青春18きっぷ期間外に沼津を発つホームライナー浜松3号

未分類 鉄軌道/railroad railway

来月・2022年3月12日のダイヤ改正で土休日ダイヤでは運転がなくなるホームライナー浜松3号ですが、先日、青春18きっぷの利用期間外のある平日に沼津駅を出ていくところをちょうど観察する機会がありましたので、簡単に報告します。

同列車については2年半前の2019年の夏にエントリを投稿しましたが(→参照)、それ以降に変化している点がいくつか生じています。

東海道線の静岡地区のホームライナーに充当される特急用の電車・373系がこの日、沼津駅の2番線に入ってきたのは18時12分です。
以前は入線が出発の数分前とぎりぎりでしたが、現在は20分ほど前から車両を待機させているようですね。

変化の2点めは、ホームライナーの乗車整理券(330円)を販売する機械のプラットホーム上における配置が前方、跨線橋側に移動していることです。

18時以降に沼津駅に着く東海道線の下り列車はダイヤによらず毎日、18時10分着の電車(465M)も18時27分着の電車(467M)も6両編成(3連+3連)で1番線に入線しますが、いずれも編成の一番前のドアが券売機の最寄りになります。

それと、なかでもこれこそがマクロな変更箇所だと私が思うもので、座席を指定しない乗車整理券が発行される点です。
かつては浜松駅に着く直前までは指定席と表示され(到着してすぐに自由席と切りかわっ)ていましたが、幕が最初から自由席と掲げられています。
座席をアサインする従来のシステムがプリミティブにつき、利用者が指定されたとおりの席に座ると乗客が密になりやすいため、COVID-19のパンデミック後にこのようなオペレーションにJR東海が変えたのでしょう。

反対側の、上り線のプラットホームより車両ごとの席の埋まり具合を見てみましょうか。





1号車、2号車、4号車、5号車、6号車の車内の様子です。
(3号車の写真がないのは上りホームに撮影するうえでの制約があるせいにつき、他意はありません。)
各車両の客の入りに顕著な差はないようで、どの車両にも片手か両手でカウント可能なぐらいの人数が確認できます。
なにかしらの傾向を挙げるとすれば、沼津駅におけるホームライナーの券の販売機が先頭の1号車と2号車に近い位置にあるため、始発の時点では自然の摂理的に前方の車両のほうが客数は多め、最後方の6号車は少なめになるはずです。

ちなみに、この列車は終点の浜松駅に着くとそのまま普通列車として豊橋駅まで運行されますが、豊橋駅に着いたさいに階段の横に停まるのは2号車、階段とエスカレータの横に停まるのは4号車になります。

熱海駅始発の電車・467Mが18時27分にやって来ました。

同列車が到着した直後は写真のように、青春18きっぷの利用期間外でも券売機の前に数人が列をなしますが、この時点においてホームライナー浜松3号が出る時刻・18時31分まで4分を切っています。
それ以前の問題で、期間中はこのときにはもう乗車整理券が完売になっているという危険性がありますので、ホームライナー浜松3号に乗るつもりなら467Mではなく465Mで沼津駅に着くようにスケジュールを組むことを強くおすすめします。
(私のこの考えは青春18きっぷの利用期間外であれ変わりはなく、なんらかの事情により467Mが沼津駅に遅れて着くことになってもJR東海は接続をとらずにホームライナー浜松3号を発車させると覚悟しておいたほうがいいからです。)

自身が乗る立場だと乗りそこねるわけにはいかず悠長なウォッチングはなかなかできないため、傍観者の分際で今回はいくつかの変更点を報告しましたが、実乗の機会があればもちろん、青春18きっぷの利用期間中にこのタイミングで沼津駅の近くに滞在する機会があった場合にも同様にエントリを投げるつもりでいます。



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