楽天グループの楽天カードが1年2か月後の2025年1月より、発行する楽天プレミアムカードの付帯サービスであるPriority Pass（プライオリティ・パス）の利用に年5回までの制限をかけます。
年会費有料カードの一部サービス変更のご案内｜楽天カード
https://www.rakuten-card.co.jp/info/news/20231101/
https://www.rakuten-card.co.jp/info/news/20231101/
楽天プレミアムカードの年会費は税込み11,000円で、Priority Passを利用する回数に制限のない（日本国内にて発行される）クレジットカードのなかでは最安値です。
（これよりも低額の年会費で、付帯サービスとしてPriority Passの発行を受けられるクレジットカードは何種類かありますが、いずれも利用の回数は有限になっています。）
カード会員にとって不利益となる今回の変更により、楽天カードは年会費の返金にも応じるみたいです。
これを機に年会費がより高めの他社のクレジットカードや楽天ブラックカードなどに変えるホルダーもいそうですが、今回の不利益変更の大きな原因が円安や、Priority Pass側（プライオリティ・パスやコリンソン）の意向にあるのであれば、ほかのクレジットカードについても類似の動きが容易に想定できるため、しばらくは様子をみたほうがいいでしょう。
なお、楽天カードのリリースは”海外ラウンジ利用年間5回まで無料”、と日本国内の対象のラウンジに入店するさいは回数にカウントしないように読めます。
しかし、成田や関西、中部など日本の空港のラウンジを使う場合だけは回数に入れない理由に妥当性は（常識的に考えて）ありません。
ゆえに、国内や海外のラウンジをPriority Passで利用できるのは年に5回まで、と解釈するのが正しいと思います。
この変更にあわせてサービスを提供する方法も変える、とリリースにありますので（物理的なプラスチックのカードを簡易書留の郵便で送るのには無視できないコストがかかりますから可能なら削減したいと考えているはずです。）、来年・2024年夏あたりの追加の案内に注目しましょう。
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