青春18きっぷの利用期間ではないある平日に、名古屋駅を朝一番に発ち東京駅まで、東海道線を普通列車だけで移動したときのことを記します。
途中、列車の乗りつぎがあるのは豊橋駅と熱海駅のみです。
名東間の全区間を転換クロスシート、またはボックスシートに座って移動しています。
- 名古屋05:29―普通→06:53豊橋
5時20分に311系の8両（4＋4両）編成の電車が東京方より入線し、分割の作業後、東京方4両のみのドアが発車の5分前である5時24分に開けられました。
（神戸方の4両は、下りの普通列車になります。）
名古屋駅を定刻の5時29分に発ち、各駅に停車しながら豊橋駅へ向かいます。
快速などの速達種別の列車が出はじめるのは、（曜日に関係なく）その約1時間後です。
写真のように名古屋駅を出た時点では席には余裕がありますが、金山駅において乗客はこの写真の2倍以上になりました。
刈谷駅や岡崎駅など、快速も停車する大きな駅では車内の人数が減ったり増えたりしていたのが、岡崎駅を発車したあたりからは増える一方に。
それまでは4分の3の座席が埋まる程度でしたが、蒲郡駅のあたりでは座席定員とほぼ同数の客が乗っていました。
6時54分、豊橋駅の4番線に1分の遅れで到着しました。
2本めの列車は、上の写真の奥のほうに見える7番線のプラットホームに6時56分に入線します。
（土曜・休日ダイヤの運転日の入線は、6時52分です。）
- 豊橋07:09―普通→10:23熱海
豊橋駅から熱海駅まで直通する、（2022年）現在で唯一の列車に乗ります。
6両（3＋3両）編成の前方は転換クロスシートの車両である313系8000番台が（原則として）担当しますので、名古屋から東京までロングシートに一度も座らずに移動が可能です。
途中駅における解結はなく、6両全車が熱海駅まで走ります。
上の写真のように、入線の直後こそ窓側にも空席はあったものの、朝の通勤や通学の時間帯らしく座席は少しずつ埋まっていきます。
とりわけ、7時9分に発車する数分前になって名鉄、東海道線、飯田線からの列車が着くこともあってか急激に乗客が増えました。
当然ながら浜松駅に近づくにつれて車内は混んでいくのですが、通勤よりは通学の乗客のほうが多い印象です。
7時43分に定刻で浜松駅に着き、私の乗る車両からは50人ほどが降りていきました。
磐田駅でも多数の乗客がいなくなりましたが、乗ってくる客で多いのは対照的に通勤客よりも通学客です。
つまり、学校が休みの季節には（部活動で使うひともいるのでしょうが）青春18きっぷが利用できる点を考慮しても座席はだいぶ確保しやすくなるものと思われます。
掛川駅において立っているひとも入れて座席定員の7割5分程度の人数にまで減りましたが、ここからは静岡駅まで乗客は増える一方です。
藤枝駅にて座席定員と同数ぐらいにまでなり、西焼津駅、焼津駅、と乗客を拾っていきます。
1分遅れの8時59分、静岡駅の1番線に着きました。
降りるひとは始発駅から終着駅までで一番多かったのですが、空席ができても立ったままのひともいて車内には座席定員をやや下回る程度の客が乗っています。
静岡駅では所定で9分間と長めに停車し、9時7分に発車します。
朝の通勤や通学の時間も終わりましたので以東はそんなに混雑はしない――と打ちたいところですが、それでも半分以上の席が埋まった状態です。
静岡駅から先において満席になることは一度もなかったものの、沼津駅に近づくにつれ再度、乗客は増えていきました。
10時24分、熱海駅の3番線に1分遅れて着きました。
階段、ないしエレベータでプラットホームを移動します。
- 熱海10:37―普通→12:28東京
5番線に15両（5＋10両）編成の電車が入線したのは10時33分、と発車の4分前でした。
ボックスシートは付属編成だと15号車と14号車に、基本編成だと2号車と1号車にあります。
（10号車と9号車にはないはずの編成なのですが、その日は10号車と9号車にもボックスシートがありました。）
小田原駅の6番線に着くのは、11時0分です。
新宿経由で高崎線に直通する特別快速が反対側の5番線に入線しており、この列車を先行させます。
特別快速は10号車と9号車にもボックスシートがある15両（5＋10両）編成で、途中の新宿駅に12時19分、赤羽駅に12時35分、大宮駅に12時50分に着きます。
籠原駅より基本編成のみの10連になり、終点の高崎駅には14時4分の到着です。
話を戻します。
都心に近づくにつれて車内は混んでいきますが、座らずに立つひともいたのもあって結局、東京駅に着くまでに10号車の座席がすべて埋まることはありませんでした。
12時28分、東京駅に定刻で着きました。
ここから先、赤羽駅には12時45分、大宮駅には13時1分、終点の古河駅には13時37分に到着します。
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