蓮花口岸站(蓮花口岸駅、Lotus Checkpoint Station)やその周辺にて、マカオのLRT(新交通システム)・澳門軽軌を写真に収めるとすればこんなアングルがありますよ、という駅撮りの撮影地ガイド的な投稿です。
駅へのアクセスのために必要な、地図や接続するバスの停留所や路線についても最後に載せます。
- 蓮花口岸站の駅や周辺で撮れる澳門軽軌の写真
新濠影匯(スタジオ・シティ、Studio City Macau)の前にあるエスカレータないし階段を昇れば駅です。
ひょうたん(瓢箪)の形にくり抜かれた穴に沿って観覧車が周回している、あの建物ですね。
蓮花口岸站はこの写真の裏側・左奥です。
西岸の(中国大陸・珠海市の)横琴口岸のほうへ分岐(延伸)もできるように二股の構造物だけは建築されていて、ちょうどその地点を海洋站方面の列車が通過したところです。
避難通路(下記)や防犯カメラ(写真の右上)など、構造や装備を見ていただくために私は引きにしましたが、当然ながら倍率は上げて撮るべきです。
おなじ場所にて反対方面の、氹仔碼頭站へ向かう列車の後追いです。
この地点は避難通路が上下線の中間ではなく両端に設けられているので、通路の安全柵が邪魔になりません。
もっとも、車両の顔に駅舎の屋根の影がかかってしまっています。シャッターを切るのをもうちょっと遅らせて撮ればよかったのでしょう。
ところで、上の写真を見ていただけると比較的わかりやすいのですが、各車両の片側に2か所あるドアは開口がかなり大きめの設計です。
(’20年12月)現在、扉の横の長さが日本国内の鉄道の車両のなかで最大じゃないかと考えられる、東京の地下鉄東西線のワイドドアは横幅が1.8メートルありますが、間口はここまで広くないと思います。
プラットホームの反対の端も同様に、邪魔にはなりません。
しかし、(レンズを向けるのは北西の方角ですから逆光の心配はあまりないものの、)緑色に塗られた金属の枠が軌道の外側にあるせいで、車体に影が落ちます。
(ちなみに、氹仔碼頭站を発車して南へ折れるあたりにも部分的にこのような外枠があります(→参照)。)
余談ですが、’19年12月にこの新線が開通した時点において、東亞運站と蓮花口岸站とのあいだは澳門軽軌の最南端のセクションです。
路氹(コタイ)よりも南にある、路環島(コロアン島、コロアネ島)側はカジノの開発の手がおよんでいないため、自然をバックに走る風景が撮れる貴重な区間だと私は思うのですが、蓮花口岸站からの駅撮りだと上の写真のようにどうしても柵が車体にかかってしまいます。
近所、もしくはやや離れたところから望遠でもいいので、高いアングルより撮れるこのセクションの撮影ポイントがあれば私としては理想的です。
離島醫院站(離島医院駅、Island Hospital Station)が将来、路環島のほうへ行ける石排灣線(石排湾線)の分岐点として両駅間に開業するプランのようで、簡単な構造物だけはできています。
新駅がオープンすると駅撮りも可能になるのでしょうが、そのときまでに自然は残っているでしょうか。
最後に、駅のロケーションについてです。
Google先生に訊いてもまだこの新線は描いてくれませんので、Google マップ以外で情報を示してくれるサイトを3本、紹介します。
- 蓮花口岸站の駅の位置情報
●オープンストリートマップ
https://osm.org/?mlat=22.13951&mlon=113.55981#map=17/22.13951/113.55981&layers=T
バスのルートを表示させない、標準的なタイプの(レイヤーの)地図もあります。↓
OpenStreetMap
https://osm.org/?mlat=22.13951&mlon=113.55981#map=16/22.13951/113.55981
●バイドゥの地図
スマートフォンにて閲覧するときは、最初の画面で右上の”地图”をタップすれば地図が表示されます。縮尺は適当に広域にしてください。
●澳門交通資訊網
蓮花口岸 – 澳門交通資訊網
https://motransportinfo.com/zh/station/LOC
近隣のバス停として(’20年12月現在)、
・蓮花路/新濠影匯
――MT4路線が停車
・蓮花路停車場
――25B, 50, 701X、の各路線が停車
・蓮花大橋
――15, 21A, 25, 25B, 26, 26A, 50, 701X, MT4, N3、の各路線が停車
が示されています。
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