名古屋駅や札幌駅など一部の指定席券売機で買える金額式券

未分類 鉄軌道/railroad railway

北海道、東海、九州のJR旅客3社は、一部の指定席券売機で金額式の普通乗車券を発売しています。

区間式の乗車券や指定席特急券などでおなじみの青色系の用紙で縦3cm(センチメートル)、横5.75センチのサイズのエドモンソン式乗車券が発券されるため、初見だと新鮮な感じがするかもしれません。

金額式の近距離きっぷの入手にあたっては、発売駅がかぎられることのほか、その駅のすべての指定席券売機で買えるわけではない点に注意が必要です。
博多駅の券売機をJR九州は非対応にしているのに対し、JR北海道は札幌駅に、JR東海は名古屋駅に、購入可能な指定席券売機を置いており、両駅ならば手にしやすいと個人的に思います。

名古屋駅の指定席券売機で金額式の発券に対応しているのは、在来線の中央口の改札(写真の右奥)を出て右の、桜通口のほうへ進んだ途中にある2台です。

“近距離きっぷ”(JR九州は”お近くのきっぷ”)のボタンが当該機の初期に表示されており、それを押せば上の写真のような画面になります。
(そのボタンの大きさや位置、色は各社でちがいます。)
“次へ”のボタンがあるのは名古屋駅発の額面が多くてひとつのページで表示し切れないからで、券種の少ない駅の画面にはこのボタンは出現しません。
“クレジットカードできっぷを購入”のボタンがありますが、それを押して買えるのは従来の区間式の普通乗車券で、金額式の決済手段は現金のみです。
(JR東日本の指定席券売機だと交通系ICカードが支払いに使えますが、他の5社では対応していません。)

現金だけに限定している点はJR北海道の札幌駅の指定席券売機も同様です。
ただし、クレジットカード専用のものや改札内に置かれたものを除外した、すべての指定席券売機で金額式の普通乗車券が購入できます。
(なお、現金のみに対応する仕様はJR九州のものも一緒です。)

画面の左に往復券のボタン、入場券のボタン、他社線との連絡乗車券が買えるボタンがあるかどうかも会社、駅によってちがうのですが、国内の北と南、その中間に現場は分散しているため、全貌を網羅的に把握するのはなかなか容易ではなさそうです。



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