WILLERのリボーンの夜行便で名古屋駅から東京を経由し舞浜へ

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名古屋駅の西口を出て、栄、新豊田駅を経由し、東京駅の近所と千葉県の東京ディズニーシーへ向かう、WILLER(ウィラー)の夜行バスに乗車しました。
ReBorn(リボーン)という、WILLERが用意するバスのシートのなかで現状、最上位クラスの車です。

名古屋駅の新幹線側にある広場のようなところ(ゆりの噴水前)で待っていると、発車時刻の15分前・22時30分になって、オレンジ色の服を着た係員よりT457便の乗客に対して肉声の呼びかけがありました。
(現在の便名は、WT457便です。)
よく聴こえなかったのですが、乗客らしき複数のひとたちが北の方角へ歩いていくのにあわせて私も追いかけることにします。

新幹線の高架に沿って300メートルほど歩いた先に高速バスが待機していました。
(手前に停まっている紫色のバスはジャムジャムエクスプレスのJAMJAMライナーです。)


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WILLERのバスが発つのは、西口の駅前のJR名古屋 バスターミナルではありません。
また、T457便はこの場所(上掲のGoogleのストリートビューの左手前)より出ますが、名古屋駅太閤通口 ビックカメラ前(→参照)を出るWILLERのバスもありますので要注意です。

リボーンのシートは2+1列の配置で、席番が01Aから06Cまでの18席しか1台のバスに設置されていません。
ちなみに、同社の主流のタイプであるリラックスという種類の座席は40席です。

バックレスト(背もたれ)のリクライニングの角度、レッグレストの角度は電動のコントローラの操作で変えます。
リクライニングに連動して座面も前後にスライドします。

バックレストを最大限に倒しても後方に座る客の迷惑にならない構造になっているのがリボーンのシートの強みです。
しかし、最大のメリットは写真のように、シートからフットレストまで乗客の身体を支える面が途切れないところにあると私は思っています。
(客室の一番前の中央に位置する、席番が01Bのシートにはフットレストがありませんので、割安な価格でもないかぎり選ぶ利点はないと私は考えます。)

夜行便にはもったいない、大型の背面テーブルが設置されているのも特徴です。
8kg(キログラム)までの重さに耐えられる設計のようです。

さて、私の乗ったバスは定刻の22時45分に”名古屋駅西口”の停留所を発ちました。
5分ほど経ってから運転手による肉声の案内があり、東郷パーキングエリア(PA)で23時35分、静岡サービスエリア(SA)で2時30分、海老名SAで4時50分に休憩を入れる予定であると告げられます。


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“栄(愛の広場前)”の停留所にバスが着いたのは23時ちょうど、出たのは23時6分でした。
WILLERのバスが発着するのは残念ながら、高速バスを運行する他社が利用するオアシス21ではありません。
ラシックの建物の真東、地下鉄名城線の栄駅と矢場町駅とのほぼ中間にこのバス停は位置します。

どこをどう経由したのかはわかりませんが、バスは23時32分に1か所めの休憩地である東名高速道路の東郷PA(名古屋市に隣接する、愛知県日進市)に入りました。
客室内に音声のアナウンスがあったのはこのときまでで、以降は東京に着く直前まで車内の放送は流れていません。
WILLERが道中に設ける複数回の休息のうち最初のものはだいたい長めに確保される傾向にあり、なにかしらの食事をしたい場合は(急いで済ませる必要がない点だけに注目すると)このタイミングが最適だと私は思うのですが、東郷PAでは牛丼店の松屋と、コンビニエンスストアのセブン-イレブンが利用できます。

出発は日付が変わった0時10分でした。


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始点の名古屋南ささしまライブ、私が乗車した名古屋駅西口、そして栄(愛の広場前)と3か所で乗客を拾ってきたT457便が最後に寄るのが、”新豊田駅東口 ロータリー”です。
愛環線の新豊田駅と、名鉄の豊田市駅とのあいだにこのバス停はあります。
T457便の発車時刻は0時30分で、平日は名古屋市内からやって来た最終の電車が豊田市駅に着くのとほぼ同時ですが、両駅を発着する列車の運転はその終電以外、すべて終了しています。
バスは実際には0時32分に入線し、0時40分に新豊田駅東口を出ました。

ちなみに、名古屋から東京まで運行するバスのなかでWILLERが愛知県内に4か所もの乗車地を設定しているのは、この便のみです。
こまめに停まるぶん眠っているところを起こされる機会も増えるのは、寝ながら移動したい乗客にとっては悩ましいのですが、比較的高価格な商品であるため供給が少ないのは当然ですし、なるべく多くのひとが使わなければバスを走らせる側としてはビジネスが成立しませんから、寄り道が多いのは宿命のようなものと考えるのが的確でしょう。

なお、新豊田駅に着く前の東郷PAにおいて車内の客の入りをカウントしたところ、空席は4人ぶんだけでした。
新豊田駅からの乗客数はわかりませんが、私が乗った日のT457便は4分の3の席は埋まっていたことになります。

新東名高速道路の静岡SA(静岡市)に2回めのブレイクで到着したのは2時28分、出発したのは3時11分でした。
駐車が歩道の目の前だったため、迷わずバスに戻ることができました。

最後の休憩地は大阪発着の便もふくめて多くのバスが寄る、海老名SA(神奈川県海老名市)です。

深夜につき1階の多くの小売店や飲食店は営業していないものの、2階のフードコートでは多くのテナントが食事を提供しており、先刻の東郷PAや静岡SAと同様になにかしらの飲食は可能になっています。

4時56分に着き、出たのは5時28分でした。
あとは最初の到着地まで50km(キロメートル)もありません。

T457便の都内の停留所は、バスタ新宿ではなく東京駅の近くに設定されています。
6時28分、”東京駅鍛冶橋駐車場”に着きました。
東京駅の八重洲側、つまりJRの線路の東側にあるのですが、正式な名称は丸ノ内鍛冶橋駐車場で、所在地も千代田区丸の内三丁目です。
写真のように雨が降っていればそのまま濡れるしかなく、旅客が、それも最上位の座席を備えるバスの乗客が使う施設としてのサービスのレベルを満たしているとは私には思えません。

バスは東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)まで運行しますが大半が都心で降りてしまい、残る乗客は私を入れて3人ほどとなりました。
バスは5分後にはこの駐車場を出発、舞浜へ向けて最後の力走を見せます。

終点の東京ディズニーシー・バスターミナル・サウスにT457便が着いたのは7時5分でした。

京葉線の舞浜駅とこの、東京ディズニーシー・バスターミナル・サウスとのあいだを徒歩で移動するルートについては、過去にエントリを投稿しています(→参照)。



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