WILLERのリボーンの夜行便で舞浜、新宿、池袋からキタ、ミナミへ

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車内に3列(2+1列)6行で18名ぶんしかない、リボーンというシェル型の座席の高速バスをWILLER(ウィラー)は走らせています。
舞浜を出てバスタ新宿と東池袋を経由、キタとミナミのどちらで降りることもできる東阪間のリボーンの夜行便に先日、乗車しました。

舞浜(千葉県浦安市)の東京ディズニーリゾート(TDR)の広大な敷地のほぼ最東端に位置する、東京ディズニーシー・バスターミナル・サウス(→参照)の12番のプラットホームにWX159便の車がやって来たのは、22時31分でした。
私のほか、ふたりの客が車内へ。
WILLERをはじめ多くの事業者による夜行バスの出発便が、行楽客で人気のTDRよりひっきりなしに出ており、ゆえに入線から発車までは10分間もありませんので、時間に余裕を持たせて待っていても屋外にて過ごすことになります。

ドアの近くに貼られた、運行の予定表をチェックしましょう。
WX159便のバスは東京ディズニーシーを22時40分に出ると、バスタ新宿に23時27分に着き発車は23時45分、池袋サンシャインバスターミナルに0時20分に着き発車は0時30分、というスケジュールで走ります。
WILLERバスターミナル大阪梅田(WBT大阪梅田)には9時20分、難波(なんば)のOCAT(大阪シティエアターミナル)には9時55分の到着です。
3か所の休憩は、海老名サービスエリア(SA)に1時25分に入り30分間の、長篠設楽原パーキングエリア(PA)に4時55分に入り20分間の、土山SAに6時55分に入り30分間の予定です。

高速バス時刻表 東京・横浜・川崎・千葉・甲府⇒大阪・京都・神戸・滋賀・和歌山|高速バス/夜行バス予約|WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/wex/timetable/detail/?route=2301001

以上の情報はWILLERの公式サイトの時刻表のページにおいて確認できますが、休憩の長さだけは載っていません。
WX159便のスケジュールは2023年2月現在もそのまま変わらずです。

この日、私が座ったのは通路側のB列の席でした。
左右両側のデフォルトのものとはべつに天井の中央にも荷棚が設置されていますが、窓側のものとはちがい奥行きは浅めになっており、置いた私物が落ちてこないか心配になります。

(時間的に話は前後しますが)頭上の照明が消され各席の読書灯の機能が切られ使えなくても足元のフットライトは点灯していますから、リラックスやラクシアなど他のタイプの座席のバスよりも消灯中の車内はやや明るめです。

リボーンの各座席のポケットにはアイマスクが入っていますので、明るく感じるひとには有用です。
便によっては各席ではなく一番前の入口附近、運転席の脇にまとめて置かれていることもありますが、提供の方法はこちらのほうがずっと親切でしょう。

JRの新宿駅の南に設置された、バスタ新宿(渋谷区)にWX159便が入場したのは23時21分、構内にてしばらくの待機後、C7番のプラットホームには23時36分に入線しました。
乗車したのは7、8人、とこの日のWX159便の客の過半がバスタ新宿を利用しています。
出発は定刻の、23時45分でした。

新宿までは首都高速道路の湾岸線と中央環状線、新宿からは新宿線と都心環状線、池袋線を経由します。
新宿を発って30分も満たないうちに東池袋のインターチェンジ(IC)を降り、一般道の路上で入線まで待機です。

3か所めの出発地として最後に寄る、東池袋のサンシャインシティの一角にある池袋サンシャインバスターミナル(豊島区)には、0時23分にやって来ました。
乗車したのは3人程度、とバスタ新宿よりも駅からのアクセスが厄介な同停留所の性格(→参照)が少なさとなってそのまま顕著ににじみ出た恰好といえるかもしれません。

サンシャインシティを0時30分にバスが時刻どおりに出ると、自動音声や運転手の肉声による休憩の時間や場所、到着時刻のアナウンスがあり、0時40分には客室内が消灯に。

