韓国・ソウルのコインロッカーについて24時間ずっと利用可能なものの所在を、質問サイトや観光情報サイトで訊いている記述を見かけます。
比較的便利な場所で、東大門歴史文化公園と、江南・三成のCOEXと、この二つのエリアにそれらはあります。
ソウルの交通の結節点のひとつにソウル駅があり、構内にはコインロッカー(保管函)も当然ながら多数ありますが残念ながら、ソウル駅は真夜中の数時間だけ閉まっているんですよ。
(上の写真は3年前・2016年に撮ったものです。現在は微妙に時間が変更になっている可能性もあります。)
そこで今回は24時間の荷物の出したり入れたりが可能な上述の両エリアのロッカーうち、東大門歴史文化公園にあるものを紹介します。
2か所にあり、いずれも地下です。
双方は近接しており、場所は
・GOODMORNING CITYの前の歩道の真下
・東大門歴史文化公園駅の地下鉄2号線の改札に近い場所
というようにいずれも、”東大門エリアの南側”です。
東大門(興仁之門)や平和市場や地下鉄1号線の東大門駅などがある、”東大門エリアの北側”ではありません。
- GOODMORNING CITYの前の歩道の真下
GOODMORNING CITYの前の階段を降りたところにあります。
こちらのほうが、簡潔に説明しやすい場所にありますし、見つけやすいと思います。
GOODMORNING CITY(굿모닝시티、グッモニンシティ)のビルの前に、地下への階段があります。それを降りてください。深夜は上りエスカレータは動いていません。
階段を下がってすぐのこのコインロッカーまで、ドアやシャッターといった物理的な関門は皆無ですから、それらが閉じていてたどり着けないという危険はありません。
2時間おきに、小型のものは千ウォンという料金体系です。
大型は同3,000ウォン。中型は同2,000ウォンとありますが、この場所には中型に相当する大きさのロッカーは、ないようです。
- 東大門歴史文化公園駅の地下鉄2号線の改札に近い場所
東大門デザインプラザ(ddp)の敷地の南西です。
説明をしやすくするために、東大門デザインプラザのフロアの見取り図を記したサイト、
Zaha Hadid’s Dongdaemun Design Park & Plaza opens in Seoul
https://www.dezeen.com/2014/03/23/zaha-hadid-dongdaemun-design-plaza-seoul/
こちらに載っている、地下フロア全体の図面の画像を引用します。
赤い文字や記号はいずれも、元の画像に私が追記したものです。
2か所のコインロッカー(coin lockers)は太い丸(○)で、2か所の自動ドア(automatic doors)は矢印(↑)で指しました。
GOODMORNING CITYの前の階段を降りると先述のロッカーがあるわけですが、そのそばの自動ドアを通ります。
階段からの経路を太い赤い線(┃)で示しました。
右の壁に沿って道なりに進むと、もう1か所の自動ドアの先にそのコインロッカーはあります。
経路の途中、自動ドアは2か所にあります。
何十回とこの場所を私は通過していますが、これらの扉が真夜中に閉まっていたことは一度もありません。
ただ、ドアが物理的に存在する以上は上記の自動ドアが、深夜に閉じている不安も皆無ではないと思います。
もし万が一、閉まっていたら? 荷物を預けたり取出したりはできないのでしょうか。
いいえ、地下鉄の1番出入口の階段からアクセスすることもできます。
東大門デザインプラザへ降りる、地下鉄の1番出入口も兼用する階段は写真のとおり、施錠されていることなく深夜も利用することができるようになっています。
(西の方角を撮ったものです。正面に見えるのがGOODMORNING CITYの建物です。)
階段を下がっていき、左の壁に沿って進んでいけば、コインロッカーが見えてきます。
写真では右奥にちょうど、ロッカーを操作しているキャリーバッグを携えたふたり組の人影が見えると思います。
(その先・写真の右端に、上述の自動ドアも見えます。)
左に見えるのは地下鉄2号線の東大門歴史文化公園駅への扉です。終電後は天井からシャッターが閉まります。
しかし地上の1番出入口の階段からは、途中にドアやシャッターなど進めなくなるかもしれないものは物理的にありません。
江南・三成駅と奉恩寺駅のあいだにあるCOEXの24時間利用可能なコインロッカーについても、追って紹介します。(→参照)
東大門エリアのものより安い料金体系で、役立つと思います。
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