前篇・仙台を朝イチに出て常磐線の4本の列車で東京へ

鉄軌道/railroad railway

後篇(→参照

仙台をある平日の朝一番に出て、常磐線の普通列車で東京へ向かいました。

東北本線経由にするとその日の始発は6時0分の仙台駅発になるのに対し、常磐線経由だと5時30分発になります。
(所要時間にほとんど差はなく、東京駅に着くのも東北本線経由は常磐線経由の約30分後です。)
道中において列車を乗りかえる必要があるのは原ノ町、勝田か水戸、土浦の各駅にて計3回、ゆえに4本の列車に乗ることになります。
(東北本線経由にすると乗りつぎは4回、5本の列車に乗らなければなりません。)

  • 仙台05:30―普通→06:50原ノ町

最初に乗る4両(2+2両)編成の列車は仙台駅の6番線に数時間前より入線しており、ドア横のボタンを押せるようになったのは5時19分でした。
全車がいわゆるロングシートなのは東北本線経由にした場合の、6時0分に発つ列車(570M)とおなじです。

結果を先に記すと、今回の本行程においてロングシートのみの車両が充当されるのは1本めに乗るこの列車だけで、原ノ町駅から先はボックスシートもある、首都圏の常磐線の中距離電車の車両(E531系)がやって来ます。
(6時0分発の東北本線経由にした場合、仙東間の距離や移動時間の過半をロングシートのみの車両で移動することになります。)

5時30分発の常磐線経由(222M)にするか6時0分発の東北本線経由(570M)にするかで事情がちがってくるポイントは混み具合で、570Mについては仙台駅を出る時点においてほとんど空席がなかったのに対し、222Mは全区間で、半分の座席も埋まることはありませんでした。

6時50分、原ノ町駅の1番線に時刻どおりの到着です。
エレベータもありますが定刻で3分間の接続時間しかなく、かごの待ち時間が2回もあることを考慮すると階段を使う以外にまにあう方法は現実的になさそうです。

  • 原ノ町06:53―普通→08:12いわき

2本めに乗る5両編成の列車(666M)は、もう入線しています。
写真のようにドアが閉まっていたら、横のボタンを各自で押してください。

原ノ町駅発も定刻の6時53分、いわき駅の2番線に着いたのも8時12分の時刻どおりでした。
平日の朝につき通勤や通学のタイミングに走る列車ですが、十数年前の大津波により沿線の発電所が事故を起こした影響で住民が不自然に過疎化している地域を通過することもあり、混雑とは無縁でした。

  • いわき08:42―普通→10:02勝田

666Mが2番線に入線するとそのまま、水戸駅へ行く列車(540M)に変わります。
つまり、時刻表上では666Mはいわき駅が終着の、540Mはいわき駅が始発の列車と案内されていながら、実質的には原ノ町駅から水戸駅まで直通する列車であるかのように運転される、というわけです。
いわき駅における停車時間は30分間、と長いですが降りずに着席したまま待機していればよく、プラットホームにて待つ面倒さと比較するとありがたい待遇でしょう。

いわき駅までと同様、いわき駅以南においても車内は混まず、私が座るボックスシートに私以外のひとが相席で座りに来ることも、結果的にありませんでした。

10時2分、勝田駅の2番線に定刻で着きました。
勝田駅にて降りるのではなくこのまま終着の水戸駅まで乗ってもいいのですが、つぎに乗る列車(624M)が勝田駅の始発であるため、座席の確保を考えて勝田駅で乗りかえようと決めた次第です。
水戸駅着は10時10分の予定です。

ただし、勝田駅ではなく水戸駅にて列車を乗りつぐことにしたとしてもおなじプラットホームにはならず、階段やエスカレータ、エレベータなどで昇降する必要があります。

  • 勝田10:26―普通→11:32土浦

残すは距離にして3分の1程度のみですが、勝田駅から土浦駅まで乗る列車の624M、最後に乗る品川駅まで行ける列車、の2本については次回の後篇に投稿を分割します(→参照)。



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