広島空港から県西へは白市駅経由で電車に乗るのもおすすめ

未分類 鉄軌道/railroad railway

広島空港(広島県三原市)に着いて県内の各地へ移動するにあたり、多くのひとが広島駅発着、広島バスセンター発着、福山駅発着、呉駅発着のバスを利用する傾向にあります。
しかしながら、まさにいま現在(5月18日から22日まで)、ごく一部の国のトップらが広島市内に集合しているとばっちりによりそれらのバスはすべて運休になっています。

広島空港からのお知らせ G7広島サミット開催に伴う交通規制期間中(5/18~5/22)の交通アクセスについて | 広島空港
https://www.hij.airport.jp/news/2023/04/g7summit-trafficinfo.html

時限的に一般の民衆が使えるのは三原駅発着のものと、増便がかけられた白市駅発着のものだけのようです。

ただ、JRの山陽本線の白市駅を経由して県の南西部へ向かう場合、マイナーな手段ながらその移動に極端な不便さはないはずです。

以前の投稿において白市駅から広島空港までのバスについて打ちましたが(→参照)、今回のエントリは逆方向の白市駅から広島駅までの在来線の行程の記述になります。

その日はある通常の平日で、私が電車に乗ったのは21時半前後から22時台にかけてです。
白市駅のみどりの窓口の営業時間は7時15分から19時0分までと短く、現金決済のみの近距離きっぷの自動券売機と写真の自動改札機だけが稼働していました。

出札と改札が時間帯によっては限定的なほかに、同駅の注意点がもうひとつあります。

それは、白市駅より西へ進む電車が発着するプラットホームは駅舎から遠い3番のりばにつき、階段の昇って降りてが必要になることです。
(白市駅以西は日中も毎時4本のダイヤで広島駅まで行ける電車が走っていますが、うち3本は白市駅の2番のりばに入線し西へ折返すため、上り列車を白市駅にて降りる場合も1番のりばからバリアフリーで下車できるのは三原駅方面へ直通するものを利用したときだけです。)
――と、特記すべきと私が思う点は白市駅そのものに注意したいことぐらいでしょう。

2023年3月のダイヤ改正の時点において、平日ダイヤの運転日には67本、土曜・休日ダイヤの日には65本の下り列車が白市駅を発ちますが、過半の列車が同駅始発ゆえ着席もほぼ保証されています。
始発でない(三原駅方面からやって来る)列車はどちらのダイヤでも26本、うち最多は6両編成でどちらも13本、短めの3両や4両の列車はどちらも合計で10本、残る計3本は5両や8両の列車です。

充当されるのは現在、写真の車両(227系)に統一されています。
同形式には2両と3両の編成しか存在しないため、長さが4両以上の列車はそれらを2+2両、2+3両、3+3両、……などと組みあわせたものになります。
座席は写真のように基本的にはいわゆる転換クロスシート、車端部はロングシートです。
2両、3両の各編成の西方の先頭車にはトイレが設置されています。

この日、私の乗った列車は終点の広島駅に1分の遅れで着きました。
途中、前を走る列車が動物と接触したとかなんとかで徐行して運転していたのですが、結果的にたった1分の遅着にまで回復しています。

在来線の遅延が逆に白市駅、その先の広島空港への移動時だったらフライトにまにあうかどうかで気が気でなくなるでしょうが、降機後はそんなやきもきとも無縁です。
また、白市駅から電車に乗る場合とはちがって空港へ行くさいは(白市駅までずっと、ということはなかろうと思いますが)座れない危険性もそれなりに存在します。

冒頭にて記したメジャーな手段が突発的ななにかで使えないアクシデントを想定し、一度は白市駅経由の移動、どちらかというと広島空港を発って西へ向かうときに試行してみることをおすすめします。



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