京都駅山陰線ホームの西洞院口はビック撤退後に復活する?

未分類 鉄軌道/railroad railway

JRの京都駅の、山陰本線のプラットホームの真上に位置するビックカメラが、約1週間後の2023年5月7日をもって営業を終えます。

ビックカメラJR京都駅店
https://www.biccamera.com/bc/i/shop/shoplist/shop101.jsp


https://www.biccamera.com/bc/i/shop/shoplist/shop101.jsp

JR京都駅の家電量販店「ビックカメラJR京都駅店」が閉店へ|経済|地域のニュース|京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/999104

3月の末日に地方紙が報じた上掲の記事を私は今月に入ってから目にしたのですが、その初報の時点で残り1か月強の余命で、ビックカメラも公式サイトにおいて記すようにかなり急な告知で個人的に唐突な印象を受けました。

さて、店じまいを耳にしてまず思ったのは、在来線の京都駅とビックカメラの店内とを直結する改札口・西洞院口が使えなくなることです。

西洞院口は同店の2階のフロア内に中立地帯もなく設置された、だいぶ変わった外見の改札口です。

商業施設につながる改札口は秋葉原駅、静岡駅、天王寺駅、博多駅など他の地、JRの他社にも存在するため、それ自体は珍奇なものではありません。
しかし、それらはいずれも当該鉄道事業者が親会社や大株主となって各施設(アトレ秋葉原1、パルシェ、天王寺ミオ、マイング)を運営している点で共通します。
対して京都駅の西洞院口については、JR西日本はビックカメラの主要な出資者ではありませんからその点でも特異なのです。

そんなレアな西洞院口ですが、ビックカメラの閉店にあわせて利用不能になる因果関係は理解できるとして、跡地に新しいテナントが入居したら復活するのでしょうか。
残念ながらこのまま廃止されるだろう、というのが私見で、根拠も明白です。

現状、JR西日本が旅客にその存在を積極的に示してはいないからです。
昨年末・2022年12月の終わりに同社は地下中央口を閉鎖しましたが、上の写真で西洞院口については案内すらありませんよね、地下中央口への矢印は与えられていたにもかかわらず。
わざと使いにくくし利用者を減らしその減少を理由に営業をやめる、という鉄道事業者の常套手段の一例だな、と私は解釈し消えるであろう西洞院口の将来を想像していました(が、地下中央口のほうを先になくすことやビックカメラの撤退までは考えにありませんでした)。

では、具体的にどこにあるのかというと――

山陰線の30番、31番のプラットホームを奧(下り方面)へ100メートル以上も進んだ位置で、そこまで歩いてやっと西洞院口へのドアと固有名詞が出現します。
階段ないしエスカレータを1フロア昇った右手が西洞院口の自動改札です。

そんな遠いロケーションなら除去したところで多くの乗客にとって問題はなさそうですが、京都駅の西に目的地があって山陰線を利用するひとは確実に不便を強いられると思います。
今後は南北自由通路上の西口へ遠回りをしなければならないためで、これまでは乗ることができていた列車にまにあわなくなる、疲れる、といった痛手を受ける羽目になります。



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