阪急の株主優待券を使って京都河原町から神戸三宮まで

未分類 鉄軌道/railroad railway

JRが先月・2022年の9月に普通回数券を廃止したいま、株主優待のきっぷを利用して並行する私鉄に乗る移動方法に注目するひとが増えそうな気がします。
一例で、阪急電車のみを使った京神間の移動を紹介しましょう。

JRなら京都駅から三ノ宮駅(や神戸駅)までの普通運賃が1,100円、大阪駅の前後で乗車券を分割しても(570+410=)980円です。
それが、阪急だと普通運賃が630円、株優券を金券ショップにて購入するとなんと、400円強です。

この日は京都河原町駅を19時9分に出る京都線の特急で神戸三宮駅へ向かいました。
(平日ダイヤで運転される日の種別は、特急ではなく通勤特急になります。)
つぎに停まる烏丸駅に着く時点において空席があるかは時間帯によりますが、できれば始発の京都河原町駅から乗りたいところです。
通勤や通学の乗客で混む平日ならなおさらです。

19時49分に大阪市内の十三駅に着きました。
跨線橋か地下道で神戸線のプラットホームへ歩きます。

プラットホーム間の移動距離が短いのは梅田に近い地下道のほうですが、梅田寄りの車両は大阪梅田駅の出口にも近くて混むため、跨線橋を使うことにします。

大阪梅田駅を最速達種別の列車が毎時0分、10分、20分、30分、40分、50分に出るパターンダイヤが組まれた時間帯なら、”神戸方面の特急は十三駅を19時53分発かな?”と時刻表を見なくても推測できるのですが、この日はスムースな乗りつぎに失敗しました。

土曜・休日ダイヤだと、19時台以降の神戸線は12分間隔(、22時台以降は15分間隔)の運転になるのです。
跨線橋にも地下道にもプラットホームにあるような発車標はないため、10分ヘッドではない時間帯にかかりそうな場合は時刻を調べて乗りましょう。
(平日ダイヤであれば19時台も10分間隔ですから、19時53分発になります。)

急げば19時51分発に乗れたところ、20時3分発の特急で神戸方面へ向かいます。
JRの新快速の所要時間と対比すると、19時9分に京都河原町駅を発ち十三駅にて待っているあいだにJRの京都駅から三ノ宮駅まで到達できてしまうため、12分間のこの余計な待ちは痛いです。

京都河原町駅を出て1時間18分後の20時27分、神戸三宮駅に定刻で着きました。
以西は神戸高速鉄道の路線になるため、新開地やJRの神戸駅周辺などへは別途、運賃が必要です。

今回のこの移動では、京都線の特急でも神戸線の特急でも全区間で座って移動できました。
(双方とも、9300系や8000系のような転換クロスシートのある編成ではなくいわゆるロングシートの車両でした。)
座れないかもしれない懸念があるのは十三駅から乗る2本めのほうですが、神戸線の特急に十三駅で空席がなくても、10分もすればつぎに停まる西宮北口駅で乗客に大きな動きがあります。
(いまや、西宮北口駅は阪急電鉄において大阪梅田駅についで乗降人員の多い駅ですから。)

それに対し、三宮から河原町へ向かう東進でこの移動をする場合は2本めのほうが長くなります。
十三駅で満席だったなら、茨木市駅までの15分弱や高槻市駅まで約20分のあいだは立っての移動を覚悟しなければならないでしょう。
京都線のほうが神戸線よりも長距離で、それでいてどちらを走る列車も基本的に8両編成ですので、2本めが神戸線になる西進のほうが座席を確保しやすい点でおすすめです。



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