椎名町駅の北東に位置する西池袋ICを使えば距離的には短くなるものの、そうせずに東池袋ICより来た道を戻るルートをとり、谷町ジャンクションからは渋谷線を西へ進みます。

東名高速道路を使う大半のWILLERの便が休憩地としている海老名SA(神奈川県海老名市)に着いたのはいつのまにかで、1時20分だったでしょうか。
多くの同士と一緒に、高速バスが集結する群団のなかに駐車できています。
実際の発車は、1時43分でした。

静岡県内で新東名高速道路に移りますが東名間の便とはちがって休憩はせずに通過のみで、2回めの休憩は長篠設楽原PA(愛知県新城市)に設定されています。
4時44分に着き、5時6分に発ちました。
豊田東より伊勢湾岸自動車道に入り、追って名古屋港を横断します。

空も明るくなった6時43分、新名神高速道路の土山SA(滋賀県甲賀市)にて3回めの休憩です。
ゼブラゾーンに駐車するトラック、どういう神経なのか何台ぶんものスペースを占拠するトラックも散見されますが、バス専用の区画もそうでない区画も満車どころかかなりの余裕がある状態でした。

レストランは24時間営業ではないためやっていない一方、フードコート(写真の左)や売店(同右)、セブン-イレブン(同奧)には活気がありました。

土山サービスエリア| 買う
https://www.ohmitetudo.co.jp/tsuchiyama/buy/

土山SAの運営の実務を担当する近江鉄道の公式サイトにおいては名古屋、三重、京都、大阪、神戸(いずれも原文ママ)の土産を取扱う旨を紹介していますが、所在地である滋賀県のものもきっと置かれているはずです。

土山サービスエリア| フードコート まんぷく食堂
https://www.ohmitetudo.co.jp/tsuchiyama/eat/foodcourt/

朝食の時間帯にあわせた限定の品目はメニューにはなく、それでいてフードコート・まんぷく食堂は盛況でしたので人気の理由があるのかもしれません。
目を覚まして起きていてもいい時分ですから、休憩の時間が長めにあればこのタイミングでちゃんと食事をしておくのも悪くないと思います。

その日の出発は7時5分だったでしょうか、7時6分には消灯に。
夜行便ですから休憩を終えて走りはじめると天井の照明は消されますが、太陽が昇ったあとの車内は写真のようにカーテンがあってもそこそこ明るく、もう少し寝ていたいひとにとっては睡眠を妨害する要素になります。
東名間の夜行便だとほとんど無関係な問題が、東阪間の夜行便だとそれよりも長く走るがゆえに発生してしまうという典型例です。

なお、車内の環境で私が気になったのはこのタイミングにおける明るさと、毎度のことですが高速バスにつきものの走行音ぐらいです。
乗客の話し声がうるさかったり、室温が高くて暑かったり、逆に低くて寒かったり、といった問題点はまったく感じずトータルでは快適に過ごせています。

名神高速道路、吹田からは府道2号(大阪中央環状線)、追って国道423号(新御堂筋)に移り、大阪を発着する過半のWILLERのバスが出発地、到着地とするWBT大阪梅田(大阪市)に、WX159便は9時10分に着きました。
桃山台(大阪府吹田市)においてだったのか、南下中に運転停車のような不動の時間がありましたので、それがなければもっと早く着いていたかもしれません。

大部分の客を降ろし9時14分に発車、終着の難波へもうひと走りです。
直線距離にしてほぼ真南に4km(キロメートル)強ですから、阪神高速道路は使わずなにわ筋を直進するのでしょう。

この日の私は個人的な都合があって梅田で降りましたが、どちらかで降りようか、どちらでもいい、と考えるひとには私は終点のなんばOCATまで乗ることをおすすめします。
理由は唯一、WBT大阪梅田とちがってOCATは鉄道の各線の駅と地下道や地下街でつながっており、屋外の気象を無視していいからです。

キタのWBT大阪梅田で降りようがミナミのOCATまで乗ろうが運賃は同額になると思いますので、実際にミナミで降りるかはともかく(キタからミナミまで乗る権利は放棄できるわけですから)乗車券はミナミのOCATまで買っておくといいでしょう。



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