荒天で快速エアポートが朝から運休しバスで札幌から新千歳空港へ

バス/bus 未分類 空港/airport

早朝の5時台に札幌駅前を出る、新千歳空港へ向かうバスに乗りました。
写真の左奥の時計の針が示すように、5時40分発の便です。
(2023年4月1日現在は北都交通が当該便の運行を担当しますが、当時は北海道中央バスでした。)
その日は平常時と事情がちがっており――

悪天候により北海道内のJRは多くの路線で始発から運転をやめていました。

札幌市内と新千歳空港とのアクセスの手段のうち、輸送力の大きい鉄道が事故や障害かなにかで列車を走らせなくなると、バスのほうに乗客が集中して極端に混みますよね。

JR北海道の上野幌駅で一時停電、札幌―新千歳空港結ぶ快速など100本運休 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230311-OYT1T50146/

JR千歳線が約3時間運転見合わせ 快速エアポートなど100本運休 新千歳空港行きバスに長蛇の列 北海道
https://www.hbc.co.jp/news/3c3ba4b3ba7485c87de5cc6a2d386dc9.html

非常時にはこの大混雑がよく起こり、直近だと上の2本の記事が報じるような昨月・2023年3月の事象がまさにそうです。

飛行機を降りて空港を去る場合にはどれほど待とうが時間を消費するだけでしょう、しかしながら空港へ向かう場合はフライトの出発にまにあわないと航空券を紙くずにもしてしまいます。
ゆえに、朝一番のフライトを利用するわけではなかったにもかかわらず私はその日、行列を覚悟のうえで空の暗いうちに起床して札駅まで来たのですが、まったく待たずにバスに乗ることができました。

しかも、札幌駅前を発ったタイミングで埋まる座席は半分強、写真のすすきののバス停からの乗車も4人ほど、と非常時っぽさを感じない様相です。

満員がどうのこうの、と福住駅に停車中に運転手が話す声が聞こえ、実際の車内も左右の2+2列と最後方の5席の全部が埋まっているように見受けられたものの、約10分後に清田真栄のバス停でも客を乗せており、結果的に満席になってはいなかったみたいです。

直行便ではないバスは、札幌市内を抜けると北広島インターチェンジ(IC)より道央自動車道に入ります。
予定だと高速輪厚の停留所発は6時29分になっているのですが、この日のバスは6時30分の時点で国道36号(月寒通)の北広島市内に突入する直前の十字路に停車中でした。
道央道の本線より輪厚パーキングエリアの側道に移ったのは6時38分でしたから、この時点で10分ばかり遅れています。

遅延は高速道路上においても拡大しました。
通常では時速100km(キロメートル)で走行可能なところ最高時速50キロの制限がかかっていたほか、(本線上で完全に停まりこそしなかったものの)写真のように多くの車両で渋滞し、千歳ICを抜けたのは7時8分でした。
北広島から千歳までの24.0キロに36分をかけており、平均すると毎時40キロ程度の速さで移動していることになります。

定刻の6時57分に対し7時25分、新千歳空港に着きました。
運賃は後払いにつき決済と降車に時間を要すところはバスの欠点で、最後のひとりが車外に出られたのは7時32分でした。

輸送障害や事故などで突発的に電車が動かなくなったケースとちがうのは、今回はJR北海道が天候の不良を理由とした鉄道の運休を、前日より決めていたことです。
さらに、JAL(日本航空)やANAも荒天を理由に予約便の変更を前日のうちから認めており、よっていつもより少ない乗客のおかげで私が待たずにバスを使える結果になった――という可能性は充分に考えられます。

他方、悪天候の影響ゆえか移動のほうに長めの時間がかかる乗車にもなりました。

なお、機材繰りに起因する欠航こそちらほらとあったもののこの日の新千歳空港発着のフライトはほぼ平常どおりだったほか、私が千歳市内に入ったときには雪すら降っておらず、なにに翻弄されたのかよくわからない環境でした。



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