“AIR LOUNGE 休”というコンパクトな空港ラウンジがソウルの金浦空港の、国際線ターミナルの非制限エリアにあります。
航空会社が設置したのものではなく、カードの上級会員向けのスペースです。
手荷物検査を受ける入口の真上にあります。
セキュリティ・エリア外にあるがゆえに、ラウンジを出てから搭乗口までに手荷物検査と出国審査と、ふたつの関門を通過しなければなりません。ですから、フライトの出発時刻間際までゆっくりリラックスして過ごすという用途には向きません。
出発フロアの3階から、エスカレータか階段で4階へ昇りましょう。
Priority Passなどの対象カードを持っているか、所持者でなくとも34,000ウォンと10%の付加価値税を(クレジットカードか韓国ウォンの現金で)支払えば入れる、とあります。
滞在が可能なのは最大2時間、との記載です。私の入店時も口頭で、2時間である旨の告知がありました。
もっとも、実際には(試しに2時間を超えてしばらく滞在してみたところ)特段の注意を受けることはありませんでした。
営業時間は朝の6時から夜の20時まで、との由。
(下掲のPriority Passのサイトの情報がつねに最新のものにちゃんと更新されているかは不明ですが、よろしければ参考にしてください。)
GMP3-Air-Lounge-Hue
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/south-korea/seoul-gimpo-international/gmp3-air-lounge-hue
ついでに金浦国際空港の公式サイトの、該当する日本語のページも載せておきます。
“4F”(4階)を選んでください。
GIMPO INTERNATIONAL AIRPORT
https://www.airport.co.kr/gimpojpn/extra/facilities/facilitiesList/layOut.do?category=I
公式サイトらしきNAVERブログも発見しましたが、更新は7年前・2012年の1月が最後のようです。韓国語のみです。
에어라운지休 : 네이버 블로그
http://www.loungehue.com/
エントランスは、CAFE DE Specialtea’sという軽食店と共用です。
ラウンジの入口は、カフェの客席を通りぬけた先にあります。
入店しましょう。
数人で囲めるタイプのテーブルとチェア。左奥に受付と、PCやプリンタが使える席が見えます。
マッサージチェアも、1台だけながら用意されています。
そもそも床面積がそう広くないラウンジですので、唯一あるだけでもいいほうです。
オットマンとセットになっているチェア。
壁側の2人掛け席。
左の液晶テレビでは、空港が情報を提供する出発便の状況も確認できます。
階下が見える側の2人掛け席。
つづいて、いただけるミール、ドリンク類を紹介します。
3種類のサラダ。
餃子とチャーハン。
写真では餃子の残数が残念な様相ですが、ミールは補充は頻繁にされません。不足していたらこまめにしなきゃ、というオペレーションではなさそうな模様です。いただけるのは現場にあるだけ、と考えておいたほうがいいと思います。
これは、酢豚です。
トンカツ、と記されています。
右にあるのは、ソースです。
ガーリックトースト。その右は、ポテトチップスとフライドポテト。
(ガーリックトーストの奥に置いてあるカプセル様の形状の白い物体は、電源タップを覆っているカバーです。)
4種類のカップ麺。上段は左からジンラミョン(ジンラーメン、オットゥギ)とスネクミョン(スナック麺、オットゥギ)。下段は左からチャパゲティ(農心)と辛ラーメン(同)。
冷蔵庫にはたくあん、キムチ、オムクポックン、のパンチャン。
パンチャン(반찬、飯饌)とはなんなのか説明しにくいところですが、日本の”お通し”がこれに(文化的には不正確ながら)類似しています。韓国の飲食店ではメインの料理が出される前にこのような、数種類のおつまみ的な食品が小皿で提供され(るか、セルフで客が自分でよそい)ます。別料金ではなく、メインの料理の代金にふくまれています。
オクムポックンとは、韓国で”オデン”(おでん)と称されているもののタネ(種)です。
冷蔵庫です。冷えているグラスと瓶ビール。上から、EXTRA GOLDとMax(いずれもハイトビール)、cass(OBビール)、Fitz(ロッテ酒類)、の4銘柄。
(ハイトビールとOBビールは、韓国のビールメーカーの大手2社です。前者のルーツはサッポロビールやアサヒビールの前身でもある、戦前の大日本麦酒です。)
ちなみに壁に貼られているように、店内にはラウンジ専用のWi-Fiも飛んでいます。セキュリティ保護はされているものです。
ソフトドリンク。デルモンテの梅ジュースとチルソン(Chilsung)サイダー、紙パックでオレンジジュースとりんごジュース、牛乳とペプシ(PEPSI)コーラ。
メリタ社のエスプレッソコーヒーマシン。
一番左から2番めのノーマルなタイプのコーヒー以外は選択できないようにボタンにテープを貼られています。
このコーヒーメーカーは千ユーロ弱、10万円前後する代物です。本来なら性能的にはマキアート、エスプレッソも飲めるはずです。右にミルクタンクが併置されていればカプチーノやカフェラテもいただける優秀な”マルチタレント”なのですが、残念ながら宝の持ち腐れ状態です。
Melitta Caffeo Barista TS Smart F850 101 Kaffeevollautomat mit Milchbehälter Smartphone Steuerung – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=bVxycSvsBHE
サラダと瓶ビール(cass)をいただきました。
酢豚、トンカツ、餃子。
ソースは、ウスターソースです。
ガーリックトーストとフライドポテト、ポテトチップス。
このラウンジが提供している時間帯限定のオーダメニューについては前回のリリースで公開していますので、こちらも参考になさってください。(→参照)
コメント