北海道内に初上陸し札幌における貴重な天下一品の店舗であったすすきの店は残念ながら閉店し、あのこってりのラーメンをいただくには道外に出るしかない状況に戻ってしまったのですが――
かなり近いかほぼ一緒と表現できるラーメンをいただくことが可能なお店が、その跡に居抜きで2021年10月に出店しています。
“鶏味万彩”です。
天下一品すすきの店であった時代には鶏味萬菜という言葉が店の外に向けて示されていました(→参照)が、かなり個性のある造語ですので偶然の一致ではないでしょう。
店頭においては主要なメニューのほか、平日の開店から17時までは17時以降のセットの品目よりも数十円から百数十円ほど安くなるランチタイムのメニューの存在も確認できます。
鶏味ラーメン(並)鶏味濃厚 | 860円 |
鶏味ラーメン(並)鶏味中味 | 860円 |
鶏味ラーメン(並)鶏味醤油 | 860円 |
鶏味ラーメン(並)鶏味極濃 | 980円 |
鶏味味噌蔵(並) | 930円 |
ミニサイズ | -210円 |
大盛 | +130円 |
特大 | +260円 |
スープ増量 | +120円 |
とろーり半熟煮卵 | +120円 |
メンマ | +120円 |
キムチ | +120円 |
納豆 | +120円 |
コーン | +120円 |
のり | +120円 |
白髪ねぎ | +170円 |
牛すじ | +200円 |
チャーシュー | +220円 |
豚バラチャーシュー | +360円 |
(品目の表記はすべて原文ママ、価格はいずれも税込み。)
鶏味ラーメンのスープは4種類あり、冒頭の写真の濃厚な味のスープ(鶏味濃厚)、醤油味のスープ(鶏味醤油)、それらをブレンドしたスープ(鶏味中味)の3種類は860円、濃厚なスープの水分を加熱で飛ばしさらに凝縮させた”超こってり極濃”のスープ(鶏味極濃)だけは980円になります。
ミニサイズ(マイナス210円)、大盛(プラス130円)、特大(プラス260円)、とはどれも麺の量のことです。
ミニ山わさび丼コンビ | 1,120円 |
ミニ明太子丼コンビ | 1,150円 |
ミニ鶏そぼろ丼コンビ | 1,150円 |
半チャーハンセット | 1,190円 |
餃子セット | 1,200円 |
豚キムチセット | 1,210円 |
唐揚げセット | 1,300円 |
お子様セット | 500円 |
半チャーハンだけは単品のメニューのなかにはなく、ラーメンと一緒にセットで注文するしかありません。
“・チャーハン並+100円、チャーハン大+200円”という記載は(半チャーハンからの加算額である前提が抜けているため)案内としておかしいと私は思います。
餃子3個 | 200円 |
餃子6個 | 360円 |
味噌串カツ(2本) | 330円 |
味噌串カツ(追加1本) | +170円 |
唐揚げ2個 | 360円 |
唐揚げ4個 | 600円 |
豚バラチャーシュー盛 | 570円 |
豚キムチ並 | 620円 |
豚キムチ大 | 770円 |
ライス小 | 160円 |
ライス並 | 190円 |
ライス大 | 220円 |
ライス特大 | 250円 |
山わさび丼ミニ | 310円 |
山わさび丼並 | 430円 |
明太子丼ミニ | 340円 |
明太子丼並 | 460円 |
鶏そぼろ丼ミニ | 340円 |
鶏そぼろ丼並 | 460円 |
チャーハン並 | 550円 |
チャーハン大 | 700円 |
とろーり半熟煮卵 | 120円 |
枝豆 | 240円 |
おつまみメンマ | 270円 |
キムチ単品 | 280円 |
牛すじ単品 | 400円 |
メニューブックのサイドメニューのページに載ってはいませんが、豚バラチャーシュー(360円)の単品もあります。
ミニ山わさび丼ランチ | 990円 |
ミニ明太子丼ランチ | 990円 |
ミニ鶏そぼろ丼ランチ | 990円 |
半チャーハンランチ | 1,090円 |
餃子(3個)ランチ | 1,090円 |
豚キムチランチ | 1,110円 |
唐揚げ(2個)ランチ | 1,110円 |
このページの、お子様セット(500円)だけはランチタイムにかぎらず終日の提供です。
14時0分から18時0分までは鶏味ラーメンの単品(860円)を100円ばかり低価にしてくれる、学割の設定があるんですね。
生ビール小 | 340円 |
生ビール中 | 520円 |
瓶ビール | 620円 |
ハイボール | 430円 |
ビッグハイボール | 730円 |
酎ハイライム | 430円 |
酎ハイレモン | 430円 |
酎ハイゆず | 430円 |
ウーロンハイ | 430円 |
ドライゼロ | 360円 |
コーラ | 220円 |
オレンジ | 220円 |
ウーロン茶 | 220円 |
写真のメニューブックには無記載ながら、16時0分から20時0分までの時間限定の品目で、せんべろセット(1,060円)も用意されています。
いわゆるテイクアウトが一部の商品について可能ではあるものの、店内飲食の価格よりも20円か10円ほど高い設定です。
ラーメンだけは同額だったり、スープのみ(540円)、麺のみ(170円)、といった店内においては不可能なオーダができたりします。
スープのみと麺のみを買うと”ラーメン具無し”(760円)よりも安くなりますが、両者の価格の差はなにに由来するのでしょうか。
メニュー | すすきのラーメン 鶏味万彩(けいみまんさい)
https://keimimansai.jp/menu/
なお、鶏味万彩の公式サイトにおいてもメニューは掲載されています。
ただし、すべての品目を網羅してはいなかったり学割の存在やランチメニューがわからなかったりします。
本稿にて紹介しようと考えたのはそのためです。
天下一品すすきの店の時代から提供されてきた”サービスカウンター”も鶏味万彩のオープン後に復活し、数種類の惣菜や薬味を客のセルフサービスで小皿に盛っていただくことができます。
左下は”揚げねぎ”です。
鶏味万彩の営業時間は、日曜日から木曜日までが11時0分から(ラストオーダは23時45分で)日付が変わる0時0分まで、祝日の前日、金曜日と土曜日は11時0分から(ラストオーダは1時45分で)2時0分まで、になります。
歩く道のりでは地下鉄東豊線の豊水すすきの駅が最寄りになると思いますが、南北線の中島公園駅からだと札幌駅前通を北へ進むだけで店の前に着きますし、中島公園駅と南北線のすすきの駅とのほぼ中間に店は位置しますのでどちらからでもだいたい等距離です。
固有名詞こそ鶏味万彩の店内や公式サイトにはまったく登場しませんが、天下一品が源流であると断定していい要素は存在します。
その天下一品の他店にはない特徴、かつての天下一品のすすきの店だったときにはなかった特徴について、追って投稿をリリースするつもりです。
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