日本の空港にアクセスする列車の指定席は、全国の駅や窓口にて予約、購入できたりほぼ沿線でしかチケットを入手できなかったりします。
前者か後者かは端的には、運行する事業者がJRかJRではないかです。
外国からの旅客で、このあたりの事情を正しく把握、断言できるひとはあまりいなさそうに私は思うのですが、実際はどうなのでしょうか。
日本国外の事情についても、現地のことがよくわからない、訪問の経験がないか少ないひとにとっては理解しづらいところがあるはずです。
韓国の明洞から仁川空港へ空港鉄道の直通列車で行く場合、直通列… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10272084090
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10272084090
仁川国際空港とソウル駅とをノンストップで直結する、A’REX空港鉄道の直通列車の乗車券はどこで買うのか？――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。
- 私が回答するならば
明洞からソウル駅までの地下鉄のきっぷ（正確には、1回用 交通カード）を明洞駅にて買い、一度ソウル駅で改札を出て、ソウル駅で直通列車の乗車券をあらためて買う、というその流れで正しいです。
A’REX空港鉄道のソウル駅の、地下2階が直通列車の乗客のためのフロアになっており、乗車券もそこで購入します。
券売機も有人のカウンタもありますが、前者は日本語での操作が可能ですし、後者も降りる駅（が第1ターミナルか第2ターミナルか）と発車時刻を告げるくらいです。
クレジットカードで決済するならカウンタですが、現金ならおすすめは断然、あまり待たずに買える券売機です。
わかりにくく感じるのは、A’REXのプラットホームはソウル駅の（長距離列車が発着する）駅舎の西、地下鉄（4号線、1号線）のプラットホームが東、と両者間がやや遠い点にもあるでしょう。
地上に出てその駅舎内を横切ってまた地下に降りて、が改札外の両ホーム間の最短ルートで、東西の移動のほか上下の移動もあるからです。
地下鉄の駅の改札内とA’REXの駅の改札内とは地下でつながっているため、一方の改札内のその通路を使いもう一方の自動改札を抜けるといいと思います。
- 補足――回答には打たない私の考え
地下鉄でソウル駅にやって来て直通列車に乗る場合、改札を出てA’REX空港鉄道のソウル駅（서울역）にて乗車券をあらためて購入する必要があるのは正直、厄介です。
KORAIL時刻表
https://korea.tabitabi-asia.com/
arex220829.pdf
https://korea.tabitabi-asia.com/metro221105/arex220829.pdf
（日本語で記された、外部の私設のサイトがわかりやすいのでそのリンク先のURLを上に載せましたが）直通列車が40分に1本走るのに対し各駅に停車する一般列車は40分間に3本から5本、と圧倒的に多数です。
しかも、直通列車に抜かれず最後まで先行する一般列車のほうが抜かれる列車よりも多く、基本的に先発の列車に乗ればそのまま先着します。
ソウル駅と仁川の空港との正味の所要時間は、直通列車が約50分、一般列車が70分弱です。
座席指定制である直通列車には確実に座れる利点もありますが、一般列車もソウル駅、仁川空港2ターミナル駅（인천공항2터미널역）が始発なわけですから座席の確保は容易です。
途中の駅における客の流出入はなく、ゆえに他人をあまり気にせず（寝たりなんらかの作業をしたり、などで）過ごすことが可能、というメリットは直通列車にはあるでしょう。
直通列車の乗車券の価格は一般列車の運賃の倍、日本円にして数百円ほどの差です。
いわゆるKリムジン（以前のKALリムジン）をはじめとした座席が2＋1列配置のバスの運賃と比較するとどちらもだいぶ安くはあります。
――上述のような長短を総合的に勘案し、私ならA’REXの直通列車ではなく一般列車に乗るようおすすめしますし、実際に私も一般列車を多用しています。
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