關閘、亞馬喇前地、この両地点には澳門通(マカオパス)の販売機が設置されています。
マカオでのみ使えるICカードのことです。
正確には、その自販機があるのは關閘や亞馬喇前地のバスの乗り場です。
“外港碼頭やマカオ空港にはマカオパスが買える販売機はない”
――と私の本音ではむしろ、売っていてほしい場所にてゲットしにくい点をフィーチャーした見出しにしたいところなのですが(、消極的なタイトルは回避しました)。
なにができるかと同等かそれ以上に、なにができないかを伝えることは重要だと思うためです。
まずは、買える場所の情報から。
關閘(Border Gate)、というかその南側の地下に掘られたバスターミナル・關閘總站に安置されている機械です。↓
“$100″と写真の左(27番や28番)に値札が見えるとおり、価格は100パタカ(約1,300円)です。
“(内含$70儲值額)”とあるように、実際に運賃やショッピングの支払いに使えるのは70パタカだけで、残る30パタカはカード代です。
現金支付
不設找續
Please tender the exact fare,
no change will be given.
――このマシン、多めに入れても釣りを出しません。
接受紙幣と記されたラベルのとおり、マカオパタカ(MOP)のほか香港ドル(HKD)でも、人民元でも決済はできます。
HKD/MOP – Google 検索
https://www.google.com/search?q=HKD%2FMOP
RMB/MOP – Google 検索
https://www.google.com/search?q=RMB%2FMOP
もっとも、香港ドルをマカオパタカの代替で使うのは誤差の範囲内だと私は思いますが、人民元もマカオパタカの額面と等価で扱われるのは個人的に納得しがたいものがあります。
亞馬喇前地(Ferreira Amaral Square)のバス停にもマカオパスの自販機が置かれています。新葡京(Grand Lisboa)や葡京酒店(Hotel Lisboa)の前です。
写真を撮った私の印象だと、關閘總站に置かれたマシンよりも多めに在庫があるように見受けられます。
以上が、マカオパスが買えるスポットについて。
以下に挙げるのは、販売機で売っていない場所です。
外港客運碼頭(香港方面のフェリーターミナルのうちマカオ半島にあるほう)の建物のなかの自販機では、マカオパスは手にできません。
数年前には買えるマシンがまさにこの位置にあったように思うのですが、(私のその記憶が正しいとして)買えなくした意図がわかりかねます。
澳門國際機場(マカオ国際空港)の到着階に置いてある販売機においてもマカオパスは売ってはおらず、買えるのはプリペイドのSIMカードだけです。
マカオ空港では、到着階から1フロア昇った出発階の南端に店を構えるコンビニ・7-Eleven(セブン-イレブン)にてマカオパスの取扱いがある、という紹介をウェブ上で多く目にします。
ただ、在庫が切れていて買えなかった旨を報告する私的なサイトもあります。
フェリーターミナルや空港を利用してマカオ入りするビジターがマカオパスを手にできずに困る事態をイメージする見地は、オペレータにないのでしょう。
中国大陸とのイミグレはともかく、バスの乗継ぎ地点――つまり、その場所に着くまでバスを使う前提のスポット――に販売機を置くセンスは、まったく理解できません。
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