マカオの新交通システムが今月・’20年1月末まで?無料開放中

澳門(マカオ)で新規に開業したLRT・澳門輕軌鐵路(澳門軽軌鉄路。以下、澳門軽軌。)が現在・’20年1月末まで、無料で試乗できるようになっています。

車両は前面展望のよい開放感あるデザインの2両編成。
ATO(自動列車運転)でドライバーがいないのは日本の新交通システムと同様です。
運転席や貫通扉だけでなくフロントガラスには中桟もありませんから、大きな一枚窓で眺望は抜群です。

各駅のスタッフがいる窓口へ行くと、深い青色のプラスチック製のトークンがもらえます。

つい先日までは窓口ではなく、(写真の右奥にあるような)折りたたみ式のテーブルとチェアが出され係員がそこに座り配布していました。

無料でなくなれば、これを発売機で運賃を支払って手に入れることになります。

普通運賃の現時点での最長距離区間(7駅間以上10駅間以下)が10パタカ(約140円)で、渡されるトークンには一律にその情報が入っています。
(4駅間以上6駅間以下は8パタカ(約110円)、それ未満が6パタカ(約80円)となっています。)

入場時はこれを自動改札機にかざします。
トークンの平らな面を改札機のリーダの面にちゃんと当てるようにしないと、反応してくれません。
かざすだけではおろか、(コインでスクラッチするときのように)一部分を当てるだけでもエラーになります。
日本の公共交通機関が採用している非接触型ICカードのような短時間に多数を処理する必要がある、密度も感度も高い利用は想定していない仕様と思われます。

出場時はオーソドックスな自動販売機に硬貨を入れる要領で、改札機の投入口にトークンを入れて返却します。
日本の鉄軌道ではまったく見られませんがこの、トークンの貸与によるフェアライド・コントロールはアジアでは多くの国で採られている方法です。

澳門軽軌の開通を伝えるweb上の情報では、無料なのはオープンした先月・’19年12月の終わりまでである旨の記載が散見されます。
(おそらく、予定ではそうだったのでしょう。)

マカオLRTタイパ線12月10日開業…年内は運賃無料、日本製車両が走る=現地初の鉄道 | マカオ新聞 – 澳門新聞 – The Macau Shimbun
https://www.macaushimbun.com/news?id=29691

しかしその翌月である、私がはじめて乗った1月つまり今月に入っても、対価の支払いなしに乗車できる状態です。
いつまでなんだろう?と思うのですが、公式のリリースでは現在のところ、1月までとなっています。

澳門輕軌股份有限公司 – Sociedade do Metro Ligeiro de Macau, S.A.
http://www.mlm.com.mo/station.aspx
――”Free Ride Offer: from the opening day to 31st Jan 2020″、とあります。

澳門輕軌股份という会社がどういう位置づけなのか、いまのところ私にはよくわかりません。
実際に現場のオペレーションを担っているのは香港鉄路(香港の鉄道を運営している会社。香港鐵路、港鐵、MTR。)の子会社である、”港鐵(澳門)”(MTR (Macau))です。

MTR (Macau) > Promotions > Free Ride Extended to Jan 2020
https://www.mtr.com.mo/en/WhatsNew/Promotions/Page-310
――”As stations and trains may be more crowded than usual”と記載がありますが正味の話、平日か休日かによらず現状は混雑とはほぼ無縁です。

12月までだったものが1か月だけ延長されて1月までになったようですが、再延長があるのかは不明です。
正直なところ、入出場や乗降車に利用者が困惑するほどの混乱はなく、なにかを周知させたり浸透させたりする必要性が私には感じられません。
無料にするオペレーション側の意図がわからないのです。

澳門軽軌の路線の概要については、あらためてリリースします。
なんにも調べず現地へ着き、いざ乗る段になって必要だった地理的なことを中心に紹介するつもりです。



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