Q. 釜山の南浦洞から機張市場までの交通手段は?

バス/bus 未分類 鉄軌道/railroad railway

釜山の郡部、郊外の機張(キジャン)市場は海雲台(ヘウンデ)からだと直線距離で10km(キロメートル)ほどですが、西面(ソミョン)や原都心の南浦洞(ナンポドン)などからは同20キロ前後、と遠いところにあります。
アクセスに使える公共の交通機関は、バスか鉄道です。

韓国・釜山の南浦洞~機張への行き方を教えてください! – 来週… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1143649021


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1143649021

南浦洞から機張へは直通のバスがあるのか?、機張駅から機張市場までは歩いて行ける距離なのか?――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。

  • 私が回答するならば

南浦洞から機張へは、1003番の急行バスが約10分おきに走っています。
人気で混雑するゆえ利用を積極的におすすめはできないのが1003番のバスについての私見なのですが、都心側の始発に近い南浦洞から乗る場合は例外で、座席の確保は容易なはずです。
南浦洞からの客は多かろうと思いますので、どちらも徒歩圏内である、西へひとつ手前のチャガルチ駅、さらにひとつ手前の西区庁の停留所から乗車すれば着席は確実でしょう。
所要時間は1時間半ほどです。

当然ながら鉄道を使えばバスよりは短時間で着けるわけですが、南浦洞からダイレクトには行けませんし、10分も待てばやって来る1003番の急行バスのような高頻度な利便性もありません。

  • 補足――回答には打たない私の考え
    • 鉄道についての補足

直上の回答の項で鉄道についての詳説から逃げているのは質問の当時と現在とで事情が大きく変わったためで、既述の内容だけだと不充分につき追記します。

質問のあった十数年前は、KORAILの機張駅は長距離列車のみが発着する駅でした。

それが2016年の終わりに電化され、東海線に約30分に1本の間隔で4両編成の電車が走るようになりました。
釜山の地下鉄(都市鉄道)とは、東海線の電車の始発の釜田駅(1号線)、巨堤駅(3号線)、教大駅(1号線)、ベクスコ駅(2号線)にて接続しています。
東海線の機張駅は電車の運行開始にあわせて移設もされ、機張市場より東へ300メートルのところに近づきました。
バスほど多くはないものの、長くて30分ぐらいの待ち時間で日に片道50本程度の本数です。
現在も長距離列車の発着が機張駅にはありますが、こちらの運行はムグンファ号が日に片道7本だけですから、電車や1003番のバスと比較すると実用的ではないでしょう。

    • バスについての補足

1003番でさえ急行バスながら南浦洞から90分前後の時間がかかりますので、バスを積極的におすすめすることはできないのですが、39番、183番などの一般バスの路線が1003番のほかに存在しますので、参考までに。
39番は五六島スカイウォークのそばを都心側の始発とし、2号線の慶星大・釜慶大駅、水営駅などを経由する系統です。
183番は、都心側の始発は釜山大学校の近所で、1号線の温泉場駅、途中から4号線に沿うルートをとり、降車は東海線機張駅の停留所になります。

    • まとめ

南浦洞やその近くから機張へ向かうなら、時間こそかかるものの直行できる1003番の急行バスを使うといいでしょう。
そうでないなら、上述の釜田駅、巨堤駅、教大駅、ベクスコ駅など適当なところから東海線の電車に乗って機張駅で降りるといいでしょう。
釜田駅から機張駅までは30キロ弱、と東京から横浜までとほぼおなじで、バスよりは鉄道で移動するのが現実的な距離だと私は考えるからです。

    • 別記

ある時期、冬季のあいだだけですが写真の”釜山機張無料蟹シャトルバス”と車体に大きく記されたバスが走っていました。

市や国(釜山広域市、大韓民国)といった行政が用意したものと推測できる以外、車体に日本語のみで宣伝しているのはなぜなのか、乗車にあたり条件や資格はあるのか、など詳細がよくわからないバスでした。
このバスについての情報がウェブ上にほとんどないうえ、事後にCOVID-19のパンデミックが起きていますので、将来の復活、再設定はないだろうと考えておいたほうがよさそうですが、こういうバスが存在して気軽に使えると機張へのアクセスが容易になりありがたいですよね。
過去の話ながら、あまり紹介する機会もない目撃談のため話の種にしてみました。



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