます。
(国鉄の時代はそうでしたが)JR西日本が大阪駅から新快速と快速をほとんど同時に発車させるようなもので、速い列車にさらに人気が集中するのは自明の理ですよね。
プレミアムカーについても快速急行のほうが乗客は少なく、ゆえに快適に過ごせるのです。

しかも、快速急行が特急よりも多く停車するのは守口市、寝屋川市、香里園の3駅のみで所要時間が長くなるのはほんの6、7分です。
(2、3分後に大阪市内を出ているので、京都市内に入るのは直前の特急のおよそ10分後になります。)

  • 3000系のプレミアムカーがいいと思うのはなぜ?

プレミアムカーに乗るなら3000系のほうがいいと私が思う理由は、8000系にあります。
3000系の転換クロスシートが1+2列の配置であるのに対し2+2列の8000系は自由席の座席定員が多いのです。

また、8000系にはダブルデッカーも連結されていれば――

運転席の後方の前面展望が楽しめる席も8席もあります。
(3000系には4席しかありません。)

(南海電車の特急の自由席がロングシートであるのとはちがって)京阪電車の特急は自由席のクオリティも高いうえ、8000系は2階席や展望席のようなプレミアムカーにはない付加価値がある座席も多い、それら以外の自由席の数も3000系より多い、となると8000系のプレミアムカーのありがたみは相対的に低くなります。

それと、8000系のプレミアムカーは既存の(自由席だった)車両を改造してできています。
どうにかならなかったものか、と思うのですが――そのせいで、改造前はドアだったのを埋めて壁面にした箇所には適切な幅の窓がなく、窓側でありながら真横はほとんど壁である席が存在するのです。

プレミアムカーについて|京阪電車 <座席指定>特別車両 PREMIUM CAR|京阪電気鉄道株式会社
https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/train/


https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/train/

https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/train/i/seats-map-3000.png

https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/train/i/seats-map-8000.png

プレミアムカー券を扱う駅の有人のカウンタにおいては、席番と窓との位置関係がわかるシートマップを見ながら希望の座席を指定することができますし、上掲の京阪の公式サイトにて掲載もされてはいますが、余計な手間はないほうがいいにきまっています。
3000系のプレミアムカーは新造されており、窓割りの悪さにがっかりする心配は無用のはずです。

以上のような理由から京阪のプレミアムカーについては、特急より快速急行、8000系より3000系、と私は考えます。
3000系の快速急行なら両得というわけです。
もっとも、無理に行動のスケジュールをあわせてまで30分おきの運転である日中の快速急行を選ぶ意義はさすがにないと思いますので、合理的な範囲内で乗ってみてください。



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