WILLERのリラックスの夜行便で名古屋駅から新宿、池袋へ

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平日のある夜に名古屋駅の前を発ち、バスタ新宿を経由して東池袋のサンシャインシティまで走る、WILLER(ウィラー)のバスに乗りました。
運行の実務をニュープリンス高速バスが担当する、NP453便です。

名古屋駅の新幹線側から発車するWILLERのバスの停留所は2か所ありますが、ニュープリンス高速バスの便が使うのはビックカメラ前のほうです。
地下街のエスカのE6番出口の階段を昇りきってすぐの便利な位置に存在します。

バスがやって来たのは22時58分、と発車の10分以上も前でした。
この日の席の埋まり具合をWILLERの公式サイトの空席マップにて確認すると21時0分の時点における残席は10で、30名全員かそれに近い人数がこちらに集合していたことになるわけですが、待つひとが多ければ多いほど乗るのに時間がかかりますので、早い入線は本当に助かります。

NP453便は23時10分にビックカメラの前を出て、バスタ新宿に5時15分、池袋サンシャインバスターミナルに5時45分に着くスケジュールで走ります。
途中の休憩は3回あり、刈谷パーキングエリア(PA)に23時50分、静岡サービスエリア(SA)に2時0分、海老名SAに4時0分に入る予定です。

充当されるのはリラックスという、通路の左右に2+2列の座席が配置されたタイプのバスです。
通路側のアームレストと窓側の壁面には電源(いわゆるコンセント)が、一番前の01A、01B、01C、01D、の4席以外の36席にはフットレストが、それぞれ設置されています。
レッグレストと、写真の外ですがフード(カノピー)はリラックスのシートに標準装備の機構です。

さて、23時11分に名古屋駅の西側を発つとバスはJR、名鉄の線路の東側に移って南へ向きを変え、名駅インターチェンジ(IC)より名古屋高速道路に突入し都心環状線、大高線と進みます。
運転手の自己紹介とひととおりのアナウンスが終わり車内が減灯の状態になったのは23時25分で、このタイミングではまだ真っ暗にはなりません。
バスによっては荷棚の下に設置された頭上のライトを個別に点けることができますが、この日はその機能が殺されていました。

ちなみに、約4分の3の乗車率ながら客の多さで窮屈に感じたり、光の漏れ、音漏れ、話し声、などで不満に思うことは個人的にありませんでした。
空調も暑くも寒くもなく、快適に過ごせています。

名古屋南ジャンクションより伊勢湾岸自動車道に移ったバスは刈谷PA(愛知県刈谷市)に23時47分に着きました。
発車は0時5分、とフロントガラスに掲げられていました。

昼間は刈谷ハイウェイオアシスとして魅力のある人気の休憩地ですが、この時間になるとできるのはトイレへ行くか、自動販売機でなにかドリンクを買うか、喫煙か、ぐらいです。
コンビニエンスストアのファミリーマートだけが24時間営業らしいものの、私は見つけられていません。
移動をはじめてから1時間も過ぎておらず、それも日付の変わらぬうちの休憩入りで、乗客としては意義を感じにくい設定ではあります。

バスは0時5分に刈谷を出発、天井の照明の完全な消灯は0時8分でした。

1時50分、新東名高速道路の静岡SA(静岡市)で2回めのブレイクです。
わかりづらいですが、写真の中央奥に見える電灯の右のあたり、多数のトラック群のなかにバスは駐車しています。
発車は2時15分、と表示されており、実際に静岡を出たのも同時刻でした。

最後の、東名高速道路の海老名SA(神奈川県海老名市)にて休憩に入ったのは4時ちょうど、と予定どおりでした。
場所がなかなかなく、苦労しながら建物から遠いところにどうにかして駐車できた恰好です。

この時間帯における両施設の機能を比較すると、売店は静岡SAのほうが、フードコートは海老名SAのほうが、サービスは充実していると思います。
もっとも、なにかを食べるのだとしたら休憩時間として30分はないと厳しいでしょう。

4時56分に私が気づいたときにはバスはもう、首都高速道路の中央環状線を降り山手通りの交差点に停車中で、4時58分には自動音声とともに室内灯もオンになり、バスタ新宿(渋谷区)に5時4分に到着しました。
海老名発が4時21分、とほぼスケジュールどおりでしたので、バスタ新宿着も定刻になるのかと思いきや、早めに降りることができています。

こちらで大半がいなくなり、片手か両手でカウントが可能な程度の客が車内に残りました。
5時9分にバスタ新宿を発つとその1分後には天井のライトが消されました。
5時16分に新宿ICより新宿線に乗り、三宅坂、竹橋を経由して池袋線を北進します。

東池袋ICを降りて2分後の5時33分、池袋サンシャインバスターミナル(豊島区)に終着です。
一般道に出たわずか2分のあいだに音声のアナウンスが流れて室内が明るくなって、と環境が一気に変化しており、結果的に急かされますのでなんとかしてほしいところです。

なお、早朝のこの時間は地下鉄有楽町線の東池袋駅へ、サンシャインシティの館内から連絡通路を経由して向かうことはできません。
東池袋駅や各線の池袋駅などへの歩きは屋外の移動になるため、特段の理由がなければバスタ新宿における降車を私はおすすめします。



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