京葉線舞浜駅のホームが東西に拡張され使用開始

未分類 鉄軌道/railroad railway

京葉線の舞浜駅は東京ディズニーリゾートの施設群への実質的な最寄り駅につき、人気のそれらへの訪問客が集中する時間帯はプラットホームが混むのが日常です。
そこで、前後(東西)に1.5倍ほど島式のホームを拡張する工事が2020年より起工され、昨年・2021年のうちに完成しました。
竣工後もしばらく、変化はみられなかったのですが。

延伸部の供用がいつのまにかはじまっており、外観や改札内のサインが更新されていました。
使用開始は昨月の終わり・1月29日だったみたいです。

プラットホームを長くして下り列車、上り列車のそれぞれの停車位置を可能なかぎり遠ざけることによって双方の乗客の動線をだいぶ分離できるようになりました。
難を挙げるとするなら、蘇我や西船橋へ行くのに東京方の階段やエスカレータに乗る、逆も同様、という設定が直感的に混乱しやすい点でしょうか。
(深く考えないで表示のとおりに移動すれば問題はありません。)

既存のプラットホームのうち、延長により電車が停まらなくなった場所には柵を立てることになっており、蘇我方の1番線にはもう設置されていました。
上の写真の手前が拡張された部分、奥が既存の部分で、両者で柵の高さにちがいがあります。
写真の左は東京方面の2番線で、列車の本数も多いためほとんど混雑していません。

それに対し、2番線のほうには柵が未設置でした。
待つ客の密度が高めになるのはプラットホームのこちら側ですから本当ならばこちらの安全をまず確保してほしいところなのですがね。
写真の(右の線路の)奥に先頭が見える電車は、近づいているのではなく約50メートル先に停車中の状態です。

1番線にやって来る列車を待つ客が多く滞留するのは当然の現象といえます。
西船橋やその先の武蔵野線に直通する電車は1時間に3本か夜の多客時でも4本の運行で、西船橋へ向かう列車の本数を1としたら蘇我のほうへ向かうものは2、東京方面はそれらの合計で3となり大きな差があるからです。
しかも、武蔵野線の電車は10両編成にあらず8両編成です。

延伸された部分の供用開始後もこういった問題は根源的に解決していませんし、行楽客が使うであろうウェブ上のルート検索の結果には運行本数の多寡、乗客の粗密までは示されないため、”市川塩浜~西船橋の直通区間はできるだけ利用を回避する”と強調することに大きな意義があると私は考えるわけですが、それについてはいずれ、機会があれば。



コメント

タイトルとURLをコピーしました