WBT大阪梅田から四日市経由で名古屋へWILLERの夜行便で

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新梅田シティのWILLERバスターミナル大阪梅田(以下、WBT大阪梅田)から名古屋駅の近所まで走る、夜行バスの路線をWILLER(ウィラー)は持っています。

夜の23時を過ぎると梅田スカイビル東棟の西や東に面した入口は閉められるため、WBT大阪梅田に入室するには(上の写真の)北側のドアへ遠回りが必要です。

WBT大阪梅田から名古屋へのWILLERの夜行便は現状、四日市に寄る23時30分発のWT751便、名駅に着く前に栄と金山駅に停まる0時30分発のWX752便の2本が存在します。
双方ともJRの桜島駅前が始発で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、ここ・WBT大阪梅田、北大阪急行の桃山台駅の各バス停にて乗客を拾い、名古屋に向かいます。

私が乗ったのは前者の、WT751便です。
リーベルホテル(JR桜島駅前)を22時30分、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを22時45分、WBT大阪梅田を23時30分、桃山台駅(千里中央方面)を23時55分に発ち、近鉄四日市駅に早朝の4時10分、名古屋駅(則武1丁目)に5時10分に着くスケジュールで走ります。
途中の休憩地は草津パーキングエリア(PA)のみで、1時0分に着く予定です。
――この運行の情報は、WILLERの公式サイトにおいて確認できます。

バスが入線した旨の放送が23時16分になって流れたため、部屋を去りバスの前にやって来ました。
大阪駅や各線の梅田駅から遠く、プラットホームの屋根もなくて不便なWBT大阪梅田ですが、WILLERがほぼ独占的に使える停留所につき早めにバスが入線するおかげで出発までの時間に余裕がある点は便利です。

この便を担当するのはリラックスという、4列(2+2列)のシートが縦に10行、01Aから10Dまでの席番の40席が配置されたタイプのバスです。

窓側は壁面、通路側の席は通路側に電源がありますが、日野自動車のセレガの特徴なのかタイプAのUSBケーブルしか挿せず、日本における一般的な電化製品のタイプAのプラグ(いわゆる、コンセント)は使えません。

“リラックス”の一番前の4席だけはフットレストがないのですが、三菱ふそうのエアロエースの客室内のように床面が運転席のほうまで拡げられておらず金属の板で封じられているのもセレガに共通する様式なのでしょうか。

構造にちがいこそあれ、最前列の4席の荷棚が狭いのはエアロエースもセレガも一緒です。

照明が暖色系なのもセレガの特徴だと思います。
(もっとも、色を決めるのはバスの事業者の裁量のはずで、メーカである日野の意思ではないでしょう。)
また、運転席と客席とのあいだのカーテンが閉められますので天井のデジタル時計は見えなくなります。
(エアロエースのデジタル時計は、カーテンよりも高いところに設置されています。)

川崎駅東口始発でバスタ新宿を経由するWILLERのバスに乗車 | songanman.com
https://songanman.com/2022/02/04/willer-express-bus-departs-from-kawasaki-sta/

金城ふ頭と長島を経るWILLERのバスで名古屋から大阪へ | songanman.com
https://songanman.com/2022/02/24/willer-express-bus-from-nagoya-to-osaka-via-nagashima/

ここのあたりの事情は、過去に乗ったエアロエースのバスの私の叙述もよろしければ参考にしてください。

さて、バスは23時32分にWBT大阪梅田を発つと、毎日放送の前の交差点(北東の角)を左折して国道423号(新御堂筋)に入りました。
運転手の肉声での案内がこのタイミングであり、しばらくすると天井の明かりが減灯に。

桃山台駅の停留所には23時50分に着きましたが、乗客がいなければドアの開閉はしない模様です。
(ゆえに、写真も撮っていません。)

WBT大阪梅田は上記のように駅からの徒歩が長いロケーションのため、WBT大阪梅田を出発する時刻までにたどり着けそうもない場合に、地下鉄の御堂筋線からの直通運転でそのまま行ける北急の桃山台駅へ先回りするとまにあうことがあるかもしれません。
歩道橋に直結する北口の改札口を抜け右折し、階段またはエレベータで歩道に降り北へ進むと信号を経由せず”桃山台駅(千里中央方面)”のバス停に着きます。

バスの車内は23時56分に桃山台駅を発ったとほぼ同時に減灯から消灯になりました。
新御堂筋から府道2号(大阪中央環状線)に移り、吹田インターチェンジ(IC)より名神高速道路を走ります。

先述したように定刻で1時0分のところ、0時50分に草津PA(大津市)に着きました。
ルールを無視したトラックによる妨害もなく、建物に近い場所に駐車できています。
写真の左に見えるのは、静岡県に向かうWX3953便のバスでしょうか。

1時25分までに車に戻るようフロントガラスの前面に掲げられたのですが、ドアの近くに貼られた運行の予定を記す表によれば2時35分までは動かず草津にて待機する模様です。
(2時35分という時刻は、WILLERの公式サイトには載っていません。)

サービスエリアとはちがい深夜になるとコンビニエンスストア以外の営業をやめるPAもあるなか、真夜中でもやっているのは本当に助かります。


品目や座れる箇所の制限つきながら、モテナスというフードコートにおける食事も可能です。

敷地にはコンビニのセブン-イレブンもあります。
フードコートの建物内にある売店と同様、滋賀や京都の土産も置いています。

さて、バスは2時45分に動きはじめました。
新名神高速道路を経由し東名阪自動車道の四日市東ICを降り、三重県道64号、国道1号を南進して近鉄四日市駅に向かいます。

柳通り、西浦通りを走り、4時7分に中央通りの四日市市民公園の前に立つ”近鉄四日市駅”のバス停に着きました。
降りたのは2人のみで、しばらくの停車後、4時10分に再出発です。

なお、始発の電車が走る前ですが、近鉄四日市駅は300メートルばかり東へ歩いたところに位置します。
近鉄電車の運行時間中に発着する、新宿や横浜着のBE1052便、横浜や新宿発のBE951便の利用者はバス停と駅とは近くない点に要注意です。

左折し国道1号に出たバスは、来た道をそのままなぞって四日市東ICに戻ります。
東名阪道を降りたのが3時44分、乗ったのが4時28分で、四日市への寄り道でこれだけ時間が余計にかかるのか、と昼行便では思ってしまうところですが、寄り道をしなかったとしても草津PAにおける調整の時間が長くなるだけですから、所要時間が無駄に長くなっているということはありません。

名古屋高速道路万場線の烏森ICを降りたのは4時55分で、そのタイミングで音声による到着の旨のアナウンスがあり、追って客室内が明るくなりました。

定刻だと5時10分のところ、終点の”名古屋駅(則武1丁目)”の停留所にバスが着いたのは5時2分か3分でした。
降客の人数はカウントしなかったのですが、車内の混み具合より推測するに定員の半分未満であったことはほぼ確実で、十数人といった程度だったと思います。
乗車日(大阪を発った日)は、USJへの来園者が少なめである平日です。

ここから名古屋駅へは、JRの新幹線や在来線の改札口までで5、600メートルです。
もっとも、5時になったばかりだと、中部国際空港へ行く名鉄の始発以外は各線の電車が走りはじめるまでにはまだ時間があります。
この道の200メートルほど進んだ左手にある松のや(名駅西口店)のような例外はあるものの、大半の飲食店も営業開始前です。
5時10分では着くのがあまりに早いと感じるのであれば後続の、WX752便に乗るのもいいと思います。



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