釜山の金海国際空港には路面電車のサイズで高架を走る軽電鉄というアクセスの手段があります。
しかし、軽電鉄で行けるのは市の西側を流れる川の東岸までで、市の中心部へは地下鉄（都市鉄道）に乗りかえるか、空港からバスやタクシーで目的地にダイレクトに向かうかです。
釜山の金海空港ー海雲台アクセスについてですタクシーかリムジンバスが便利そうなん… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14136850559
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14136850559
金海（キメ）空港と海雲台（ヘウンデ）とのあいだを移動するにあたり、地下鉄を使うなら沙上（ササン）駅か大渚（テジョ）駅かどちらを経由するのがいいか？――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。
- 私が回答するならば
金海空港から海雲台へは大渚駅経由の3号線の利用、海雲台から金海空港へは3号線を使わず沙上駅経由の2号線のみの利用をおすすめします。
移動にかかる時間は、どちらでもほぼ一緒です。
オーソドックスなのは沙上駅経由のほうです。
しかし、釜山-金海軽電鉄の沙上駅は高架、地下鉄（都市鉄道）2号線の沙上駅は地下、と高低差があるほか、両駅の通路は横方向の移動もやや長めになります。
大渚駅においては釜山-金海軽電鉄、地下鉄（都市鉄道）3号線、のどちらも高架であるため、3階のプラットホームから1フロア降りて2階から1フロア昇って、だけで移動が可能です。
水営駅における乗りかえの手間がかかりますが、水営駅の2号線、3号線のプラットホームは上下で並行に複層の構造になっており階段かエレベータを1フロア昇降するだけでもう一方の線のホームに行けます。
空港から海雲台方面への移動で私が大渚駅から3号線に乗るのをおすすめするのは、大渚駅が3号線の列車の始発駅で座席を確保しやすいからです。
沙上駅経由だと、2号線の列車の始発駅を出て16駅めか12駅めに乗ることになり、座れるかどうかは運によります。
海雲台方面から空港への移動にあたっては、始発駅を出て2駅めの海雲台駅において空席がない光景を（よほどの混雑時であれば話はちがってきますが）私は見た記憶がなく、海雲台駅から沙上駅までの約45分間を座ったままでいたほうが楽だろうと私は考えます。
- 補足――回答には打たない私の考え
釜山の水営駅（수영역）のようにちがう路線のプラットホームが上下で並行して複層になっている構造といえば、日本国内では東京の千川駅や要町駅（地下鉄有楽町線、副都心線）がそうです。
駅の片方の先にて線路が合流する点も共通しています（が水営駅の連絡線は旅客列車には使いません）。
大渚駅（대저역）の構造については既述のとおりです。
2階の改札口を出場、入場して3階に位置するもう一方の路線のプラットホームへ向かいます。
沙上駅（사상역）は地下鉄2号線のほうだけが地下、釜山-金海軽電鉄のほうは写真のように高架で、後者は両線の交点より東にずらして設置されたため、もう一方の駅へは上下の移動も左右の移動も必要です。
もっとも、連絡は建物内で完結しますので降雨や降雪を気にすることはありません。
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