ロング篇・青春18きっぷ期間外に大阪から東京へ東海道線で

未分類 鉄軌道/railroad railway

前篇(転クロ篇)・大阪から浜松まで(→参照

青春18きっぷの利用期間外の某日の午後に大阪駅を発ち、9時間強をかけて東京駅まで東海道線で移動したときの叙述です。
浜松駅までの4時間半を前篇(転クロ篇)として分割しましたので、今回のエントリは浜松駅からの後半の4時間半のことを記した後篇です。

夕刻から夜にかけての話になりますが、その日は土曜・休日ダイヤの運転日につき平日のように通勤から帰宅する乗客が多くいるわけではない点に留意してください。
平日であればもっと混んでいる可能性がある、という意味です。

  • 浜松18:08―普通→20:16沼津

浜松から県境に近い熱海まで、静岡県内をほぼ貫通する普通列車(462M)が5本めになります。
熱海まで乗らず手前の沼津にて降りるプランですが、それでも乗車距離は1本めの大阪から米原までの新快速、3本めの大垣から豊橋までの新快速よりも長いうえ、各駅に停まっていくため、今回のこの移動で利用する6本の列車のなかで座っている時間も5本めが最長です。

最短だと3連の列車がやって来る静岡県内の東海道線ですが、5両(3+2両)編成なら基本的に着席に困ることはないでしょう、朝の通勤の時間帯でなければ。
この列車(462M)は途中の駅における解結もなく、5両全車が熱海まで行きます。
211系のみの編成ではないおかげで、トイレもあります。
上の写真は、浜松を出る前に撮ったものです。

対してこちらは、静岡を過ぎて草薙に停まっているあいだの様子です。
浜松も静岡も県内の大きな駅ですが、多くの客を吸収しても満席にはなりません。
全員が座るわけではない(立つ乗客もいる)ことと、平日ではないこともあるでしょう。

同一のアングルで時間をあけて2枚の写真を撮ったとき、荷棚に置かれたものが変化していない、つまり(私のように)ずっと乗車している客がいる様子が青春18きっぷの期間中にはみられますが、浜松から連続的に座っているひとは私のほかにはこの車内にいませんでした。

定刻は20時16分のところ、沼津の4番線に20時17分に着きました。

さて、転換クロスシートにこだわるのであれば云云、といった話を前篇でしましたが(→参照)、できるならロングシートは回避したい、というひとには静岡からそれが可能な良案があります。

十数分後を追いかけるつぎの列車(846M)の、一部の車両の座席が上の写真のようにボックスシートなのです。
静岡を19時33分に発車し、沼津に20時31分に到着します。
4本めから5本めへの乗りかえを浜松ではなく掛川で行うのとあわせると、ロングシートによる移動は(462Mで掛川を18時36分に出て静岡に19時21分に着くまでの)45分間、とかなり短縮されます。
大阪から東京まで、トータルで9時間強の移動時間の1割未満ですからね。
ただし、乗りつぎは6回、乗る列車は7本、と手間は増えますので、こだわりがないならば浜松から沼津まで直通で行けるありがたい恩恵をそのまま受けましょう。

  • 沼津20:38―普通→22:39東京

5本めの列車を沼津で降りたのは、最後に乗る6本めの列車の始発駅が沼津だからです。
(5本めで熱海まで先行し、6本めに熱海から乗っても問題はありません。)

東海道線の熱海以東に直通する列車は、沼津の3番線か6番線から発車しますが、6本めの列車は6番線からであるため残念ながら地下道(写真の奥)か跨線橋によるプラットホーム間の移動が必要です。

ロング篇、と本稿の見出しを命名したものの、編成の最後方である2号車と1号車にボックスシートもあります。
10号車と9号車の座席にはボックスシートがなくロングシートだけですが、それはJR東日本の小山車両センターに配属された編成がこの列車を担当するためです。
(下の2枚の写真のように車両の側面の下端に、”宮ヤマ“と記されていればその編成全車が小山の所属です。)

もっとも、先頭に5両が増結される平塚において、15号車と14号車にもボックスシートが出現します。

22時39分、定刻どおり東京の7番線に着きました。
高崎線方面へ行きたい場合は、小田原から大宮までのどこかの駅にて直後の列車に乗りましょう。

なお、最終のスジに近いので日中よりも長めに待ちますが、東海道線から新宿を経由する系統もまだ残っています。
土休日ダイヤだと、始発駅の国府津を21時41分に発車する湘南新宿ラインの快速です。
(平日ダイヤの日には、横須賀線からの湘南新宿ラインのスジがあります。)
ただし、待ち時間が長いため速達効果はあまりないと思います。
(品川から山手線、東京から中央線に乗るほうが、渋谷、新宿には早く着くでしょう。)



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