WILLERの夜行便で広島から小倉、博多、佐賀へ

バス/bus 未分類

先日、夜に広島駅の近くを発ち早朝に小倉駅前、朝に博多駅前、佐賀駅に着くWILLER(ウィラー)の高速バスに乗りました。
過去のエントリで紹介したように(→参照)今春・2022年4月に走りはじめた路線で、運行の実務を担うのは祐徳自動車です。


https://travel.willer.co.jp/dynamic/bus/content-confirm/

席数限定ながら880円で広島と福岡や佐賀とを往来できる、本路線の開設にあわせたキャンペーンのバーゲンセールが開催されている期間中でした。


https://www.google.com/maps/@34.4000273,132.4750195,3a,75y,80h,100t/data=!3m6!1e1!3m4!1sIA9UNLkjagAogM1rPFLccA!2e0!7i16384!8i8192

WILLERのバスの広島側の始終点である”バスステーション広島駅北口”は、JRの広島駅の近所にあります。
北口のペデストリアンデッキ(上掲のGoogleのストリートビューの右奥)の最も北西に位置する階段またはエレベータを降り、ローソンが1階にある広島テレビの局舎(同正面)と複合ビル・グラノード広島(同左)とのあいだを抜けてください。
停留所は左手、グラノード広島の裏側です。

在来線の中央口の改札からは500メートル強につき、10分もかからないでしょう。
ペデストリアンデッキを降りて地面の屋根のないところを歩く距離は200メートルもありません。

駅に直結こそしていないものの、バスステーション広島駅北口の待合室は新しくてトイレもあり、一部の席にてではありますが電源も使えます。

そう広くはないため混みやすい点には留意する必要があるでしょう。
なお、室内に飲料の自動販売機がありますが――

バスのプラットホームより至近の場所の(イズミの本社ビルに入居する)ゆめマートで食べるものの調達もできます。
ただし、営業時間は朝の9時から真夜中の0時までです。

さて、定刻で0時15分に発車のところ、私の乗るYJ1751便のバスは23時59分に入線しました。
待合室を利用していた客は約半数で、残る乗客は直接やって来たようです。
停留所のスタッフによる検温を受け、運転手に名前を告げて車内へ。

本路線の車両にはリラックスという、WILLERのバスで標準的なタイプのシートが設置されています。
40名の定員に対し、この日は3分の1程度の座席が埋まりました。
後方の(10分の4の)女性しか座れない席と、前方の(10分の6の)そうでない席とでほぼ同人数です。

早いうちに全員が集合し、定刻の0時15分にバスステーション広島駅北口を出発。
すぐに運転手による肉声のアナウンスがあり、下松サービスエリア(SA)に1時45分、美東SAに2時55分、古賀SAに5時0分に休憩で寄るスケジュールであると案内されます。
走りはじめて十数分後には明かりが消され客室内は真っ暗になっていました。

駅西高架橋と城南通り、広島高速4号線を経由し、五日市インターチェンジ(IC)より山陽自動車道に乗ります。

数分前に自動の音声が流れて1時26分、バスは下松SA(山口県下松市)に着きました。
ドアの近くに掲げられた発車予定時刻は2時0分と示していることを確認し、車の外へ。

左奥に見えるレストランは営業時間外でしたが、移動中にフードコートでなにかをいただくとしたら3回のうち一番長い休憩時間が確保されたこのタイミングが最適かと思います。

乗客がそろった段階でドアやカーテンが閉じられ、予定どおり2時ちょうどに下松を出ます。

中国自動車道に移り、バスが美東SA(同県美祢市)に寄ったのはそれから1時間も経っていない、2時48分でした。
2回めの美東、3回めの古賀の両SAに着く前は車内の放送は、なかったはずです。

山口県内の両SAでは山口県のだけでなく広島県の土産も取扱っています。
後述する古賀SAには地元・福岡県のと、山口県の土産が置かれていました。

美東SAを3時9分に発ったバスは関門橋、北九州高速の4号線、1号線を走り、”小倉駅新幹線口バスターミナル”の停留所に4時17分に到着しました。
降りたのはひとりのみで、1分後には発車です。
紫川ジャンクションより4号線に戻り、西を目指します。

道中で最後のブレイクの地、九州自動車道の古賀SA(福岡県古賀市)には5時1分に入りました。
乗客に直接的な関係はないのですが、どういうわけか多くの車が地面の白線を守らず2か所を占拠していたせいで、バスを停めるスペースに困る羽目になりました。
自家用か事業用かや、ナンバープレートの地名に特段の傾向はみられません。
所在地の地域性、時間帯による流行なのでしょうか。

釜揚げうどん 峠庵だけが24時間営業のようで、タリーズコーヒーや一蘭が朝の7時にオープンするまで他の飲食店はやっていません。

5時20分の予定のところ、多数の非常識な迷惑駐車もあり5時16分にはこの地を去りました。

福岡高速の粕屋線に移り、貝塚、香椎線、環状線と走行して博多駅東で一般道に出て、博多バスターミナルの到着フロア・3階に5時41分に着きました。
小倉駅や、私みたいに佐賀駅まで乗る客もいるものの、やはり大半の客がここで降ります。
停まっていたのは3分間で、バスはすぐに佐賀へ向けて再出発します。

千代ICより環状線に戻り、6時きっかりに大宰府ICを通過、6時12分に鳥栖のサガンクロス橋を渡って長崎自動車道に入りました。
橋の上から両道の上下線がよく見渡せるのですが、この時間帯に走る車はほとんどいません。

こりゃ終点に早着するぞ、佐賀駅まで30km(キロメートル)か長く見積もっても40キロほどの道のりなのに1時間もかかるわけがない、と私が気づきはじめたのはこのあたりです。


https://www.google.com/maps/@33.3288145,130.3105122,3a,90y,150h,90t/data=!3m7!1e1!3m5!1s7d_Cys310M3ZOx65p8Zxig!2e0!6shttps:%2F%2Fstreetviewpixels-pa.googleapis.com%2Fv1%2Fthumbnail%3Fpanoid%3D7d_Cys310M3ZOx65p8Zxig%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D286.70874%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i16384!8i8192

金立SA(佐賀市)の敷地内、本線に合流する道の脇にある”金立サービスエリア 下り線内バス停”では下車する客がおらず、何秒間か停車しただけで開扉はありません。
ここから数キロ走れば佐賀大和ICで、あとはほぼ国道263号を南下するのみです。

夜行便につき停留所に入る前、出た先において室内灯が点いたり消えたりしていましたが、金立を発ってからは減灯の状態より暗くはなりません。

佐賀駅バスセンターの8番のプラットホームに到着したのは定刻より25分も早い、6時45分でした。
降りたのは私もカウントしてほんの数名です。

この場所から高架の下を西へ歩くこと300メートル弱でJRの佐賀駅の改札口なのですがこうした巻きによって受けられる恩恵は大きく、

(数か月後の新幹線の開業で在来線のダイヤも変わるかもしれませんが)長崎本線を東へ、逆に西へ、さらに佐世保線で西へ向かおうと考えるひとにとっては乗れるはずではなかった列車にまにあうため、バスの早着はありがたいのではないでしょうか。



コメント

タイトルとURLをコピーしました