成田空港2タミから総武本線松尾駅へ路線バスで

バス/bus 未分類 空港/airport

松尾駅から成田2タミへ(→参照

“空港シャトルバス”という名の路線バスが、成田空港の第2旅客ターミナルから総武本線の松尾駅(千葉県山武市)の近所を経由し屋形海水浴場(同県山武郡横芝光町)の手前まで片道12本ずつ走っています。

空港シャトルバス | 千葉県芝山町ホームページ
https://www.town.shibayama.lg.jp/0000001252.html

バスの車体や停留所に表記があるように実務を千葉交通が担当しますが、運行しているのはルート上の自治体によって構成される芝山鉄道延伸連絡協議会です。

(納品用)シャトルバス時刻表チラシ
https://www.town.shibayama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1252/shatoruzikoku011001.pdf


https://www.town.shibayama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1252/shatoruzikoku011001.pdf

現金で支払う場合の大人の運賃は300円、PASMOをはじめとした全国相互利用サービスの対象である交通系ICカードで支払うときのそれは270円で、乗る区間によらず全線で均一、乗車時の先払いです。

成田空港の第2ターミナル1階の13番バス停より発車します。
南口1の出口か、上の写真の南口2の出口からターミナルビルの外に出ましょう。

地下に位置する、JRと京成の空港第2ビル駅からだと自動ドアの手前にある右手のエスカレータに乗り1階に着くと、右前方に13番の停留所が見えます。

その日の私が利用したバスは、発車の5分前にやって来ました。

空港を出た時点において乗客は私を入れて3人しかおらず、このバスを空港アクセスの手段として重視しているひとにとっては路線の存続について不安に感じてしまう少なさです。
――不自然に格安な運賃の設定から推測するに、そんな心配は杞憂でしょうが。

最初の停留所である芝山千代田駅には利用者はおらず、残念ながら通過です。
3人のまま乗客が増えることはないかもな、と思っていましたが、実際のところは若干ですが途中で乗車も降車もありました。

JRの松尾駅(上の写真の左奥)の近くには2か所、バス停が設置されています。
まず停まるのは”JR松尾駅南”です。
駅のプラットホームは目の前にありますが、駅舎が建つのは内陸側(線路の反対側)のみにつき300メートルばかり先にある踏切まで遠回りを強いられます。

もっとも、この停留所は――空港シャトルバスを利用して目的地へ向かうひとのために隣接して(無料と思しき)駐車場があることから考えると――パークアンドライドの結節点としての性格のほうが大きいようです。

松尾駅へは、つぎに停まる”松尾IT保健福祉センター前”にて降りたほうが歩く距離は短くて済みます。

松尾IT保健福祉センター前の停留所から松尾駅までは400メートルほどです。
ちなみに、JR松尾駅南で降りると駅舎までの道のりは約550メートルになります。

徒歩6分前後で松尾駅に着きました。

松尾駅から電車に乗る場合、同駅に出札の窓口はあるもののみどりの窓口ではないため乗車券類の発行が制限されている点、そもそも営業時間が合計で6時間強とかなり限定的な点、指定席券売機の設置もない点、を勘案しきっぷについては空港第2ビル駅などにて調達しておくことをおすすめします。
上の写真の自動券売機で買えるのは、1,690円の額面までの金額式の普通乗車券だけです。
もちろん、交通系ICカードで乗るのでしたらなんの問題もありません。

(余談ですが、プラットホームはこの駅舎に遠いほうから1番線、2番線と命名されています。)

松尾駅から空港第2ビル駅(や成田空港駅)までの普通旅客運賃は990円、と遠回りゆえ高額であるのに対し空港シャトルバスだと現金払いで300円、乗ることだいたい40分で2タミに到着です。
シャトルという命名でありながら運行はけっして高頻度ではないところを考慮しても、空港シャトルバスは使い勝手は悪くない交通手段だと思います。

逆区間である、松尾駅から成田空港の第2ターミナルまでの移動にもこのバスを利用しましたので、よろしければ過去の投稿も一読してみてください(→参照)。



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