Q. ソウル市の江南駅から平沢市の平沢駅までのルートと時間は?

バス/bus 未分類 鉄軌道/railroad railway

日本だと京浜東北線の電車が東海道本線に並走しているのに近いのが、ソウルの首都圏電鉄1号線と長距離列車が走る京釜線との関係です。
ただし、両者の運賃体系はちがうことに注意する必要があります。

韓国の江南駅から平澤駅までの行き方を教えて下さい。 – 今週末ソウルに旅行… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1230477327


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1230477327

ソウルの地下鉄の江南(カンナム)駅から平沢市の平沢(ピョンテク)駅まで行くのに、長距離列車を使う場合と使わない場合とでどちらが早く着けるのか?――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。

  • 私が回答するならば

電車の2号線と4号線と1号線で行くにしても、途中から長距離列車のムグンファ号に乗るにしても、所要時間は90分から100分ほど、とあまり変わらないでしょう。
ムグンファ号を使う場合は新道林駅にて2号線から1号線に乗りかえ、ソウル駅方面に1駅だけ戻るような恰好で永登浦(ヨンドゥンポ)駅から利用するのが現実的で、移動距離が長くなります。
他方、2号線と4号線と1号線の電車のみの場合は舎堂(サダン)駅から衿井(クムジョン)駅まで4号線でショートカットするようなルートとなり、短く済むぶんだけ所要時間も短くなるためです。

なお、(4号線は使わず)2号線と1号線の電車のみで行く場合、乗りかえは一度だけでよくなりますが、遠回りですので所要時間は1時間50分から2時間程度になります。

  • 補足――回答には打たない私の考え

(2023年8月)現在、江南駅から永登浦駅までの地下鉄の運賃は1,350ウォン。
永登浦駅から平沢駅までKORAILのムグンファ号だと4,300ウォン、ITXセマウル号なら6,400ウォンですので、合計で5,650ウォンか7,750ウォンになります。
江南駅から平沢駅まで地下鉄(2号線や4号線や1号線の電車)だと2,350ウォンで行けるため、所要時間に大差がないのであればムグンファ号を積極的にチョイスする必然性はないように思います。

江南駅からの2号線の座席、ムグンファ号(やITXセマウル号)の座席については、埋まっていて確保できないことを想定しておきましょう。
前者の移動は舎堂駅までの10分間ぐらいですが、ムグンファ号(やITXセマウル号)の乗車は45分間程度の立っての移動になります。
立席券と一般席の券との差額は、(100キロにも満たない距離のため)せいぜい数百ウォンから千数百ウォンです。

江南駅からではなくソウル駅からだと、ムグンファ号(やITXセマウル号)に乗るか乗らないかによって距離の差はないため、純粋に1号線の電車よりもムグンファ号(やITXセマウル号)のほうが速いぶんだけ早着します。
ソウル駅から平沢駅まで、ムグンファ号は4,900ウォンで所要時間は約60分(、ITXセマウル号なら7,200ウォンで約50分)です。
1号線の電車だと、各駅に停車していくタイプ(昼間は1時間に3本)は100分ほど、急行(同2本)は80分ほどかかり、運賃は2,350ウォンです。

ただし、ソウル駅よりムグンファ号(やITXセマウル号)を利用する場合は龍山駅始発の列車はやって来ないため、そのぶん乗れる本数が少ない不便さがあり、平沢駅に停まる列車は平均すると1時間に2本もありません。

ちなみに。
韓国の地元の地図サイト・KakaoMap(카카오맵)において江南駅から平沢駅までで検索すると、直行座席バスの6600番や5300番に1号線の手前の駅まで乗るプランも示されます。
江南駅から平沢駅までのトータルの所要時間は90分から100分、運賃は総額で3,500ウォンか3,600ウォンです。
混み具合はわかりませんが、江南駅から1号線の振威(チヌィ)駅、烏山(オサン)駅へダイレクトに行ける手段につき、とりわけ後者は人気のはずです。



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